23区格差 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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23区格差 (池田 利道著 /中公新書ラクレ)

 地方からでは知りえない23区の地域性の紹介は面白い!

東京に居住したことのない者(地方在住者)からすると,
東京はひとまとめで見ており,23区は一つで同じだと思っていました(反省). 
本書は,都内居住者か,地方居住者かで受ける印象はかなり違うのかもしれません? 
田舎で暮らす者からすると,結構発見できた知識は多かったように思います.
 → さすがに八王子などの周辺市町村は別だとは思っていましたが....

と言う訳で,本書に書かれている東京の実態は実にショッキングで驚きました.
定年後は都内に移ろうとも考えているので(仕事を求めて!),
本書を読んで,単に東京のどこでもいいから移住するのではなく,
賢く居住地を決めなければならないと強く感じ入った次第です!

 地域的思想,行政サービス,地政学的視点,地価 など 考えよう!

過去のからの歴史を引っ張り,東京23区という狭い区域ですら,
今の現代においてもこれだけ違っているんだから,
広い日本では地方性が出るのも当たり前,
何事もひとくくりで考える事へのリスクを再認識できました.
歴史の在り様についても再認識できたように感じます.

田舎暮らしが長い小生のような人間(いわゆる田舎者)には必見書のように感じます.
都心部にも都心部なりの課題があり(地方にはない悩み?),
都心部の中にも勝ち組(この表現は正しくなく,好きになれるorなれない?)と,
そうはいっていられない種々の区,差し迫る事情と課題を知ることができました.
 → でも,(過疎化が著しい)地方に比べると全くましだとは思います!

 本書を一読すると,東京を見る目が変わる人が何人かはいると思います!