何故、少子化に歯止めがかからないのか?
今日(2/28)の日経新聞からです。
出生数最少 75.8万人 昨年5.1%減
適齢期人口「2030年の壁」迫る
結婚適齢期の人口が急激に減少する
「2030年の壁」を超えると、
出生数の反転は難しくなる? そうです!
出生数が50万人を割るのは2070年以降としていた予想が
このペース(▲3.6%)で減り続けると
2035年に前倒しされるそうです。
コロナの影響があったことは間違いないとは思いますが、
それだけでは説明がつかない水準での人口減、
何が問題なのでしょうか?
まずは、一番の問題、若い方々が家族を作って
子供のいる家庭のイメージを描けない?
簡単に言えば夢が無い、希望が無い、お金がない、
そんなところでしょうか?
経済が右肩上がりだった頃の1970年以降
2000年になる前くらいは、夢もあったし希望も持てた、
それが故に目指す生き方が個人の中にあったのだと思います。
アラカンの小生が考えても今の時代は息苦しく感じるし、
歳をとったこともありますが、なんだか楽しくない昨今
→ あれはダメ、これはパワハラ、それはカスハラ
みんなが委縮してしまいますね、なので
先々に楽しい未来を感じにくくなっているように思います。
また、サラリーマンが増えてしまうと、
3世代で家族が一緒に暮らすことは難しくなります。
転勤、それも共働きだとバラバラになるのは当然の結果、
子育ても当然難しくなるし、余分にお金がかかります。
老人の孤独死も増えています。
この結果のひとつの形が少子化なのではないでしょうか?
保育所を増やすことは悪いことではないし
補助金も無いよりあった方が良いのですが、
根本的な対策になっていないので、
早々にそこに目を向ける必要があるように思っています。
年寄の政治家が自分都合で何でも決めてしまう今の日本
未来のことを考えている政治家がいてくれればいいのですが、
それがどこまでできるのか?
結果としての少子化問題の解消がそのバロメーターに
なって行くように思っています。