「駅北方面編」、特に「便所ラーメン」の思い出を書き始めたら長くなってしまって(笑)、とても1回では入り切れなくなったので、「その2」です。

 

 今回ももう1回、地図を載せときましょうね。

 

©️国土地理院地図

光華園いしやま替玉屋 龍祥軒

白瀧屋華さん食堂ほりかわ食堂

ごはんどき市場食堂◼︎山ちゃん堂

◼︎有泉亭◼︎やの食堂◼︎大牟田食堂◼︎りき屋

 

 さて今回の1軒目は「ほりかわ食堂」です。

 小さなお店だけどとても歴史があって、地元からずっと愛されて来た。こういうお店がある、というだけで町の宝です。

 

 

 ご覧の通り。見ているだけで心がほっこりするような何とも言えない佇まいですよねぇ♡

 

 なのに! なのに、ですよーー

 何と実は、昨年末で閉めてしまっていたんだとか!?

 全然、知らなかった。今年の5月、前を通り掛かったらシャッターが降りてたので、「あれ、定休日だったっけ?」と思って調べたら、そうだったということで……

 

 いや〜悲しい。残念すぎる!!

 

 

 これがラーメン。

 典型的な大牟田の「食堂系ラーメン」ですね。あっさり豚骨スープの優しい味が堪りませんでした。チャーシューの代わりがハムなのも、ご愛嬌♡

 

 肉ラーメンというメニューもあって、写真を撮ったんだけど煙でボヤけてしまってた(涙)

 

 

 だからもう1回、行って今度こそちゃんと撮って来なきゃなぁ、と思ってた。

 あぁ、それなのに、それなのに……

 もう撮れない。どころか、もう食べれない。

 本当に寂しい限りですーー

 地図のマークも、開店中のところは○、閉めてしまったところは□と使い分けてたんだけど、これを作った時にはまだ閉店を知らなかったものだから、「ほりかわ」さんのところは○印のままになってます。まぁ、そういう事情なんで、ご勘弁ください。

 

 気を取り直して、次に行きましょう。「ごはんどき」です。

 

 

 これ、ただの「パチンコ屋」さんやないの!?

 えぇ、その通り(笑)。実はこのパチンコ屋さんに食堂が付いてて、それが「ごはんどき」なんですね。

 でもこのままじゃ、どこがその入り口なのか分からない。

 実際、私もどこにあるのか分からず店舗の周りをほぼ1周、ぐるりと回ってみた。

 

 そしたら正面入り口の脇に、隠れるように店があった。

 

 

 何でこんな、外から見て分からないようなところに店、構えるかなぁ? まるでパチンコしに来た人以外は食べないで、って言ってるみたい(笑)。まぁそんなことはないんでしょうけどね。でもまぁ、他所からあんまり押し掛けられても困る、って本音はあるのかも知れない。

 

 

 ねぇ。見るからにしっかりした豚骨醤油ラーメンでしょう? これだけのため、パチンコはしなくても来る意味は充分にある、と思う。

 

 続いては「市場食堂」

 その名の通り、青果市場の敷地内にある食堂です。JR銀水駅から国道208号に出て来たところですね。

 

 

 でも別に、市場関係の人でなくても食べることができる。

 実は、頼めば夜の呑み会に使うこともできるんですよ。私の、元市役所の友達Yさんがここの遠縁に当たって、それで宴会させてもらったこともある♡

 

 ただその時は呑んだだけなので、ラーメンは食べてなかったのでした。そこで改めて、訪問

 

 

 いや〜正しい「食堂系」ラーメンですねぇ。チャンポンから具を抜いただけ、と言いたいけど、けっこう載ってる。あっさりスープで、二日酔い明けには優しい味でした。

 

 実は以前、某大牟田学園の某先生(笑)とここで昼飯を食べよう、と待ち合わせたことがあったんだけど、13時で既に食材切れで、その時は入れなかった。なので今回は、リベンジでもあったわけです。

 なので皆さん、行く時は要注意ですよ。直ぐに売り切れになりますからね。それくらい人気の店、ということは肝に銘じておくべきでしょう。

 

 さぁここからは閉めてしまったお店特集。

 

 まずは国道208号沿い。堂面川にも程近い「山ちゃん堂」

 

 

 ラーメンの写真、撮ってなかった(涙)。メニューにはお好み焼きもあって、夜に食べに来るのもいいなぁ、なんて思ってたのに。その時に写真、改めて撮ればいいかと思ってたのに、それも果たせぬままとなってしまいましたーー

 この交通量の多い国道に面しながら、あの狭い車庫に車をバックで入れる、大将の神技だけはまだ健在みたいです(笑)

 

 次は我が家からも程近い「有泉亭」

 

 

 大親友、モンキーの贔屓でした。安い割には味がしっかりしてて、次はホルモン食べに来るのもいいなぁ、なんて思ってたのに……

 ただちなみに、未だに店内に人の出入りはあるみたいです。営業は、してるとはとても思えないんだけどーー。単に店の人が、私用で使ってるんでしょうねぇ。どう見ても2階は、自宅だし(笑)

 

 お次は西鉄銀水駅の踏切の脇にあった「やの食堂」

 さっきの「ごはんどき」と、線路を挟んで対岸の位置関係にあります。

 

 

 三池高校も近いことから、お昼時になると大量の出前でてんてこ舞いになってた。だからニーズがないわけじゃないんですよ。単に大将が身体を壊しただけなんでしょう。

 あまりに忙しいので、「ラーメン」を頼んでも「今はラーメン、なか」ということでチャンポンを頂いた。野菜を抜く手間すら掛けられなかったんでしょうね。だから今回、取り上げる中で唯一、ラーメンが食べれなかった店、ということになってしまいました(涙)

 

 お次は栄町の、これまた踏切の直ぐ横にあった、その名も「大牟田食堂」

 

 

 ご覧の通り鉛筆のような細高い建物で、1階の店舗は極狭く(だって半分は厨房ですからね)テーブルが2つしかなかった。その内1つには常にオジサン(客)が座ってて、ずっと酒呑んでるので我々が座れる席は残りの1つしかなかった(笑)

 

「もやしそば」が確か300円くらいで、「麺少なめに」って言った方がいいよとのアドヴァイスに従ってそう注文したのですが、それでも物凄い大盛りだった。この量でこの値段で大丈夫なん!? と心配になるくらいでした。

 

 オバサン、足が悪そうだったからなぁ。この階段を上がり下りするのは辛くなったんでしょう。でもこの店がなくなったら、あのオジサンはどこに行ったんだろうとそればかりが気になって仕方がないーー

 

 最後は魚市場の中にあった「りき屋」です。

 

 

「市場食堂」があったのは青果市場でしたね。

 こっちは魚市場。どちらも人の出入りが激しいので、食堂のニーズが高いのは想像に難くない

 

 

 こんな風に車もいっぱい来てて、とても繁盛してた。市場で働く人達だから食も太いでしょうし、ね。

 

 

 ご覧の通りラーメンもボリュームたっぷり。

 いわゆる「食堂系」よりはずっと豚骨味が濃く、腹にズンと来る美味さでしたよ。

 なのにーー

 

 

 ここが閉めるなんて想像もしてなかったなぁ(涙)

 入り口の中を覗いてみたら、自販機だけが寂しく灯りをつけてましたーー

 

 ちょっと寂しい話題ばかりが続いてラストに至ってしまいましたね。

 次回は、更に北方面へ範囲に広げ、みやま市との市境まで迫って来ます。