仕事に対する日本人の美学,今と昔
今月(2017/12)の日経新聞,私の履歴書
江夏豊氏の1970年代当時の話からです.
巨人との首位争いで体をボロボロにして投げていた
当時の苦労話が綴られています.
肩,肘を痛め,心臓を病み,体はボロボロ.
それでも337回3分の2を投げた.
8完封を含む21勝17敗を挙げた.
村山さんの恩に報いたい,とその一心だった.
休みたい,でも休めない,チームの為に....
これが日本人の仕事に対する美学だったように思っています.
自己犠牲無くしては日本人としての
組織での強さは無かったはず?
翻るに昨今,働き方改革が間違った方向に行っているように思います.
育児をしながら働く女性を支援するはず,もしくは男性も育児に加わる,
介護を抱える家庭を支援する,そんな中での休暇を取りやすくする.
これが本質だったはずなのに,有休をとる権利が先行している?
働く側が休みを取る側に気を使わなくてはならなくなっている?
それはちょっと違うんじゃないだろうかと思います.
その間違いの典型が プレミアムフライデー,
無くなりつつあるものの,これは超愚策ですよね!
休むのであればご自由に,強制しないでほしい!
体をボロボロにして働いた時代の方が,
生き生きしていたと実感するのは,今の時代でいうと
時代の変化についていけていない?
そんな自分をどう考えるべきか,非常に悩むところです.