私が犯した窃盗はお金に困ってという動機ではなく、物を盗むスリルを味わいたいというものです。

 

本当の動機をきちんと理解したのは、実は出所してからです。

 

 

一回目の逮捕では、盗った物の代金を支払い謝罪します。

 

それでも窃盗と薬への依存を止められません。

 

 

二回目の逮捕は、3か月拘束からの裁判、懲役1年・執行猶予3年の判決を受けます。

 

この時にやっと、やっと薬の飲みすぎでおかしくなっていることに気付きます。

 

 

やめなきゃまずいかなぁ…

どうやったらやめれるんだろう…

どうすればいいんだろう…

 

 

そう思い始めますが、またすぐに薬を飲んでしまうので、その考え自体がどこかにいってしまいます。

 

 

三回目の逮捕は、執行猶予の判決が出た日からわずか2週間後でした。

 

 

以上が受刑者になるまでの私の簡単な自己紹介です。

 

 

 

皆さんにはっきりお伝えしておきますが、私はいまだに依存症です。

 

また昔の自分に戻ってしまうかも知れない、

また刑務所へ戻ってしまうかも知れない、

またあらゆる手段で薬を手に入れ、ギャンブル、買い物へ走ってしまうかもしれない、

 

そう考えない日はありません。

 

 

 

このブログを書きながら、昔を思い出して涙が出ることがあります。

 

こうして文字にすると、本当に自分がろくでもなくて、今までの人生が恥ずかしくて、書いている途中でパソコンを閉じることもあります。

 

 

でも伝えることを諦めないと私は決めました。

 

 

今まで自分の欲の為だけに生きてきました。好き勝手に生きてきました。

 

そのせいで刑務所へ行くことになりました。

 

そんなに長い時間ではないけれど、刑務所にいる人を見てきました。

 

 

私の体験や経験を書いていくことで、刑務所へ戻る人が一人でも減ればいいと思っています。

 

現在受刑中の方へは、社会復帰に向けてのエールと勇気を届けることができればと思います。

 

 

そして昔の私のように、違法薬物や睡眠薬、精神安定剤への依存が止められない人、ギャンブル依存、買い物依存、自傷行為、窃盗が止められない人の力になる事ができればと考えています。

 

現在受刑されている方のご家族やお友達、私のような依存症の子どもをもつ親御さんにもぜひ読んでいただきたいです。

 

 

問題解決のヒントになればと思います。

 

 

 

 

依存症子の自己紹介⑧はこちら

https://ameblo.jp/izonshouko/entry-12596803387.html