文科省局長受託収賄の裏側 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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文科省局長受託収賄の裏側

今日(7/6)の山梨日日新聞からです.
世間を騒がせている元局長は,
2015年の山梨県知事候補として名前が上がるほど,
山梨県では知らない人がいないくらい有名な方です.
山梨大学副学長まで勤めています.

  私大支援事業 専門家が審査
   「不正の余地なかった」

問題となっている 「私立大学研究ブランディング事業」 の選考過程は
対象校の選定から複数の専門家が入り審査,点数化します.
それを基に大学学長らが委員を務める委員会で決定するそうで,
その会合に元局長は参加していなかったそうです.

そもそもいたとしても,
特定の大学を不自然に持ち上げるような委員はいなかったし,
そんな意見が通る場でないと,会合の委員からのコメントが
新聞紙面上に出ていたので,そりゃ~そうだよな...
そう思った次第です.最近の仕組みはそれほど脆弱ではない?

ただ,大学側の学長が関与を認めているような話もあり,
学長に対してモノが言える雰囲気はなかった東京医科大に,
先日の日大アメフト部の危険なタックル問題と同じ構図,
権力をにぎってしまうと,それに対して周りが何も言えなくなる,
ガバナンスが正常に機能していなかったことを推察します.

権力を握った人の思い通りにしかことは進まなくなる?
これはどこの組織にでもあることです.
だから権力争いが絶えないともいえる...

この話,裏で足を引っ張ろうとする思惑があるようで,
裏口入学の話は事実としてあったのかもしれませんが,
狙いはそこではなく,来年に迫る山梨県知事選挙,
自民党候補と名前が上がる可能性のあった元局長を
選挙前に完全に潰しておくどなたかの狙いがあったのではないか?

山梨の自民党は現在バラバラですが,
一枚岩になられる候補者が出ると不都合な思いを持たれる方は
結構いるように感じています.

そんな深読みをせざるを得ない今回の一件に,
世の中は足の引っ張り合い,嫌な世界を見たように思います.