最も詳しい石川県の内申書:中2、1年生にこそ知ってほしい内申書講座 | ミスターさんのブログ | 金沢市にある泉塾の塾長

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今月末から12月初旬にかけて、多くの高校・中学で期末テストが行われます。

高校進学において、俗に言う内申書の成績が付くのは12月までの成績です。

 

「内申書なんて、中3受験生になってから考えればいい」なんて思っている中2・1年生も多いと思います。

 

でもね、内申書っていうのはその生徒が中学3年間をどのように過ごしたのかを書いたものなんです。

 

もちろん、中3の成績行動が一番ウエートが高いですが、成績は各学年毎に付けられるので、1、2年生の成績も大きく関係してきます。

 

今回は「石川県の高校入試の内申書」についてちょっとだけ、解説したいと思います。

 

以下は、某新聞に入れたミスターの『一番詳しい内申書話し」を掲載します。

121年生のための内申書講座

石川県は他県と違い、高校入試に当たり、内申点の扱いや合否基準等を一切公表していない数少ない県なので、どうしても学力試験にしか目が行かない。

そこで、今年も残すところあと1カ月余りとなったこの時期、高校入試に大きく関わる「調査書:内申書」について改めて考えてみたい。


内申点のウエートは、実は高いビックリマーク

『内申書なんて受験生になってから考えればいいや』と、考えている人は多いかもしれない。そもそも県立高校の合格者はどのように決まるのかというと、学力検査(以下入試)と調査書及び成績一覧表による内申(以下内申書)の相互関係を考慮し、面接、実技を実施する場合はこの結果も十分に参考にして決定される。要は、入試だけで合否が決まるわけではないということだ。

 

このうち、入試と面接、実技は入学試験当日に頑張るしかないが、内申書は1、2年生時の成績も記載されるから、「高校入試は中3生になってから」という訳にはいかない。実際、受検倍率の出ている高校では逆転現象が見られ、不合格者の入試得点より低い人が多く合格している。

 

第4回総合模試で見ると、実質定員200人の錦丘高校の場合、合格率60%(偏差値51)前後に50人もがひしめいている。つまり、4人に1人の割合で内申書が合否を決めることになる。これが泉丘高では同前後に84人。桜丘高で同90人。二水高に至ってはなんと同100人にも上るのです。


 

 

今年の公立高入試平均点が239点(昨年度239)と、全国的にも難易度の高い石川県の入試では、それほどの点差がひらかないので必然的により内申点のウエートが高くなる。だから中3生は、最後のひと踏ん張りと思って期末試験に臨もう。また、中1、2年生は内申点を「高校入試の貯金」と思って今からしっかりと勉強していくことが大切だ。

221年生のための内申書講座

ベル内申書はこう書かれる

次に、内申書にはどんなことが書かれているのか。そこを少し見ていきたい。記載されるのは全部で7項目で、次の通り。

生徒名等。②出欠の記録。③特別活動の記録。④行動の記録。⑤学校内外における優れた諸活動等の記録。⑥総合的な学習の時間の記録。⑦学習の記録。私立高校の場合は多少異なるようだが、概ねこの7項目が記載されている。

ここでは、⑤と⑦について述べていく。

 

⑤『学校内外における優れた諸活動等の記録』

この欄は、部活動の成績や高峰賞や宮村賞の表彰や、英検、漢検などの資格取得等が記入される。

また、ボランティア活動やリーダー会活動も記載され、生徒が中学校生活をどのように送ったのかが一番よくわかる欄となっている。


金大附属の推薦入試の場合など、担任の先生がこの欄にどのくらいしっかりと書いてくれるかが、大きなポイントとなる。また、学校外でサッカー等のクラブチームに入っているような場合は、自分から担任に言っておかいないと掲載漏れが出ることもあるので、日頃からアピールしておくことも大切だ。

 

⑦『学習の記録』

最も気になる欄だろう。

9教科についての成績が、「Ⅰ.観点別学習状況」と、「Ⅱ.評定」に記載される。

「Ⅱ.評定」は1~5までの絶対評価で記載され、各学年45点満点で計135点になる。


誰でもできる内申点アップアップ

「Ⅰ.観点別学習状況」は通知表にもある、国語は5領域、他教科は4領域で付けられるABCの評価欄のことをいう。

ただし、通知表と違い「十分に満足できると判断されるもの」のみにをつけるだけで、ABCでは評価が付かない。

 

「内申書なんて、上位校は関係ない」と、考えている人もいますが、前項でも述べた通りボーダーラインに多くの人が集まるのだから、受検倍率が出ればその分内申書のウエートが高くなるのです。


 

もう少し「Ⅰ.観点別学習の状況」を詳しくみてみる

どの教科にも「関心・意欲・態度」(英語はコミュニケーション)欄が共通してあり、他は教科の特徴に合わせた項目になっている。全部で111個の“○”が付く

この中で最も重要なのが関心・意欲・態度と言われている。

簡単に言うと『授業態度』のことだ。

 

例えば、テストの点数が良くなかったとすれば「知識・理解」欄は空欄になるが、しっかりと授業を受けて提出物を出していれば、国語が苦手な人でも「関心・意欲・態度」欄には“○”が付くことになる。この欄だけでも全教科合わせて27個もゲット合格できることになる。

 

これまでの自分の授業態度や教科の取り組む姿勢を改善させ、充実した中学校生活に変えるためにも、日頃の授業態度と積極性は見直すべきだろう。そしてそれが、高校入試にもつながることにもなるのだ。


 

中3受験生にとっては12月いっぱいまでが、内申点を上げる最後のチャンスだ。そして、高校入試では3年次の内申点が最も重要だから、諦めることなく最後の追い込みをかけよう。

 

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