物心ついた頃から
気づけば毎晩父と母は喧嘩をしていました

二間しかないのでふすまで閉められた部屋に
弟と私が寝ていて
その横の部屋で父と母の喧嘩

壁に母の頭を叩きつける音
父の怒声
吐き叫ぶ母の声

子供からしたらそれは地獄そのもの

子供だからこそ喧嘩の理由も分かず
私がいい子にしてなかったからかなとか
何かしたかなと不安に思っていた事もありました

そんな事はないのにね

けど子供はそう感じてしまうのです

喧嘩が続くと眠りにつける訳もなく
寝ていても途中で目が覚めて
喧嘩が終わるのをジッと
寝たふりをしてひたすら暗闇の中で
恐怖と不安の中耐えるのが
毎晩の事になっていました

何度あの喧嘩で幼い自分は
傷ついた事だろう

姉として弟が心配で仕方なかった

存在するのか分からない
"神様"に喧嘩が終わりますようにって
何度お願いした事だろう

父と母が毎晩の様に朝方まで喧嘩するので
小学校低学年の頃は
朝ご飯をまともに作って貰った
記憶もありません

朝起きて自分達で食パンを焼いて
バナナ1本を勝手に食べて
登校するって事が日常茶飯事でした

父は母に対してDVの様に
接していたと思います
言葉の暴力
心身的な暴力

子供ながらに怒った後の父が
母に優しくする接する姿が不快で仕方なかった

父は我が家で絶対的存在でした

誰も父には逆らえない

父が黒だと言えば黒

父に怒られまいと
ビクビクしながら顔色を伺いながら
毎日を過ごしていたせいか
大人になった今でも人の顔色を伺う癖が
なかなか抜けません…