若者の仕事感に変化,今やりたいことへのこだわり
今日(7/27)の日経新聞,首都圏経済からです.
首都圏の若者,仕事に充実感
大手を退職,企業に道
企業は流失対策,スピード重視
やりたいことができない大手に早々に見切りをつけ,
『石の上にも3年』すら待たずに起業する若者が増えているそうです.
起業も転職の内数
年齢分布に対する20代の転職比率も年々増加,
転職をする人の内の20代の若者は5人に1人
30代までを加えると5人に2人と,
かつての転職感が若い人を中心に変わってきていることが
マイナビのデータに示されています.
『転職は前向きな行動』 と回答した割合は
20代男女がそれぞれ70%と高かったそうです.
転職することが当たり前の時代になりました.
日本は欧米に比較して30年以上遅れていましたが,
そんな転職肯定組が大多数になったわけです.
企業側にも人材流失を食い止める施策が求められますが,
従来とは異なるやり方になっているようです.
娘が今春就職する会社には退職金の概念がありません.
その分給与水準を上げると言った考え方です.
頑張っている今を評価していると言えば当たり前のようですが,
会社に残れば残るだけ得をする旧来の日本的雇用を常識とすると,
会社側の雇用に対する考え方も変わっているように思います.
それを若い人が受け入れているから雇用関係が成り立ちます.
『会社は辞めたら損』 → 今風に考えるとどうか?
こういった考え方は会社にぶら下がる人を増産します.
仕事は無くても,定年後もとりあえずPCの前に座ってさえいれば
給料日にお金を振り込んでもらえる,やりがいなんてないけれど...
今の若い人たちにはこういった選択肢はなくなると思います.
今の若者は,働いた時に働いた今を評価してもらいたい,
仕事には自身のやりたいことができる環境を求める,
先々のことを保証してもらうよりも今をリアルに見てほしい!
そんなメッセージをなんとなく感じています.
娘もそういった感覚で就職してくれたことに
昔人間の小生もポジティブな驚きを感じています.
単に大手を目指すありきたりの就職ではなく,
やりたいことから就職先を探す考え方は,
娘のキャリア形成のスタートとして悪くはないなと...
まぁ~,親ばかですけどね(笑)!