今日から石川県公立入試が始まりました。
1時間目が国語、2限目が理科、3限目が英語の順で実施。
国語の作文は羽生善治著「決断力」の一文を読んでそれについて作文させる問題。とっても書きやすい内容だったので、その点は楽だったと思う。
「…一人で考えるか、それとも何人かの人が集まって知恵を出し合うか、どちらがより有効かは、非常に面白いテーマだ。私は、基本的には一人で考えなくてはいけないと思っている。…」
問 あなたはどちらがより有効であると考えますか。「将棋の場合」のように、具体的な場合や場面を設定し、どちらかの立場に立って、あなたの意見とその理由を二百字程度で書きなさい。 「~だ。」「~である。」調で書くこと。
理科は難問でした。
今年は電流と磁界、地震、遺伝は確実に出題されると予想した通り出ました。
大問3 モーター(難問)
問2、モーターとエネルギーを絡めた問題。エネルギーはこれまでは、台車や振り子と関連付けて出題されましたが、今回はエネルギー変換とからめ手の出題で、多くの受験生が苦手としているところでした。
問3、エナメル線で作ったモーターについての問題。
全部はがしたエナメル線と、半分だけはがしたエナメル線を組み合わせたモーターだと連続してモーターが回ったが、その理由を書く問題。
整流子の役割が分かっていれば解けるけど、なかなかの難問です。
大問5 金星について
金星の動きと星座とを絡めた問題。これも多くの受験生は苦手にしているところ。
特に、問3(2)は金星の位置を、太陽を中心に24度毎にひかれた点線を使って作図させる問題は、これまであまりお目にかかったことのない問題で、受験生達は、「24度って…」と困っていました。
大問6 密度と浮力
問4 密度と浮力、液体の温度変化による体積の変化が、どのように重力と浮力に影響するかを答えさせる問題。これはなかなか見かけない難問。
一度問題文を読んでも、何が書かれているか理解できなかた受験生は多かったと思う。
理科の平均点は下がりそうですね。そうすると、国語と英語でどれだけミスせずに答えることが出来たかが勝負と言えるでしょうね。
仮に、理科が極端にできなかったとしても、2日目の社会、数学で十分に挽回できる。
合格本はじめ、たくさんの記述問題を練習してきた受験生達なら、必ず明日の社会で高得点を取ることが出来るでしょう。
最後まで諦めず、粘って粘って粘って答えを書きまくりましょう。そうすれば、必ず、『合格』をつかむことが出来ます。