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オランダ、安楽死クリニックもうすぐ開設
http://www.portfolio.nl/article/show/4028

先週フォルクスクラント紙は「オランダは安楽死クリニックオープンの時期にさしかかる」という表題の記事を載せている。この記事で、「オランダ死の権利協会(NVVE」)は、人生を自分で終にするための幇助を受けられるクリニックを開設する時期に来ているという見解を発表した。オランダでは安楽死が非常に厳しいルールのもと許可されている。しかし、NVVEによれば病気や絶望に苦しむ人達の多くが幇助を得られないでいるという。

医師は安楽死の要請があっても、規則に詳しくなかったり司法上の問題をおそれて、これを拒むことが多い。NVVEは、安楽死を専門とする医師の必要性を強調している。同協会によれば、このようなクリニックで働く意志のある医者や看護婦は少なくない。安楽死を申請しながら拒否される患者は絶望の淵に立たされる。受刑というリスクをとりながら苦しむ伴侶の命を止める人や、恐ろしい方法で自殺を試みる人も多い。

NVVEによれば、安楽死クリニックは毎年1000人ほどの患者を助けると見込んでいる。NVVEの構想は、患者はまず安楽死に関し綿密なコンサルティングを受け、3日間クリニックで幸せな日々を過ごしたあと静かな死を迎える。「非常にハッピーなクリニックとなるはず」と同協会。

しかしながら医師協会KNMGは安楽死クリニックは合法ではあるが、必ずしも適切ではないとの見解を述べている。例えば自殺願望者などにはこのクリニックは解決策となならないし、精神病者にもそぐわないとしている。

スイスでは12年前から同様なクリニックが設立され、スイス人のみならず外国人も受け入れている。


テレビの健康番組を見ていて毎度思うのだが、年寄りが心筋梗塞なり脳溢血なりで倒れたのなら、そのまま死なせてやれよ。無理して蘇生して、半身不随にして生かし続けるとか、後遺症がなくとも何年後かに今度は癌にかかって苦しんで死ぬとか、どっちが本当に幸せなことなのか。心筋梗塞や脳溢血、脳梗塞なんて昔はぽっくり死ぬのと同意語だっただろうに。いわば自然死だろ。そうやって自然死の確率をどんどん少なくしていけば、最後には無茶苦茶長い間苦しんでからしか死ねないようになる。

今の世の中には人間が自分で死ぬ権利がない。そして一人の人間が死ねないために周りのあらゆる人々が犠牲になる。看護、医療費、社会保障、自殺の後始末、果ては楽にしてやるための殺人。それは直截関係する人だけでなく、もはや国家規模で他人あるいはまだ生まれてきていない世代にまで迷惑をかけている。これは命の価値をあまりにも高くしすぎた代償だ。

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