他人が決める、60歳以降の職場探し | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

他人が決める、60歳以降の職場探し

 

 

 

早いものでもうすぐ年度末、

新年度に向けてのアクションが必要な人は多いと思います。

先日ご紹介した『会計年度任用職員制度』対象の方々は

落着いて仕事ができる状況に無いように思います。

 

今の仕事よりも次の仕事をどうするか、

失業してしまう可能性もあるので、

気持ちが落ち着かないのが正直なところだと思います。

 → 不安になるのが当たり前ですね!

 

小生も4月以降の事が全く見えておらず、

任期が切れる3月末に向けて、

出向先の上司から

 

退職手続きの話が人事からありますので対応ください!』

 

横に座っている上司から

Teamsのチャットで連絡を頂きました。

 → よっぽど話をしたくないのだろうな?

   そんな思いで話すことなくチャットで返信、

 

『承知しました、お世話になりました。』

社交辞令、表向きはニコニコしています。

 → 最近では、こういった大人の対応をしないと

   XXハラと言われて揚げ足を取られる、恐ろしい時代です。

 

さて、小生の大きな問題は4月以降、何処で働くのか?

まだ正式に決まらないことです。

 

でも、これは致し方ないことだと思います。

何故か、それは採ってくれると手を挙げてくれる部署が

社内にはなかなか見つからないからだと思います。

何故見つからないか、これは簡単、経費の問題です。

 → つい3年ちょっと前は逆にその経費を管理する側だったので

   立場が管理される側に変わっただけ、

   経費が掛かるシニア引き取りはできればやりたくない!

 

残念ながら、今の日本は年功賃金、

20代のぴちぴちの方、どんなに能力が高い方でも

我々シニアよりもお給金はかなり低めに抑えられています。

ベンチャー企業のオーナーならいざ知らず、

多くの会社は世間の相場(世界的に低いことが問題)で

若い人を使っている現状があります。

自分の管轄にシニアを入れると経費が余分に掛かってしまう、

であればシニアは必要なしとして人事に申請して、

若い人の採用にかける、至極当たり前の状況になるわけです。

 

 

実力のあるシニアは会社を去っていきますが、

新たな職場で頂くお給金はシニア割引

たいがいの場合3割減の現状給与より大幅に安くなり

給与面で考えると仕事を変えるメリットがありません。

 

どうせつまらない仕事なら今のままで良いか

 

これがシニアのモチベーション低下に繋がっています。

 

真剣に働かない、

大事なことは問題を起こさないようにすること、

変えないこと、目立たないこと、残業しないこと(経費問題)。

確かにこれで給料はもらえるので文句は言えませんが、

この状態で仕事に前向きになれと言われてもなぁ~

 

シニアに対する仕事の振り方、

年齢ではなく能力で判断していただける社会にならないものか?

 → 与えられた仕事ができないのでクビ、

   そう言っていただく方が納得できる?
勿論、言われた時はショックだとは思いますが。

 

大学院のゼミでは、

ポストオフの問題、サクセスフルエージング、老齢発達心理学

こんなテーマでの研究をよく耳にします。

 

今の日本、一律年齢で切ってしまう制度、

なんか変ですよね?

 → 勿論切られない優秀な人もいるので、

   切られる自分の能力が低いことは認識していますが、

   いきなり辞令1枚で他人に決められる人生、

   これがサラリーマンと割り切ってあとどのくらいもつか?

   60歳を過ぎていろいろ考えている今日この頃です(笑)。

 

何処で仕事を切り替えるか、

現在模索中ですが、大学院で修学中の現在は

修了するまでは耐えようと思っています。

 → 大学院での講義、ゼミはとても楽しい!

   仕事に居場所感を見つける必要性は必ずしもないので

   仕事とは別の居場所を持つことが肝要だと思っています。