伊豆ジオパーク構想で静岡大学の小山真人教授の本を
読んでから、
「見慣れた風景・地形にはすべて意味がある」という言葉が
印象に残っています。
風景・地形の意味を知ると、今度はその後の歴史が知りたくなって
きました。
ー伊東の観光ー
18世紀末から19世紀にかけて全国的な旅行ブームだったそうです。
伊東も庶民の観光地として、多数の温泉宿が存在したらしい。
伊東の「温泉」は高い評価を受けていたということです。
その他に人々を引きつけたのは湯川、松原のイルカ網でした。
イルカが浜に寄せ来る時、湯川村と松原村の若者たちは、海上へと
乗り出していきました。
その勇壮な猟の様子を一目見ようと、近村在郷の男女が集まり、
浜辺は市をなしたといいます。
そして、このころの観光スポットは新井村の亭子岩(現在の手石島)
で伊東十二景のひとつに数えられる名所だったようです。
その眼下に望む平島も”遊所”として知られていました。
近村の遊女や酔客らが船に乗って、三味線などの楽器を携え、
唄ったり、賑やかに遊んだとされています。
伊東から下田方面に行くときにバイパスを通って行きますと、
左に手石島を見ることができます。
この辺りが江戸時代の伊東の観光スポットだったのです。
こんな感じ!?
おねがいします。

