業績の勝ち組と負け組 | 都の西北 / 山梨 / 甲府 / 愛宕山からチトフナ(世田谷)に!

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2004年12月に山梨県に移住,15年を過ごした後に
2020年3月に世田谷に引っ越しました!

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業績の勝ち組と負け組

久しぶりに,今日(3/13)の日経新聞朝刊からです.

 トヨタ,満額回答へ  一時金
  日立も昨年実績上回る

一昔前であれば,業界ごとに業績差が出る傾向がありました.
自動車は良いけど,電機は厳しい,小売りは悪くないがベースが低い
みたいな範疇で分けるが故に,ポーターの『ポジショニング』が注目されました.
 → 簡単に言うと,業績の上がる業界,分野での活動が競争戦略の一端

ところが,時代が経つにつれて,これも変わってきているかもしれません.
自動車で言うと,マツダを除き大手が全て満額回答になりました.
トヨタは5ヶ月+30万円(205万円),労使交渉に満額回答で答えられる
業績を確保出来たと言う事でしょう.
 でも,そうでない会社も同業であるということです.

電機業界は,昔で言う総合電機の日立,東芝,三菱は
半導体を辞めた日立(5.35ヶ月),三菱(5.22ヶ月)が満額回答に近い状況です.
東芝は半導体が悪いモノの,その他の事業で何とか黒字確保,
これが出来ないのがパナソニック,シャープ,富士通と言ったところ,
大幅赤字決算になる見込みです.
天下のNECもかつての輝きが戻るとは思えないレベルです.
 三洋電機は無くなり,エルピーダは破綻,会社が残っているところは
 まだマシなのかもしれませんね?

 東京電力,関西電力は一時金支給なし,ルネサスもそうらしいですね.

同様なビジネスをしている企業の業績に何故これだけの差が付いてしまうのか?
不思議なようで実は不思議ではないのです.
これは経営者の先行きに対する目利き(経営センス)というか,
会社の導き方に違いがあると思います.

昔は何でも創れば,その商品は売れるのが当たり前,
人口は増えるので内需は上がるばかり,増産=増益 といえる形態.
ところが昨今はモノが余ってしまい,どんなに良い製品でも
顧客ニーズに合わないと売れないのが実態,投資回収は以前より
格段に難しくなっています.棚卸,生産計画の精度もこれまで以上に重要です.

企業に勤める社員一同は,経営者の方針に従い
大概の人は一生懸命に働きますが,その示された方向性が
時代の流れに合っていれば給与が増え,ボーナスももらえ,
会社で働くことも許されますが,そうでなくなると最悪の場合,
職を失うわけです.
その責任が最終的にどこにあるかは明確には確定できませんが,
責任のない人が責任を取らされることはあるようです.

 毎年春の一時金交渉,
 自身はどうかと考えると,もらえるのであればありがたい,
  毎年このループから抜け出せない状況でしょうか...

  ボーナスが増える希望を出せる会社は
   この時代,やっぱり凄いんでしょうね?