池田信夫は面白い | 堕ちる日本

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民主党政権を早期解体に追い込み、腐敗メディアを追及するblog

池田信夫 blog
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo

こちらの記事で派遣労働の件でまともなことを言ってる人を見つけたと書きましたが、氏のblogを少し読んでみるとこれがまたいろいろと面白いことを書いている。

こちらでは、どうやら郵政民営化にいちゃもんつけた鳩山大臣のスタンドプレイについても私の意見と一致していたり。

でも麻生の経済対策にはめちゃくちゃ否定的ですね。ほほ~。派遣にしても郵政にしても池田氏の専門分野ではないので、経済学者としてはこっちで言ってることが重要ですが。どうも、氏は小泉竹中路線の超自由主義を信条としているようです。私も相当過激な自由主義賛成派だと思いますが池田氏の主張は更に遥かに過激で驚きました。例えば農産物の関税廃止と農業の補助金の撤廃をすべきだとまで言ってます。これはさすがにすごい。もちろん賛成しかねますが。

かたや、こちらの記事ではトレードオフの重要性を説いていてとても共感できたり。というのも、いまの政治状況で一番必要なのはこのトレードオフの感覚なんじゃなかろうかと思うわけで。改憲か護憲かとか政権交代とかの掛け声に惑わされずに、現実的な問題として、腐っても鯛な自民党と水に浮かべた途端に沈むのが見えているハリボテ民主党のどちらを選ぶのが正解なのかとか、所詮言論弾圧独裁政権の中国とまがりないにも民主主義国家のアメリカのどちらを味方として選ぶべきなのかとか、そういう現実的な選択を忘れてはいけないと思うわけですよ。その選択から逃げて共産党なんかに死に票を入れてしまったら意味ないだろうと。ましてやいまだ存在しない第3極に期待してもないものはないのだ。

で、そのトレードオフの視点で見ると池田氏の経済理論はあまりにも原理主義的なのではないかなあと思います。その点麻生は逆に徹底した現実主義者ですよ。個々の対策で見ていけば高速道路の週末1000円化とか、自動車買い替え補助とか高く評価できる面もある。当面のばらまきで企業の急死を防ぐのもこの状況ならありだと思います。

また、この前の有識者会議が有意義でないとも書いてますが、私はあれは良かったと思うなあ。特に贈与税の問題は今実際に政策に移されてきてるでしょ。例え前々からやるつもりだった案をあの場であえて言わせることで後押しする三文芝居だったとしても。こういう緊急事態って普段だったら猛烈な反対に合うような話しでもすんなり通ったりするのである意味改革のチャンスなんですよね。今の高齢化が進んだ日本で高齢者が持っている資金をどうやって活用すべきかという課題は重要だと思いますよ。ここをいじるのは社会構造全体の変革だと思う。麻生はそういう点では決して小手先だけの政策をする政治家ではないと思う。案外やるなというのが正直な感想。

金融面でのマクロな対策が重要と言いますが、実際問題として今問題が起こってるのは米国なわけで、日本は今回そのとばっちりをくってるので根本的な解決策には直接手は出せないでしょう。現実的に金利がほぼゼロな状態でなにが出来るのか、選択肢はそれほど多くないはずです。当面倒産防止と雇用確保を最優先とするのは悪いことじゃないと思います。2年ほど前までの景気が良かったころならば自然淘汰とか厳しいことも言えましたが、今は病人に激しい運動させるのはどうかと。もちろん行き過ぎた憧憬は害にしかならないので注意です。昔に戻そうとかは自殺行為。

まあ基本的に経済学者のする経済の話しは信用するなというのが私の経験則なので。そんな完璧な経済学者がいたらそもそもこんな国家ごと博打に失敗して破産寸前なんて状態にはならなかったでしょうからね。常に後付けが原則なんですよ経済学は。だから今の経済対策が正しかったか誤りだったかは十年してみないとわからない。いまようやく小泉竹中の経済政策がバブルの後遺症から日本を救ったんだな、となんとなくわかり始めたくらいですから。だからこそ現状大切なのはトレードオフの視点での選択なんじゃないでしょうか。

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