竹下甫水(たけしたほすい)時局日記 | 伊豆高原 遊リゾートのちーさん

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伊豆のあなたのお部屋としてのご利用をお待ちしております!

これは凄い!! 良い本と出会いました。


「竹下甫水(ほすい) 時局日記」


発行者 伊東市 文泉堂  竹下 泉

著者   竹下甫水(ほすい)


文泉堂は1910(明治43)年の創業。孫の泉(いずみ)さん

が後を継ぎ、2代目店主を務めている.



ちーさんのブログ



「はじめに」 から抜粋。


竹下甫水は昭和13年から日中戦争と太平洋戦争中に時局を

中心とした日記を書いておりました。

その中から、昭和18年10月から昭和20年9月までをここに収めました。


甫水は情報といえば大本営発表しかなかった時代に、その情報の

どこに、ほころびはないか、矛盾はないかとさがし求めました。


特に新聞のちいさな記事を良く読んでおりました。

現場の記者が必死に書いた記事も情報局によって削られてしまう。


「でもよく探せばどこかに真実は語られている。

新聞の裏を読むのだ」


と限られたニュースを分析して、この日記を書いておりました。 




この時代は情報が入って来ない時代でした。

今の時代は情報が溢れていて何が正しいのか何を信じていいのか

解らなくなっています。


そして戦争を知らない私達は、その時何が起きたのかしっかりと

認識する必要があるのではないでしょうか。

竹下甫水さんの日記を読んでいると、自分達が戦後の高度成長の

中でぬくぬくと育ってきたことが良く解りました。



歴史は何のために書かれ、読まれるべきか。

人はそれをどう生かすべきか。


竹下甫水さんはそれに関連して戦後まとめた「時局雑感」のはじめに

こう述べているそうです。


この日記を見れば、第二次大戦が如何(いか)にして勃発、如何に

発展して行ったかの全貌が大体解る・・・

この日記を書いた理由は兎に角(とにかく)戦時中は国策で公刑の

新聞、雑誌には眞相(しんそう)や正確な報道がなされず歪曲(わいきょく)

された宣伝記事に誤られて、一般国民は方向違いの事を考えて

いるから後世の為にこれが眞貫であり正しい記録であるということ示す為



今だからこそ、読んでみたい一冊だと思います。


文泉堂書店さん


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