ちょっと体調不良だったことと雨を理由に数日間おうちに引きこもっていました。冷蔵庫に食材さえあればおうちで過ごす時間も好きです。それだけおうちが居心地がよく育っているということ。嬉しいです。でも、いいお天気になると、さすがに外出したくなります。おでかけ日和です。

最寄り駅でいつも(空港方面)とは反対方面の電車に乗るために、エスカレーターに乗ろうとしたらエスカレーターが止まっていました。よくあることなので歩いて上りました。ホームへ降りるエスカレーターも止まっていました。はい、素直に歩いて下ります。

エスカレーターが止まることは、珍しいことではありません。壊れているのか止まっているだけなのか…ときどき、節約で止めてるのと思うぐらい。それぐらいよく止ままっています。駅に駅員はいないし、張り紙もありません。エレベーターもあるので、お年寄りや赤ちゃん連れでも大丈夫。でも、今日はベビーカーや自転車と一緒の人で長い列ができていました。ホームも人がいっぱい。さすが、夏休みです。電車で旅をする人は確実に増えている気がします。大きなバックパックを持っている人も多いです。

車内がとっても賑やかです。電話で話している人がいても赤ちゃんが泣いていても嫌な顔をする人やいらいらする人はいません。電車が途中で行き先変更になっても人が多すぎて乗ることができなくても文句を言う人はいません。本当に自分と人との境界線がはっきりしているというか、個人主義が徹底しているというか。いまはわたしも気になることがなくなりました。自分がコントロールできないことを気にしても仕方がないと思えるようになったからです。この国に住むようになって、少しずつ生きやすくなってきた気がします。

最初は、日本と比べてたくさんのことにいらいらしていました。ことばが分からなくて上手くいかないこともたくさんあったし、差別されることもあったし。いまでももちろん上手くいかないことも差別に合うこともありますが、前ほどいらいらしたり落ち込んだりしなくなりました。この国に住むようになって、日本のよさにもたくさん気づくし、感謝、感謝です。

いまでもわたしは電車に乗るとき、可能な限りこの静かな(おしゃべり禁止)車両を選びます。この車両は年齢層が高めで、ひとりの人が多いです。本を読みたい人はここを選ぶことが多いのかもしれません。もちろんこの車両でも周りに配慮して(隣の人と)小声で話すことはできます。景色を楽しみながら電車でお出かけを楽しもう。