こんにちは、ブレイクスルーコーチの

Izumiです。

 

 

 

受験シーズンまっただ中になると、

保護者の方からは、


 

「子どもに、どんなふうな声かけをすればいいですか?」

 

「この時期に”頑張って”と言うのは、プレッシャーをかけますか?」

 

などなど、


 

さまざまな質問をいただきます。



 

今回は、

受験直前の声かけについて大切な4つのポイントを

お伝えさせていただきます。





 

1)「心配」より「信頼」


 

うちの子、

本番に弱いけど、大丈夫かしら・・・


 

ちゃんと緊張せずに

臨めるかしら・・・


 

もし、万が一、

落ちてしまったらどうしよう・・・


 

ついつい

このような不安や心配に

襲われてしまうのが

この時期です。



 

ですが、

子どもは、こちらが思っている以上に

「親の雰囲気」を敏感に察知するものです。





 

『あなたのことが心配だ』

ということはつまり、

 

『あなたが本番で力を発揮できるとは

信じられない』

ということになります。






 

この時期は特に、

「不安だ」「心配だ」というベースで

接するのではなく、


 

「信じている」というベースで

お子さんに接するべきです。



 

「あなたなら、

本番でも力を発揮できると

お母さん信じているよ」


 

というスタンスで

お子さんに接してくださいね。






 

2)結果によって愛情を変えない



 

この時期は特に、

 

信頼をベースにして

接するだけでなく、


 

『たとえ結果がどうであっても、

あなたは家族の大切な一員だし、

 

あなたのことが大好きよ』


 

という芯を

強く持つことが大切です。


 

『だから、

思いっきりやって来なさいね^^』


 

と、送り出してあげるのです。


 

つまり、

『結果によって愛情は変わらない』

あなた自身が本気で決心し、

 

それを示してあげることです。



 

たまに、

テストの点数を見て、

あからさまにガッカリしたり

嫌な表情を向ける保護者の方がいますが、


 

『条件付きの愛』は、

子どもの自己肯定感を低くし、

 

何かにチャレンジする気力・自信などを

無くしていきます。


 

「結果がどうであっても、

あなたのことが大好きよ」と、

直接言葉にして伝えなくても、

 

本心からそう思い合っている家族のエネルギーというのは、

ちゃんと伝わるものです。


 

そして、

本当のところ、


 

「点数のいい悪いに関係なく、

自分は受け入れられているし

ちゃんと愛されている」


という安心感が満ちているお子さんは、

 

 

どんな状況になっても

踏ん張りがききます。



 

無条件の愛情、というのが

結局は

もっとも自分の力を最大限に発揮できる

起爆剤になるのです。






 

3)プロセスを認める


 

受験直前になると、


 

「絶対合格できるから

頑張って」

 

というような声かけをする

保護者の方をよく見かけます。



 

「合格できる」という

結果にフォーカスした声かけは、

 

うまくいっている時はいいですが、


 

極度の緊張状態や、

少しでもうまくいかないことがあると、

逆効果になることがあります。


 

「合格できるから頑張って」

ではなく、

 

今までのプロセスを認めてあげる

ということが大切です。


 

つまり、


 

「今まで頑張ってきたのを

お母さん知ってるよ。

 

だから大丈夫!

 

結果は考えないで、

本番、思いっきりやっておいで」


 

という感じです。


 

プロセスを認め、

ある程度の『時間枠』を持って

お子さんに接することがとても大切です。




 

4)意味づけをする


 

この時期は、

ほとんどのお子さんが、

極度の緊張状態にあります。


 

そして、

「自分はもしかしたらダメかもしれない」

という不安と闘っています。


 

そういう時に、

あなたにしかできないことがあります。


 

温かくて美味しい料理を作ったり、

明るく穏やかな雰囲気を作ったりすることです。



 

普段と違ったことをしたり、

特別なことをしたりする必要は

ありません。


 

むしろ、

 

お手伝いなどの、

普段習慣になっていることがあるなら、

試験直前も

特別扱いせずにいつも通り行なうといいと思います。


 

そして、

この時期に効果を発揮するのが、

「意味づけ」です。


 

例えば、

 

「そう言えば小さい頃、

カレーを食べた次の日は

野球の試合でホームランを打っていたよね」

 

と、

いい記憶と結びつけた夕飯メニューにしたり、



 

「高校入試の時も

前日あまり眠れなくて、

難関校に合格したから、

 

今回も少しくらい眠れなくても

心配することないよ」


 

と、

緊張で眠れないことを

意味づけしてあげたり。



 

そういう些細な意味づけが、

この時期のお子さんには、

マイナスのイメージを和らげてくれる効果があります。





 

5)最後に



 

ここまで、

『受験生への声かけで注意すべき4つのポイント』を

お伝えしました。





 

大切なのは、

保護者側が、極度の心配や不安をしすぎて、

ナーバスになりすぎない、

 

ということです。



 

一番不安なのは、

お子さん本人です。


 

自分で自分のことを

信じられなくなる、というお子さんも

いるはずです。



 

そういう時に、

お父さんお母さんにしかできないことが

あります。



 

安心させてあげること。

勇気をもたせてあげること。

リラックスさせてあげること。



 

つまり、

お子さんにとっての『心の安全基地〜セキュアベース』になる、

ということです。


 

セキュアベース、というのは

『心の安全基地』という意味の心理学用語です。




 

子どもは、

親との信頼関係によって育まれる、

『心の安全基地』を持つことで、


 

安心して

外の世界を探索し、挑戦できます。



 

また、

 

自分はどんなことがあっても

愛情を持って受け入れられていると

実感することで、

 

果敢にチャレンジができ、

たとえそれが失敗に終わろうとも、

安心して帰還することだできるのです。


 

親子関係で『セキュアベース』が育まれることは、


 

辛い境遇や、

危険を乗り越えていく力を育むことにもなります。




 

家族によって、

お子さんの性格によって、

『セキュアベース』は違ってくると思いますが、


 

『今、私たちは、

この子のセキュアベースになれているかな?』

 

と、ぜひ考えてみてくださいね!






 

また、


 

私たち大人は、

何十年も生きてきた中で、


 

振り返ってみると、


 

テストで悪い点数取っても、

たとえ希望校に入れなくても、


 

そんなことで人生は失敗しない。

 

人生に失敗はない。


 

ということを

学んでいるはずです。



 

マラソンのスタートラインに立つ前に、

「タイムが悪かったらどうしよう」

と心配するより、


 

自分の力を思いっきりぶつけることに

集中すること。



 

それができたのなら、

結果がたとえ悪くても、


 

人生にとって決して『失敗」ではない、

ということを

知っているはずです。


 

ですので、

こういう時こそ、

 

どっしりと構えて、

たくさんの愛情でお子さんを送り出してあげてくださいね!



 

===オフィシャルLINE@のお知らせ===

 

勉強法・子どもへの声かけの仕方など、

ためになる記事や動画を週1回配信中!

 

今なら2大特典『読解力をつけるオススメの方法』

『学校では教えてもらえない、目標達成の極秘方法』をプレゼント中!

 

登録は下記から簡単にできます↓