東日本大震災から8年が経ちました。
宮城県石巻市の大川小学校では被災した年から校舎近くの山すそに桜の木の植樹を行い、
現在ではこの地区の犠牲者とほぼ同数の280本の桜が植栽されているそうです。
(昨年7月訪問の際に桜の苗木に気が付きませんでした)
桜は稲の精霊が宿る木と云われ昔から鎮魂を祈って植えられ、
寒い冬に耐え春になれば毎年花を咲かせる希望や前向きのシンボルとして
いつまでも忘れない・見守るという意味も込められています。
犠牲になった方を慰め冥福を祈る鎮魂の植樹は、被災地の様々な場所で行われています。
岩手県陸前高田市も被災した年から植樹を開始し神奈川県松田町の河津桜や、
神奈川県鎌倉市大船フラワーセンター発祥の玉縄桜が植えられました。
(染井吉野に似た早咲きの玉縄桜は、一ヶ月という長い開花期間です)
陸前高田市の桜の植樹事業は津波到達地点に桜を植樹し、
桜並木を作ることで大震災の記憶を後世に伝え残すというものです。
鎮魂の桜の植樹を知って、桜の木を見掛けた時は東北の地に想いを馳せる私です。
今有る暮らしに心から感謝。