メカニカルになった回転寿司屋さん。🍣
予約は、スマフォのアプリから混み具合を見て簡単予約。
お店に到着すると機械で受付。
機械に指定された座席の番号に着席し、各席に備え付けの専用タブレットでポチポチと好きなお寿司を注文。
目の前を流れるレーンで自動的に注文品が届けられる。
食べ終わったらタブレットで注文品を集計し、お店の出入り口付近で機械でお会計。
そしてさようなら。
調理はバックヤードにいる従業員の方が行っていますし、お客対応やテーブルの片付けのためにフロアにも3人位の従業員さんがいます。
特に個別対応が必要でない時には、従業員さんと直接は接する事なく、外食を終える事ができます。
平日のお昼前で、お客さんが少なくて静かな店内。
目の前を音をたてずに流れていくお寿司を眺めていて、ふっと感じました。
これで良いのか?
人が外食に求めるものってこんなんなの?
あじ、切落し軍艦、ねぎとろ包み、こはだ
先日、高級ケーキ店で「お持ち帰り袋は有料になりますがいりますか?」という問いかけに対してゲンナリした。
という主旨のネット記事を見ました。
美味しくて高価、見た目も華やかな事で知られるケーキ屋さんで商品を購入すると言うのは、ケーキの見た目や味だけでなく、それを買うという「体験」にも価値がある。
価値あることをワクワクしながら体験しに行っているのに、袋は有料だけどいる?という問いかけは、体験の価値を損ねる。
そのお店専用の袋で持ち帰るまでが、買い物体験ではないのか。
という内容でした。
コロナのパンデミック前、中国人による爆買が流行りましたね。
その時に、商品の爆買が目立ってはいるが、観光客は品物の購入以外に、日本で出来る体験(そこにしかない景色を眺める、茶道体験、着物体験など)にお金をかけたいと考えている人が増えている。
という事をニュースで伝えていました。
人々は「体験」に価値を求めて来ているのだな。とは知っていましたが、私は「ふーん、そうなんだ」程度にしか感じていませんでした。
数年経ってようやく、本当に人々は「体験」に価値を求めてるんだな。と実感した次第です。
今回私が感じた「外食に求めるものってなに?」というのはまさに「外食体験」に関するものです。
美味しいものを頂く。という大前提はありますが、私が考える外食体験は、お店がメカニカルになり、人と接する事なく体験が終わる。というものではないのだな。と気づきました。
食事を運んでくれるスタッフさんがいて、お会計をしてくれるスタッフさんがいる。
最後には「美味しかったです。ご馳走さまでした」とこちらが伝えれば「ありがとうございました」と返してくれる方がいる。
誰か人と接する と言うのが、外食体験にも必要なんだ。と私は感じました。
今後世の中全体が、人手不足や人件費削減で、今以上にメカニカルになって行くと予測されていますし、現にそのように進んでいます。
体験に価値を求める人が多くなっているなかで、今後も必要とされる人や職業、お店とはなにか?がほんのすこーしだけ見えた気がします。✨
とは言え、回転寿司屋さんは手軽にお寿司が食べれて大好きです😄🍣
スシローの濃厚うにまぜそば↑がとても美味しかったです。
2024年1月8日までの期間限定なので、是非!
今年も大晦日が近づいてまいりました。
どうぞ良い年をお迎え下さい。→