大学付属校という選択 早慶MARCH関関同立
(おおたとしまさ著 / 日経プレミアシリーズ新書 )
大学入試改革の一つの方向性
大学への内部進学はいいこともあるので
それをめざす人もいるし,めざす必要のない人もいます.
こう言った考え方もあるという面から読めばいいと思います.
自身が接点のない大学が,そう言う側面もあるんだ...?
という(知らない)事を知る機会になるのは,
異文化を知る視点からも面白く感じます.
内部進学率の高さが学校全体としての
結束力の強さを示しているというか,
大学に対するブランドイメージの善し悪しに
繋がっているようにも思えました.
→ 嫌なら上に上がらないので....
附属高校からの充足率
1.慶應義塾 22%(1,422 / 6,541人) 系列高校:5
2.同志社 16%(1,058 / 6,528人) 系列高校:4
3.早稲田 15%(1,424 / 9,345人) 系列高校:7
4.中央 15%(872 / 5,878人) 系列高校:4
5.立教 12%(563 / 4,687人) 系列高校:5
6.法政 12%(908 / 7,774人) 系列高校:3
7.明治 11%(800 / 7,321人) 系列高校:3
8.立命館 11%(896 / 7,824人) 系列高校:4
9.関西 10%(660 / 6,851人) 系列高校:3
10.青山学院 7%(319 / 4,439人) 系列高校:2
11.関西学院 5%(312 / 6,151人) 系列高校:2
慶應の組織としての結束力が他大学に比べると
頭一つ抜けていることをデータからも
本文の記載からも納得させられました.
→ 慶應に接点のない小生からは興味深い内容でした.
何故か? 学習院,上智,ICU等が入ってもいいのでは?
入っていないことは紙面の制約上かもしれませんが,
であれば,もう少し絞って特記するのも一手かもしれません?
とは言え,
日本的な大学への考え方の一面を見られたように思えました.
子供の進学を考えている方には参考になると思います.