切手で巡る、東海道五拾三次
(6~9番宿場)
国際文通週間の東海道五拾三次完璧コレクションを使い
お江戸東京から京都までをおおよそ13~15日かけて歩く、
シミュレーションの2日目、前泊の戸塚からスタートです。
6番宿場 藤澤・遊行寺 15.平成21年(2009)10月9日発売
→ 戸塚から1里30町(7.19km)の距離
→ この構図は何と言っても江の島、遠景に大きく見えます!
7番宿場 平塚・縄手道 11.平成16年(2004)10月8日発売
→ 遠景の山の間に富士山見えます
→ 藤澤から3里半(13.72km / 20.91km)の距離
手前で交差する飛躍と籠を担ぐ棒を持った二人連れの駕籠かきは
当時の街道を仕事場とする人たちであり、
これを描いている広重の意図は 『仕事』 だったかもしれません?
8番宿場 大磯・虎ヶ雨 8.平成13年(2001)10月5日発売
→ 平塚から27町(2.94km / 23.85km)の距離
描かれている大磯は何故雨だったのか?
それは副題の『虎ヶ雨(陰暦5月28日の雨)』に由来しています。
曽我兄弟の敵討ちで知られる曽我十郎はこの日に討ち死にし
愛人の虎御前の涙がこの大磯の雨になったとされています。
虎御前は大磯の遊女で、彼女を知っている人にとっては
大磯の地が雨にうってつけの地だったようです。
これを雨の中の海で更に印象付けたともあります。
9番宿場 小田原・酒匂川 16平成25年(2013)10月9日発売
→ 最初の城下町、小田原宿手前に酒匂川の渡しがあります。
水の少ない10月~2月のみ仮橋が架かっていたそうです。
→ 大磯から4里(15.68km / 37.24km)の距離、かなり離れています。
ここでの描き方は、のちの『嶋田・大井川駿岸』、と、
特に『金谷・大井川沿岸』と比べると、
どちらがどちらかが分からないくらい似ている?
そんな印象です。
背景の山の色彩にも特徴があり、この後に控える箱根越えを
前もってイメージする効果を狙ったとする演出とも言えます。
→ 小田原は箱根の玄関口としてのイメージは
もしかするとこの頃には出来上がっていたように思います。
2日目の総歩行距離は 39.53km、
江戸からの距離は80.80kmとなりました。
連日の10時間行動、この日もかなり無理をして歩いたので、
結構疲れたと思います。
明日はいよいよ、難所とも言われる箱根越えになります。