博多でニワカ集会があり、参加させて頂きました。

JR博多液に着くと、迎えに来た知人の車に乗り込むなり「中洲」と告げ、まだ暮れない夕刻の街並みに目を向けます。



車窓からは薄着のおねいさんしか目に入らない不思議な街、博多です。

ちなみに長崎も、きれいな足を露出したおねいさんしか目に入らない不思議な街です。

さらに熊本、このけしからん街も(ry



1次会のモツ鍋屋まで暫く時間があります。待てが出来ない野良犬なので、まだ見ぬ凄腕の皆さんに思いを馳せながら生ビールを飲み始めます……

…瞬きする間に1次会の刻限が迫ってました。



信号待ちの車からとび降りると、見るからに親不幸そうなガキらを掻き分けて会場まで小走りです。

時刻は21時をちょっと回ったところで、まあ無職の集まり、半分くらいは集まってるのかな?とりあえず失礼のないように、なんて考えながら息を整え、先導の女店員のケツばかり見ながら座敷に案内されました。




無職だよすでに全員集合!




並み居るお歴々の中を、唯一失礼な自分は顔真っ赤になりながら唯一欠けた席に向かいます。
全員のグラスやジョッキが揃ってるのが見えた時点で、美人局にひっかかった教頭先生ぐらい視界が狭くなりました…



すると上品な色眼鏡の上品な顔の不良中年が、東条です!とか、登場です!とか連呼してくれてます。

ありがたいです。この方は絶対肉さんに間違いありません。

立ち上がると「東条です。遅れてすいません」と頭を下げました。

暖かい笑顔と後頭部が半々ぐらい見えました…



程なくして長身の半笑いの男前が乾杯の音頭をとりニワカの宴が始まりました。

当たり障りなく伏し目がちに周囲とジョッキを合わせても、遅刻した自分は自責の念でいっぱいです。

そんな自分を正面の役者ヅラしたイケメンがさりげなく話かけてくれます。

斜め前の洒落者にも気を配って頂き、徐々にビールの味が戻ってきました。

左隣の童貞がおそるおそる暖かい湯気のたつモツ鍋の中身を自分の取り皿によそってくれてます。

「ありがとうな」と礼を言うと微笑みながら「チッ」と舌打ちされました。



こうして優しい雰囲気に酔いながら、ゆっくりニワカの夜がふけていきます。

続きます。