『言葉』,『本音』,『行動』 と 『直観力』 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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『言葉』,『本音』,『行動』 と 『直観力』

山梨日日新聞で隔週の水曜日に掲載されている
熟練精神科医の北村絢子さん執筆,
Dr.あやこ精神科医のしあわせ論は,
とても楽しみにしているコラムです.

2018/5/16 掲載の 『直観力』を磨くコツ について,
素晴らしいお話がありましたので,紹介します.

 『言葉』 と 『本音』 と 『行動』 が
  できる限り一致する生き方を続けることで,
   直観力はどんどん磨かれる.

 とりもなおさず,自分の願いが実現しやすい,幸せへの近道でもある.

とても分かりやすい例があります.
子育てにおける親の言葉と本音を表す表現に食い違いがあると,
子供はどちらの情報を信じていいのか分からずに戸惑うとあります.
そういった子育てが続くと,直観力が働きにくい人間になってしまう!
子育てに対して,どこまで,子供に対して真正直に向き合えたかは,
子供の性格を決める大きな要因に繋がると言うことだと思老います.

実はこれは子供だけではなく,大人にも言えることで
組織文化や価値観を形成する要因となるように思います.
組織に所属して,常に我慢して,相手に合わせていると,
 → 納得できないことをやらされ感でやっていることが習慣化され,
   それが当たり前になると,その組織の文化として,
やらされ感的関係が構築される?

次第に自分の本当の気持ちが分からなくなり,
自分の本音は一体何だったかが追えなくなってしまうとのことです.
これは,自身の脳が混乱に陥っていることを示しています.

脳の混乱に 『予期不安』 という心理状態があるそうです.
脳が 『もし,不安発作が起きたとしたら,不安に感じる』 状態で,
ポイントはこの仮の心理状態は,実際に起こった場合との識別ができない.
脳にはできない,困難な心理状態があると言うことです,
 → 脳は 『想像』 と 『現実』 の区別ができない.

直観力を磨くには,自分の能を混乱させないことも重要だとあります.

そのために,北村先生は,常に自分に正直にあることの重要性を説いています.
心に正直な行動をとると言うことです.
心に嘘をついた行動をしないと言うことです.
納得もしていないし,やりたくもないのに,やらされ感でやることは
これに反している,正直ではなく,偽りの行動と言えます.

 『はっきりモノを言い過ぎる!』

小生も良く言われます.
これは必ずしもいいことばかりではないのですが,
半面,裏表のない,
常に自分に対して正直であることの裏返しでもあります.
これは世間体を気にしたお付き合いにおいて,
時には関係性を悪くすることにもなりますが,
直観力を鈍らせないことに繋がるようです.

 認知と行動の関係性を表す一面だと思われます.

世間体を気にしすぎる生き方は,直観力が鈍った状態を導き,
種々の弊害を招くそうです.特に直観力を要する局面は,
人生における種々の局面に際しての選択を要する場合です.

人生の選択に正解は無いので,直観に頼るしかないからです.
その直観力が鈍ってしまうと難局を迎えた際に乗り越えられない,
局面ではうまく行かない場合が多くなる?
そんなリスクを背負っていることにも繋がります.
 → 人生,うまくいかないなぁ~ の背景かもしれない?

自分を抑えた行動で世間体を気にして荒波を立てないが,
直観力を鈍らせている自分と,
自分に正直であり,直観力を鈍らせないことで,
ある面世間体を犠牲にするか,
どちらが一概にいいとは言えませんが,
その選択は既に各自でしているが故の
今の自分だと言うことは間違いないと思います.