何も変わらないだろう山梨の県知事選挙
今日(1/24)の山梨日日新聞からです.
山梨大学理事 田中正男氏の展望 「地方創生」に
山梨県の創生に関して,山梨県の産業構造から考察を加えています.
山梨県総生産の業種別比率は機械製造をはじめとする
製造業とサービス業が拮抗しており,全体の50%を占めています.
→ ただ,現在は製造業比率はかなり下がっている可能性大!
続いて不動産業,卸売り・小売業,建設業と続きます.
従業員比率ではサービス業が30%と最も多く,
次いで製造業,卸売り・小売業と続いています.
県内は主産業として製造業とサービス業が
これまでは雇用を確保してきましたが,ご存じの通り,
県内製造業は衰退の一途,ルネサス甲府の撤退で県内製造業の雇用は
1000人レベルで無くなりました.家族を入れるとその4倍程度に影響
下請け関連業者を含めると,10倍程度のインパクトが予想できます.
→山梨県人口が84万人を切っているので,県人口1 %以上に影響か?
製造業は世界での競争ありき,県内の内需に頼った生き方は出来ないので
他府県,県外企業,外国との連携が苦手な山梨県には
ふるさと創生の術にはなりにくいとの予想が立ちます.
であれば,結論は簡単,サービス業による県内の内需拡大
→ 県内に人がいる限りサービス業が不要にならない!
これしか山梨県が生き残る術はないように思います.
コラムで田中氏は 「地方創生は全国一律の施策で実現することは難しい」
と述べられていますが,おそらくこれに異論を唱える人は少数かと?
であれば,うち向きな山梨県の特徴を加味して
サービス業の内需をこれまで以上に強化,
ヒトが集まらない駅前再開発のような無駄なことを辞めて,
ヒト(特に若い人)が集まる昭和町に資源を集中(リニアも来ますし),
イオンの増床を早々に進め,頼若者が集まる場所を拡張する.
そこに雇用が生まれ,年配者でも働ける環境作りを進めるのが得策かと?
「地域産業の実情やその潜在力,そして地域の自然環境,
人的資源等を熟知する地域だけが,
その特色や潜在力を生かした独創性のある
再生策を打ち出せる.」
あり得ない,実現不可能な理想論を並べる現状を変えなければ!
→ 横内県知事はリニア駅周辺の商業地としての開発はしない
駅前が更に廃れるのは避けたいと言っていました.
→ これに対して勝間和代氏がそれは間違っていると一括!
(2013年12月1日 リニアで山梨はどう変わるか?討論会にて)
聴講していて,この県はダメだな,諦めムードです.
今回の山梨県知事選,山梨県が変わることを期待していましたが
なかなか厳しい現状を突きつけられています(おそらく変わらない?).
→ 横内県政の継承が基本理念か?
甲府市長選も現職の宮島市政の継承を基本理念に
県議の樋口候補の優勢が動かない状況,結局何も変わらない?
市長選では,小生は改革派の候補に投票予定ですが,
県内の選挙は限りなく低調ムード,おそらく投票率は過去最低に
県内の多くの人たちは諦めているかのようです...
これら低調ムードが低調な山梨県を諦めムードにしている?
何も変わらないから何も期待できない...みたいな?
人口80万人切れは予想以上に早く訪れると予想します.
→ 10年はかからないでしょう?
この予想がはずれることを期待しますが,今のままでは...