彼女は十五個とったリンパ腺のうち十四個に癌のリンパ腺転移が
ありました。
化学療法を行ったが、すぐに再発しました。
主治医にも冷たくされ、六人部屋の真ん中で泣くにも泣けず、
皆が寝付いてから声をおさえて一人で泣いていたそうです。
離婚して小さい子供二人を育てています。
どこの病院からもさじをなげられているが、やりたいことがいっぱい
あると言う。
少しでも時間がほしいと・・・。
根負けして、診させてもらうと癌性胸膜炎で片肺がつぶれていた。
頸部のリンパ腺転移のため、気道が圧迫されていた。
いつ呼吸が止まってもおかしくない。
生きたいと思っている彼女は化学療法を受ける決断をした。
左腕はリンパ性の浮腫で丸太棒のように重くなっている。
だが少しずつ抗がん剤が効き始めた。抗がん剤の投与が効いた
のである。
へこたれない彼女の心は強かった。
不思議なことに癌が消えていった・・・
決して完治したとは言えないが、これからも注意深くフォロー
していく。
離婚にも、癌にも、再発にもへこたれず、手術をした医師が
彼女の命を見放しても、彼女は自分の命を見放さなかった。
”おぼれる者、藁(わら)をもつかむ”
なんでもいい。生きるためにつかんでしまえ。
信じて這い上がることが大切なのだ。
人生をかえるのは自分自身。人生の途上で、辛く苦しく、
ピンチに立たされても、心だけはへこたれない。
へこたれなければいいことが起きる。きっと。
被災された方の笑顔にパワーをもらっているようです。
すごいね、日本人って!
お願いします
