本漆喰…


本物の漆喰…


本物って、


何だろう。



ずーっと、思って来たのですが、


やっと、やっと、


自分なりに、言葉に。



結論から言うと、


大きく分けて、

本漆喰とは、2通りかなぁ。


①伝統左官

②現代左官


によってだいぶ異なる。


伝統左官をやってる職人が

本漆喰というときは、


少なくとも、

自然素材しか使われてない漆喰で


元来の漆喰に限りなく近いもの。


元来な漆喰は、

消石灰、糊、麻や藁すさ

が原料。


糊は、海藻から炊くとは、

それはもう、最高級本漆喰だけど




粉末の海藻糊や、

炊き糊に防腐剤入一斗缶もあった。




現代左官をやってる職人が

本漆喰というときは、


消石灰を主成分とするもの。


糊剤は、メトローズという

化学品がよく使われておる。




化学品といっても食用にも使われてる。


つき詰めていくと、

安全て何だろうーてなるので、

化学のことは良く分からないですが。



それで、明らかに、

本漆喰ではないもの、と思われるのが


糊剤が樹脂だったり

消石灰に珪藻土が混ぜてあったり


その材料の良いとこ取りして、

化学の力で混和してるものや


メトローズで材料づくりの作業を

短縮したもの。

ある意味、メトローズは職人の味方。






というあたりっぽい。


まぁ、やはり、言う人によって違う。


伝統左官から現代左官、DIYまで

いろんな現場に関わったけど、



結局、漆喰ぬった空間が

気持ちよかったら良いという


そんな答えに行き着いてしまったー笑



ちなみに、私の今は、現代左官です。


材料は、伝統左官の本漆喰も手配できますが、


まーやっぱりかかる費用とか

ひび割れのリスクとか


いろいろ、いろいろと、ありまする。


漆喰ぬるには、目的と

自分の価値をはっきりさせておくと


ちょいと、スムーズそうです。


とりあえず、塗り壁は楽しい笑


気持ちのいー空間は、気持ちいい!!