みなさま、こんにちは。 三十郎@夏バテ回復中です。
コロナは、相変わらず一進一退が続き、メンタルも懐もお疲れ気味な、今日この頃で
ございますね。 皆様にはお変わりございませんでしょうか?
8月は、感想文だけでもと思いながら、グズグズしているうちに、後半夏バテ気味となりまして・・・。
社員不在のお店で、やれアレの報告を出せ、ソレヲやれ、人を減らせとカマビスシイ日々で、錆び付いていた頭がビックリしたんでしょうか?(笑) それとも、歳には勝てんというやつでしょうか? 流石に
寝込む事はなかったものの、後半は頭痛に悩まされました。 昨日・今日と久々のほぼ2連休で
元気快復でございます。
そんなワタシの近頃の楽しみは、youtubeで、「神田伯山ティービィー」をはじめとする、寄席演芸の動画を見ることですかね。 発泡酒を頂きながら、落語やら講談やらそんなものを気軽に見られるのは、寄席などとは縁遠い田舎モノにはありがたい限りでございます。 特に「神田伯山ティービィー」は、寄席の裏側(楽屋の様子)なども見られて大変楽しいです。 お時間ありましたら、皆さんもご覧になっては如何ですか? この間まで、「講談」なんて殆ど聴いた事の無い 「ビギナーオジサン」でも楽しめる動画でございます。
こういう動画を観ていると、寄席芸人さん達の所作の美しさに目が行きますねぇ 何でしょう? 力が入ってないのだけれど、指の先まで神経が行き届いている感じ? イイですねぇ。(同じチャンネルの襲名披露の動画だと「口上」があるので、より分かります。)
さて、ようやくに2020年12月の読書感想でございます。 今更感満載でございますが、腐るモンでもございませんので(笑)ご容赦の程を。
この月は、タイミングの問題もあって感想多目でございますが、やはりネレ・ノイハウスの「森の中に埋めた」がね、印象深い作品でございました。 後ね、今更かよという「検屍官」を読みました。(笑) ま、こちらの方も、腐るモンでも無し・・・・でございますね。
12月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:3404
ナイス数:412
小鳥を愛した容疑者の感想
初読みの著者。 何だか基本的な設定が、例の虫の捜査官の話とそっくりなんだが。(笑) 若い女性の専門家(割と変わり者)と現場の捜査官(割と優秀)。 国内ミステリのひとつの人気パターンなんだろうか? 作品そのものは、連作短編の形をとっているので、ホントにあっけない程に読みやすいし、面白い。 ただ、やはり謎解きとか、そういう点では物足りなさが残る。 まぁこりゃあ仕方の無いことであろう。 件の「虫の捜査官コンビ」同様に鬼刑事と動物のことしか頭に無い(?)薄巡査のコンビの今後も楽しみである。
読了日:12月01日 著者:大倉 崇裕
日本の気配の感想
「気配」とか「世間」といった、つかみどころの無い「何か」で、動く個や集団、組織。 何となく危うさや、胡散臭さ、違和感を感じつつも、気配を「察し」、世間を「読み」ながら暮らすことに馴れてしまっている事を改めて感じる一冊。 違和感や少数の意見(異見)を発することすらが、大変である(覚悟を求められる」ことは、やはり「異常」だと思う。 みんなと同じことがそれ程に「安心」な事であろうか? 「安心」な気がするだけではないか? 本書の中で取り上げられた事象の中で、自分が最も共感したのは「オバマ大統領の広島訪問」。 著者も指摘しているが、自分も「来ないよりは、まぁ来た方が良かった」以上の感慨が持てなかった。 「来た」以外、何も変わっていないのだ。 であるのに、なんだか涙を流さんばかりの当時の中継の様子や「感動」の嵐、それを強要するが如き空気、すべてに違和感しか抱かなかった。 はっきり言えば、怖さと吐き気を感じた。 発信するかどうかは別にして、物事に対してきちんと違和感を持てる間隔は大事だと改めて思った。
読了日:12月04日 著者:武田砂鉄
みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 奥会津三泣き 因習の殺意 (小学館文庫)の感想
初読みの著者。 会津を舞台に、公共工事入札に絡む事件を描いた作品。 解説にも書いてあったけれど、内田康夫の「浅見光彦シリーズ」(若い頃にめっちゃ読んだ)に似たような設定である。 過疎地のインフラとか医療とか、閉じたコミュニティーとか、談合・利権などなど、素材はなかなか面白い。 また、話の分量的にも、さっと読めるのでお手軽である。 が、全体としては、物語としてのリアリティというのか、説得力というのか、そういうものに乏しくて、話に入り込んでいくのが難しいし、深みが無くて、結末の大枠が容易に想像できてしまった。
読了日:12月06日 著者:相場 英雄
森の中に埋めた (創元推理文庫)の感想
溜息が出る程の「分厚さ」「価格」「登場人物の数」と三拍子揃った作品である。(笑) 閉じたコミュニティーの恐ろしさについては、「白雪姫には~」でも描かれていたテーマであるが、今回はスケールが違った。 オリヴァーの身近という特殊な背景も相まって、闇の深さが際立つ。 同時に人間という個の抱える闇も色濃く作品に投影され、シリーズ屈指の読み応えを堪能できる快作である。 次回作はピアの物語となるようで、とても楽しみ。 オリヴァーは、このままリタイアしてしまうのか? そちらも気になるところである。 次作も期待である。
読了日:12月07日 著者:ネレ・ノイハウス
蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係 (講談社文庫)の感想
警視庁いきもの係シリーズの第2弾。 今回は、長編という事で、前作の「食い足りなさ」みたいなものは感じなかった。 今回は「蜂」をテーマに、カルト宗教や一家皆殺しといった事件やら存在が絡んでいく訳だが、まぁ明らかにオウム事件の流れをベースにしている。 薄巡査は相変わらずの天真爛漫っぷり全開で、保護者(?)たる須藤を振り回すというパターンは変わらず。 テーマの割には、「深刻さ」みたいなものは感じられなかったが、それを軽すぎるととるか、読みやすいととるかは好みが分かれるところ。 自分は読み易くてよかったと思う。
読了日:12月11日 著者:大倉 崇裕
図書館の神様の感想
2004年第5刷となっているので、当事評判になっていたので何となく買ってはみたものの、書棚に埋もれたパターン。 目についてぱらぱら読み出したら最後まで読んでしまった。 日頃、「推理」とか「時代」とかがつかない小説は読まないので、アレだが、川上弘美氏の作品に似てるかなぁと。(不思議要素は無いけれど) 具体的にココということはないが、全体の雰囲気が良い作品だなぁと思った。 明確な結論的なところは無いけれど、最後の「さぁ行こう」という言葉が今後を暗示している気がして、爽やかだった。
読了日:12月15日 著者:瀬尾 まいこ
ナチスの聖杯 (上) (竹書房文庫)の感想
読み友さんの感想を拝見し、これは面白そうだと思って読んでみた。 いや、面白い。 久し振りの「冒険小説」。 ナチスとオカルティズムの親和性がより強調されているが、その辺り物語としては、非常に面白い。 テーマ的には、ある意味使い古された設定ということで、逆に著者の筆力が試されると思うが、上巻については、読みやすさと、内容の面白さで楽しませてもらった。 SFではないから、ラストはもう決まったも同然だが、そこをどう料理するか下巻が楽しみ。
読了日:12月18日 著者:エリック ジャコメッティ,ジャック ラヴェンヌ
検屍官 (講談社文庫)の感想
スカーペッタ先生のご高名は、かねてより存じ上げてはいたものの・・・やっと初読みである。 検屍官の主人公が連続女性殺人の解明に取り組むという内容である。 当時、各賞の新人賞を総なめにした作品という事ではあるが、シリーズ1作目ということもあり、最初のあたりは説明も多くて、やや退屈な感じも受けたが、徐々に物語りに引き込まれていく。 一気にというよりは、ジワジワくる面白さである。 自分はてっきり、あの人物が怪しいと思って読んだが、まさかのねぇ。 そう来たかぁとビックリである。 良いシリーズを見つけて満足。
読了日:12月23日 著者:パトリシア・コーンウェル
ナチスの聖杯 (下) (竹書房文庫)の感想
上下巻で終わりと思っていたら、勘違いだったので、慌てて続刊分を注文したが、年明けになるようだ。 それは兎も角として、カタリ派という「異端」の城の謎、古の言葉、そしてトリスタンの意外な素性とひとつの謎が解明されると、また次の謎で、ある意味王道だけれど、読み手を飽きさせない。 ナチス高官達の病的なキャラクターとドロドロとした権力闘争も今後の見所である。 しかし、題材が題材なので、フィクションとは言え胸が悪くなるような描写もあって複雑な気持ちになる。ジェーンの消息が気になりつつ、次巻に期待。
読了日:12月27日 著者:エリック ジャコメッティ,ジャック ラヴェンヌ
読書メーター
そんな訳でございまして、9月度の「生存表明」でございます。
今月、感想文のみでもう一回アップできたらとも思っておりますが、あまり張り切るフリを致しますと関西方面よりイロイロ飛んで来そうでございますので・・・・、どうなりますか?
酷暑は、ひと段落の模様ではございますが、疫病やら何やら、まだまだ終息とは参りませんので、
どうか皆様、ご用心・ご自愛のほどを。
本日はこれにて失礼。