新選組ドラマ「ちるらん 新撰組鎮魂歌」が地上波(TBSテレビ)にて先週末(3/26、3/27)2夜連続で放送されました。
今回のスペシャルドラマは「江戸青春篇」として、江戸の試衛館時代から浪士組として上洛し会津藩預かりになるまでが描かれていました。
新選組史の流れからすると若干中途半端な感じがしましたが、U-NEXTで配信開始された「京都決戦篇」で、新選組史の中で避けては通れない「芹沢鴨暗殺事件」や「池田屋事件」などが描かれると思いますので、後々U-NEXTでまとめて見ようと考えています。
さて、今回2夜連続で放送されました「江戸青春篇」を見まして、あまりネタバレにならないように感想をつらつら書き語ろうと思います。
まずトータル的に喜怒哀楽あり人間味溢れる青春群像劇といった面白いドラマだったと思います。そういった面では大河ドラマ「新選組」に近いものがあったのかなと思いました。
史実との比較はまた今度するとしまして…新選組史に忠実とは言えませんが、無理矢理感は秘めないものの結果新選組史に合わせた形で落とし込んでくるあたりが、面白いと言いますか、斬新でした。
そして注目は、やはり登場人物・キャストですよね。山田裕貴さんが演じた主人公・土方歳三は誰よりも喧嘩っ早い性格で、幼い頃「バラガキ(触ると怪我をするイバラのような乱暴な少年)」と称されていたという少年・土方のイメージそのものといった感じでしたね。ただ新選組結成以降の土方は、余計なことは口にせず話を合わせつつ相手の考えを見通したうえで応対を講じる策士といった冷静沈着な人間だったという当時の証言もあり、こちらこそがあの鬼の副長のイメージですね。地上波放送では新選組結成前までなので、これから冷静沈着な鬼の土方に変わっていくものと思います。
個人的に1番ハマったのは、近藤勇を演じた鈴木伸之さんです。とにかく顔や表情が、現在に伝わる古写真の近藤勇にそっくりで、性格は控えめだけど強さは抜きん出ていて求心力がある仏の局長といった感じで、かなり自分がイメージしている近藤勇像にピッタリでした。試衛館メンバーから「オヤジ」という愛称で呼ばれているのが、面白かったです(笑)これからは「局長」と呼ばれるのですかね。
その他試衛館メンバーは、自分が年老いたせいか…恥ずかしながら知らない俳優さんが多く、誰がどの役なのか、なかなか顔と役柄が一致せず…これから徐々に把握できていくとは思いますが(苦笑)
筆頭局長である芹沢鴨を演じる綾野剛さんはもちろん知ってますよ(笑)、傍若無人だけど知性的な感じ、そんな芹沢のイメージがよく出ていましたね。ただ芹沢よりも意外に良かったのが、芹沢派で副長(局長とも?)の新見錦です。あのイカれた悪そうな感じが新見のイメージにぴったりで、あの悪党がどう成敗されるか楽しみになってくるほどでした。そんな新見錦を演じているのが奥野瑛二さんという役者さんですが、この俳優さんも恥ずかしながら存じ上げないのですが、いい味出してるなぁと思いました。
最後にドラマ2夜連続のキーマン…阿比留鋭三郎。大河ドラマ「新選組!」は元お笑いコンビ・カラテカの矢部太郎さんが演じていましたが、このドラマでは杉野遥亮さんという俳優さんが演じています。新選組史での阿比留は壬生浪士組結成時に登場し、近藤派・芹沢派と第3の派閥とされる殿内派(殿内義雄の一派)に属していて、早い段階で亡くなった(殺害とも、病死とも)、というぐらいで、これといったエピソードはない人物なのですが、このドラマでは試衛館の一員として最初から登場します。ネタバレになるのでこれ以上は控えますが…
総括しますと、自身がもはや新選組マニアですので「面白かった!!」の一言に尽きます。今回放送された2夜連続分は序章に過ぎず、U-NEXT配信分から本編だと個人的には思っていて、今からまとめ見するのが待ち遠しく、ワクワクしています(笑)