素人玄人関係なくおねいちゃんが極端な薄着になってくる夏がもうすぐそこですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

地道な稼働には早退デリもリアルな幸せも大敵です…よね。

自分は季節感もまともな出会いもありません。





この前、久しぶりに昔の知り合いに出会いました。

その年下の男の子、以前は飲み屋で働いていたんですけど、色々あったんでしょう。

普通の学生だったんですが、ちょっと見ない内に地味な弱気キャラから北斗の雑魚キャラへと、すっかりたくましい変貌を遂げてました。


ちょっとゲスな匂いもしましたので近況を訊ねると、打ち子の分隊長みたいなことをしてるみたいでした。


大学も中退してすっかりパチプに染まった彼は、かつてパチンコで仕送りもバイト代も使い果たして泣きついてきた過去はきれいに忘れてしまった模様です。



今の自分は勝ち組?であるという自己アピールを交えつつ、卑屈なお世辞が続きます。

某楽だのリングだの、この店は使えんだの言ってる内は聞き流してたんですが、言うにこと欠いてお客をナメくさった目線には我慢できなくなりました。


自分はアタマにきてもセコいので、ちゃんと保留が切れたのを確認した上で席を立ちます。

雑魚キャラですがニワカだし、そもそも根は大学中退の彼ですので一応素直についてきます。

「老後の蓄えじゃろうとなけなしの年金じゃろうと、この人らは自分の金で勝負しよんぞ」


「打ち方がどうとか、多少勝っとろうが、お前らはたかが雇われの打ち子なんで」


「所詮身銭も切っとらんお前らが他人をどうこう言う資格なんかありゃせんので」


パチプが乞食なら乞食に雇われとる打ち子は乞食以下じゃとか、親に入れてもろうた大学辞めて乞食の見習いかとか、久々に会ったのに既に俯いてしまってるこのチュン太郎には、それ以上さすがに言えませんでした。


能力や体格が劣った個を見て安心するのはもしかしたら人の性かもしれません。

他人の出玉を羨ましがったり、隣の長い連に苛ついたり、自分がハマり倒した台が止めた途端に当たるんじゃないかと思ったりと、お互いがこんな鬱屈した気持ちで過ごしてるのがパチンコ屋なんですよね…



打ち子らの統一感のある無表情な顔を見てると、自分も含めてこのままでいいのかなと不安な気持ちになりました。





なんか今回はやけに暗いしオチも無くてごめんなさい。


続きます。