富士山美化活動
今日(9/23)は秋分の日,でも会社は出勤日でした.
と言う事で会社にお休みを頂いて(この日に会議を入れないように苦慮),
富士山の美化活動ボランティアに参加してきました.
第34回 富士山麓を歩こう 健康づくり美化ウォーク
(山梨日日新聞主催,富士吉田市協賛,その他JTも参画)
富士山の麓をゴミ拾いして歩く美化活動を利用して健康づくり促進
一石二鳥の取り組みに500名を募っていましたが,参加者は100名強,
なかなかボランティアが集まらないことが実態です.
ご存知のように
富士山はあまりの汚さに自然遺産には指定されず,
結局は文化遺産として登録されました.
また,昨今の新聞紙面にあるように,
5合目当たりから巨大なゴミが流失したり,
人が歩かない所は過去の糞尿が凄く酷い等,
あまりいい話を聞きません(涙).
何故この美化活動に参加したかというと,この実態を見たいと言うことと,
そして少しは世間の役に立ちたいと言うことからです.
加えて,運動不足の家内を歩かせることも目的のひとつでした(汗).
朝8:30に富士山麓にある 冨士パインズパークに集合
受付,開会式,準備体操の後に
9:30 から歩き出し6km の道のりを11:00くらいまでかけて
ゆっくりゴミを拾いつつ歩きました.
小生はゴミ袋いっぱいの空き缶とたばこの吸い殻を拾いました.
→ 毎年ゴミは減っているそうで,以前は凄かったそうです?
実はこの会合,JTがスポンサーとしてかなりたくさんのお金を援助しています.
歩いてみて分かったのですが,自然を汚している一番多いゴミはたばこの吸い殻
これの多さには改めて驚かされた次第です.その次が空き缶,
要は JT が関わるビジネスが自然破壊に繋がっていると言えなくはなく,
これを意志してか? JT は美化活動に必死に取り組み,
会社イメージの維持を目指して日夜努力しています.
あくまでも結果論ですが,自分たちが作った製品で地球が汚れることを
望む会社や個人は存在するはずが無く,不幸にして望まない状態が
発生していることに対してのJTの活動は,
自身が置かれている状況を良く理解した適切な対応だと思いました.
ただ,これはJTだけに限られた話では無いと思います.
社会が変わり,考え方が変われば,これまで許されていたことが許されなくなる,
たばこのポイ捨ては今は許されない行動になっていますが,
まだまだ過去の習慣を持ち続けている人はいると言うことでしょう...
煙草の吸い方には人柄が出るといいます?
さて,2時間弱歩いたゴールは山梨県富士山科学研究所
少し休憩をはさんで研究員の北原さんから
『世界文化遺産・富士山の自然生態系の特徴と 環境保全管理の課題』
と題して講演頂きました.富士山の持つ生態系の特殊性や
(アルプスと富士山では生息する動植物が全く違うそうです!)
温暖化による生態系の変化(見方によると崩れ)について
実例を示しつつのご説明,大変面白かったです.
13:00 頃に解散
(帰りのバスに乗り遅れて,山日記者の方にスタート地点に送ってもらった),
その後山中湖の湖畔でランチ,
なかなか感じの良いカフェがあったのでついつい奥さんと長話,
その後,これまで名前は聞くモノの行った事がなかった
忍野八海(湧き水で有名な)によって帰宅したのは
18時過ぎになってしまいました(疲).
仕事とは異なる疲れは残っていますが,
心地よい疲労感は気分転換にはいいものです.