休暇中にゴルフをしていたことは悪いこと?
広島の土砂災害に対して,安倍首相が休暇中にゴルフをしていたことに
一部から批判が出ています.民主党の海江田万里代表は
「もっと真面目にやってほしい」と批判しています.
この背景には ゴルフ=究極の娯楽 なる固定概念が今なお残り,
緊急時に究極の遊びをするのは不謹慎だ! となるようです.
ただ,新聞紙面を読むと,安倍首相は8時過ぎから富士河口湖の
ゴルフ場で森喜朗元首相とラウンド開始,
午前9時前に広島市の土砂災害による死者発生の一報を
受けたのでラウンドを早々に切り上げ帰京を即決したとあります.
(確かに土砂災害の一報ではラウンドは中止していない)
確かにラウンドはしていますが,
被害による死者の報告を聞くまでの1時間にも満たない時間の話であり
死者発生の一報を知るに至りラウンドを切り上げたことは
首相の行動としては適切だったと思います.
それでも批判されることに,ちょっと残念な印象を持ちます.
安倍首相だって,朝一から広島被災による死者発生の一報を
聞いていれば,その段階でラウンドは中止していただろうし,
そもそも夜中に起こってしまった災害の情報を朝一で収集できず,
それも休暇中の出来事,1時間後に修正できているのですから,
そこは認めてあげても良いように思います.
森元首相: 「あの時は大変なことになった.早く戻った方が良い」
→ このアドバイスには説得力があります!
ちなみに,今回の安倍首相の休暇前は休み無しで海外渡航
それも国を代表して国内企業のトップを伴いトップセールスの重圧,
精神的に大きな負担を伴う業務,休みも満足に取れなかった首相に
ようやく与えられた休暇中の出来事に,ゴルフ=悪 として
門切り型の批判するのはいかがなモノでしょうか?
以前ゴルフ産業に関わる方からもらったコメント,
「不況の際は最初に切られるので,商売は厳しい...」
「ゴルフをすることは贅沢の極みとの印象が根強いんです.」
→確かにそうかもしれないけれど....
ただ,これで生計をつないでいるヒトもいるので
余りにも一面的な見方で批判するのは
少々酷なような気がした朝一の記事でした.