前回、新刊の宣伝をしたので中断になってしまいましたが、「北海道鉄路制覇の旅」のレポートを再開します。

 

 さて、長万部に一泊しての、翌朝ーー

 雨はまだ上がり切ってなく、私は傘持参だけれど母ちゃんが持って来てない、という。昨日、来て見て気がついたんだけど、長万部駅から裏側に行くための長い長い跨線橋が、撤去されてたんですよ。あれ、ここの名物だったんだけどなぁ〜。

 ここは函館本線と室蘭本線が分岐する鉄路の要衝だけに、レールが何本も横たわってる。その上を歩いて渡るのは、ステキな眺めだったのに。なくすなんて、もったいない〜

 とにかくあれがないとなると、駅に行くには踏切までぐるーっと回り込まなきゃならないので、歩く距離が長くなる。傘がないと、ちょっと厳しい。

 そしたら宿のおじさんが車を出してくれるというので、有難く乗せてもらうことにしました。

 てなわけで一晩、お世話になった宿「四国屋」をパチリ

 

 

 雨のぱらつく中、慌てて撮ったのでちょっと傾いてしまった(汗)

 おまけに看板が半分、落ちちゃってるので宿名が読めないですな(笑)

 

 車で駅まで送ってもらう途中、コンビニがあったので、そこで降ろしてもらう。やっぱり傘があった方がいいからね♡母ちゃんが傘を買い、そこからは歩いて無事に駅に着きました。

 

 

 さてここからは母ちゃんと別行動。

 私はいよいよ念願のJR日高本線に乗りに行く。

 一方、母ちゃんはここの名物、毛ガニの「朝茹で」を受け取って、一足先に札幌に帰る。昨日の居酒屋「ゆりとおる」の兄ちゃんが、毛ガニ屋と知り合いというので、新鮮な毛ガニを見繕って茹でてくれるよう、注文してくれてたんですね。

 

 片や私は、自分の昼飯用に駅弁を買いに行く。

 

 

 ここの名物、「かにめし」本舗の「かなや」

 その本体は、これ、です♡

 

 

 もうこれさえあれば「鬼に金棒」ですな。旅の行手に懸案は何もない。

 

 駅の改札を抜け、ホームへ行きます。

 

 

 駅名標を改めて、パチリ

 よく見たらその横にこんな表示もありました。

 

 

 いや〜本当にいい温泉だったな〜と思い返してる内に、列車が到着しました。

 

 

 昨日と同じ、特急「北斗」。

 10時34分、長万部発

 車内は結構、混んでた。特に洞爺駅を出たら、満席になりました。外人さんが多かったね。洞爺湖見物に来たのかしらん?

 12時7分、苫小牧着

 

 

 さぁここからいよいよ今回のメインエベント、JR日高本線に乗ります。

 JR北海道で、私の乗ってない線はここだけ。つまりこれにさえ乗れば、JR北海道制覇、になるわけです。

 

 乗り換えにちょっと時間があったので、駅前まで出てみた。

 

 

 これが駅舎です。

 また、駅構内にとても気になるお店があった。

 

 

 苫小牧名物「いぶりカレー」だの「ほっきめし」だの「ホッキカレー」だの、誘いまくるなぁ(苦笑)。「サッポロクラシック生ビール」で昼呑み、の誘惑もキツい、キツい……

 いやいや、俺には「かにめし」があるじゃないか!? と後ろ髪を無理やり振り切って、改札に戻る。

 

 

 日高線用の切符

 

 そしてやって来た、日高線の車両

 

 

 ホームには、こんなのもありました。

 

 

 さていよいよ列車に乗り込みます。

 

 12時25分、苫小牧発

 走り始めた当初こそ市街地の風景が広がるけど、勇払駅を越えると最早、沿線に民家すら殆ど見えなくなる(笑)遠くを見渡しても、港の設備とか、工場とかが見えるくらいで……。浜厚真駅に達する手前には、雄大な湿原が広がってましたよ。北海道だなぁ

 12時54分、鵡川着

 

 

 え、乗ってたのたったの30分!? って、そうなんですよ。

 現在、日高本線は苫小牧を入れても、駅は4つだけ。昔は襟裳岬の手前、様似駅まで全長146.5㎞もあったんですけどね。2015年の高波で被災して、今では30.5㎞を残すのみとなってしまった。実に約5分の1に縮小してしまったんです。

 でもまぁ、仕方がない。

 できるのは残された区間に乗ることだけ。これで一応、私にとってのJR北海道乗り尽くしを達成したわけです。

 

 

 駅前に出てみたら、こんなモニュメントがあった。

 

 振り返って、駅舎を撮ってみたんですがーー

 

 

 またも雨がパラパラ降り始め、傘を差しながらなのでこんなに傾いてしまった(汗)

 まぁこれもまた、一つの思い出ですよ。

 

 駅舎の中に戻ってみるとーー

 

 

 待合席の奥に「みんなの茶店」というお店があった。きっと近所の人達の集まる憩いの場なんでしょう。ここは廃線後の代替バスが通りますから、変わらず交通の要衝であり続けますし、ね。

 

 また、こんな展示もあった。

 

 

 鉄道を維持するためには色んな器具と作業が必要なんだよ、と教えてくれている。

 

 さぁ、外に戻りましょう。

 

 

 乗って来た列車が停まって待ってる。あれに乗って帰ることになるわけです。

 

 線路の反対側を見てみるとーー

 

 

 以前はこの先、ずっと延々様似まで繋がってたんだよなぁ、なんて思うと、胸が一杯になりますな。

 

 さぁ気を取り直して車内に戻ります。

 列車に乗ったら整理券を。駅も無人だし、ワンマン列車なので気分はもう殆ど路線バスと一緒ですね。

 

 

 これもまた一つの記念になりますな。

 

 13時6分、鵡川発

 

 さぁいよいよ、念願の駅弁を頂きましょう。

 往路は初乗りの区間なので、周りの風景に集中したかったんですよ。復路になって初めて、食事を味わう余裕も得られる。

 

 

 じゃじゃ〜ん!!

 これが長万部名物「かにめし」弁当♡解した蟹の身がご飯の上に散らされてて、見ただけで食欲がそそる、そそる……

 

 ところが、いざ食べ始めたら突然、軽い衝撃があって列車が急停止。どうやら、シカを轢いてしまったらしい(苦笑)

 そう言えば来る時、線路の直ぐ横にやたらシカがいるなぁ、と気になってた。飼われてるとも思えないし、やっぱり野生だよなぁ、と思ってたんだけど……それどころか、列車に飛び込んでしまいましたか、そうですか

 

「車両の状態を確認する」とアナウンスがあって、運転手さんが降りてった。「こりゃどれだけ停められるんだか!?」と戦々恐々としてたんだけど、12分間停車しただけであっさり再出発してくれました。

 こっちではシカを轢くくらい、もうとっくに慣れっこになってしまってるんでしょう。そのくらいなことで、不必要に安全確認はしない、と。合理的ですな。

 

 13時47分、苫小牧着

 直ぐに室蘭本線(沼ノ端からは千歳線)に乗り込んで、札幌へ

 15時32分、札幌着

 

 

 これで今日のJR旅は、終わりです。

 

 

 これがここまで乗って来た列車。

 乗る時は慌ただしくて(シカ事故の遅れもあったし)、撮る暇がなかった。ここまで、お疲れ様でしたっ。

 

 本日、乗った区間はこんな感じ

 

©️駅すぱあとforWEB路線図

 

 右下の方にぴょろりと飛び出てるのが日高本線。今日の鉄旅はひたすら、これに乗るためだけにあったわけです。

 

 さぁ札幌に着いたら母ちゃんの実家に行って挨拶し、お義父さんと「朝茹での毛ガニ」をほじくって食べたり、それから外出して、私の大親友にして「鉄の師匠」鈴木ちゃんと一杯やったりと忙しく過ごしたんですが……。写真を撮るのをすっかり忘れてた(汗)

 

 辛うじて、鈴木ちゃんと母ちゃんと入ったおでんのお店「根」の外観だけをパチリ

 

 

 さすが、名物だけあっておでん、美味しかったです。

 てなわけで、今夜はここまでーー

 

 続きは「3日目」で……