仕事に対するモチベーションの起源
6月のキャリコン技能士試験に向けて勉強中、
昔やっていたキャリア理論に加えて、
技能士試験過去問題から、今まであまりなじみが無かった
いくつかの理論を読みこんでいます。
そこで出てきたのが
職務特性モデル
(Job Characteristics Model)
これはなかなか的を得ているように思いましたので
自身の勉強を兼ねてご紹介したいと思います。
この理論、簡単にまとめると
面白い仕事に関わることでモチベーションが上がり
活き活きと働けると言うことを示唆しています。
モチベーション向上には
5つの要素があるとされます。
自分の今の境地を絡めてみると、
結構当たっているように思いました(笑)。
1.技能多様性(Skill variety):
単純な仕事ではなく、複数のスキルを生かせること。
企画立案などの創造的な技能が必要とされる、
仕事に携わる人はモチベーションが高いとされます。
→ 【今の自分】かつては、盛り込まれていたこの視点ですが、
現在は全くないですね。超単純業務です。
2.タスク完結性(Task identity)
工程の初めから終わりまでの業務全般に対して関われること。
部分的なかかわりでは、自分の仕事に対する立ち位置が
見えにくいので価値を見いだすことは難しい。
→ 【今の自分】管理職業務はこの視点が強い、
現在は全くないですね。超部分的な切り出し業務に従事中。
3.タスク重要性(Task significance)
自身が関わっている仕事を「重要」と思えるか、
これで仕事へのプライドが持てるに繋がるように思います。
→ 【今の自分】補助業務には重要性が無くはありませんが、
シニア向け業務の特徴として、ほぼ責任なしです。
4.自律性(Autonomy)
裁量度が高く、自身のやり方が認められる部分がある、
それによって自律的に仕事を進められること。
いわゆる裁量権がある仕事と言えます。
→ 【今の自分】細かく指示をされ、業務における裁量権は無し。
指示が細かすぎてやる気が減退する今日この頃です。
5.フィードバック(Feedback)
自分の仕事について第三者、職場では上司からの反応や
評価されることを意味します。自分の仕事への関わりが
実感できる、可視化できることでモチベーションが上がります。
→ 【今の自分】補助業務に評価はありません。
ただ単に時間を費やすことが求められます。
誉め言葉も、言葉かけも当然ありません。
現在の仕事(アラカン補助業務)に対しての感想、
やる気が出ないのは当たり前であることに
職務特性モデルの視点から確認できました。
年齢一律で仕事を振られてしまうと、
基本は最低限に合わせた業務配分になることが多いようです。
→ 60歳を過ぎると楽な業務が良いいよね?
こう言った固定観念で同一視されている? かな?
これではなかなかやる気が出にくいですね(苦笑)?
でも、仕事がもらえるだけでもありがたい、
これがアラカンの現実と認識しています。