地方からでは知りえない23区の地域性の紹介は面白い!
東京に居住したことのない者(地方在住者)からすると,
東京はひとまとめで見ており,23区は一つで同じだと思っていました(反省).
本書は,都内居住者か,地方居住者かで受ける印象はかなり違うのかもしれません?
田舎で暮らす者からすると,結構発見できた知識は多かったように思います.
→ さすがに八王子などの周辺市町村は別だとは思っていましたが....
と言う訳で,本書に書かれている東京の実態は実にショッキングで驚きました.
定年後は都内に移ろうとも考えているので(仕事を求めて!),
本書を読んで,単に東京のどこでもいいから移住するのではなく,
賢く居住地を決めなければならないと強く感じ入った次第です!
地域的思想,行政サービス,地政学的視点,地価 など 考えよう!
過去のからの歴史を引っ張り,東京23区という狭い区域ですら,
今の現代においてもこれだけ違っているんだから,
広い日本では地方性が出るのも当たり前,
何事もひとくくりで考える事へのリスクを再認識できました.
歴史の在り様についても再認識できたように感じます.
田舎暮らしが長い小生のような人間(いわゆる田舎者)には必見書のように感じます.
都心部にも都心部なりの課題があり(地方にはない悩み?),
都心部の中にも勝ち組(この表現は正しくなく,好きになれるorなれない?)と,
そうはいっていられない種々の区,差し迫る事情と課題を知ることができました.
→ でも,(過疎化が著しい)地方に比べると全くましだとは思います!
本書を一読すると,東京を見る目が変わる人が何人かはいると思います!