人生後半戦は幸せを感じる人が多いは、本当?
今日(9/29)は自宅で Well-being Leaders Summitを聴講
お目当てのMartin Seligman 教授(ペンシルバニア大学)の講演では
「ポジティブ心理学の父」の生の声を聴けたので良かったです。
かなりお年をとられた印象であり、日本人向けのスピーチでもあったので、
とてもゆっくりとした口調で、聴きやすい英語でした。
昨年、同じく「ポジティブ心理学の創設者」の一人でもある
Mihaly Csikszentmihaly 教授が他界されているので、
ひとつの大きな時代が変わろうとしている節目を実感しています。
Seligman 教授の講演では、
近年の目覚ましい(健康、医療、食生活、住環境、娯楽の)発展、
何をとっても昔より良くなっているはずなのに日本人の満足感は上がらない、
この背景からポジティブ心理学の取り組強化を推奨されていました。
日本人がやるべき主観的満足度向上への道は
MORE PERMA
(PERMAはWell-being の5要素)
具体的には、Well-being を計測できるようにして(見える化)
Well-being を介入させる取り組みを増やし
そしてPositive Education を推進することだと言っておられました。
こう考えると、日本は遅れていると実感します。
米国から10年程度は後じんにあると思います。
さて、今回のセミナーではWell-being の国内第一人者と言える方々も
講演されていたので、慶応義塾大学の前野隆司教授の講演も聴講しました。
前野先生の著書はほとんど読んでいるので、
講演内容に新たなトピックスは無かったのですが
著書の『実践ポジティブ心理学(2017_PHP新書)』の内容から、
幸福度が最も下がる40代~50代
以降で徐々に幸福度が上がる説明があり、
だとすると今の自分は幸福な方向に向かっているのか?
自分自身に問いかけてみると、
不幸じゃないから幸せなんじゃないか?
そんな思いを抱いています。
ただ、老後のことを考えると
必ずしも幸福な未来を予想できないところがあります。
それが老後の生活設計(要は軍資金です)、
仕事生活を終え年金生活に入ってからのことを考えると
年金だけでは食っていけるとは思えないので、
どうやって生活水準を維持するか、これは大きな問題でもあり、
大丈夫かな?
そんな思いが先行してしまいます(汗)。
とは言えPositive 思考であることは大切で、
前向きに生きる意味でもPositive 心理学を
学んでおく意味は大きいと思っています。
→ 現在修学中、修論のテーマはWell-being にする予定です。
そんな現状を考えると、
仕事の第一線は引退させられてしまいましたが、
→ 仕事のやりがいはあるとは言えない現状ですが、
まんざら不幸ではない、
意外に幸せな状況にいるかもしれません?