元気人のブログ

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ゲンキがあれば何でも出来る?
探検家 縣 智丈 探求心の赴くままに今日も行く!

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いよいよやって来たこの季節!

毎年10月〜12月期は、探検に最も注力する本気の季節プンプン
今年はスタートと同時に海外遠征に出向きます!!
 
向かう先は、インドネシアのハルマヘラ島。
 
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北緯0度、赤道直下に浮かぶこの島が今回の目的地。
空路、乗換えを含み27時間でテルナテ島、そこから船で1時間半揺られてハルマヘラ島に上陸、更に陸路を車で4.5時間移動して出発点に到着。そこから先は道無きジャングルを切り開きながら進む。
 
思い起こせば2年ほど前、暇さえあれば見ている、グーグルアースの画像が変わったのが発端だった。
以前はガサガサで何も見えなかった場所の画像が、「コレは洞窟なんじゃないの?」と思えるぐらい鮮明な物に変更された。
 
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白線は川、上流から流れて来て、赤丸の上で突然消える。
赤丸の中はドリーネ、竪穴が空いてるかもしれない地形の変化だ。
 
こんな感じの画像に、インドネシア南部 人の住んでない未開拓のエリアが変更され、既に一生かかっても行ききれないほどの目星を付けている中で、一番難易度が高いこの場所を最初に選んだ。
 
 
狙っている場所は東エリアの①から③と、西エリアの④から⑥
共に川が突然消える地形とドリーネが組み合わさった怪しげな場所。
 
「未開」+「怪しげ」
 
探険に行く理由はこれで十分!
怪しげな場所を見つける嗅覚には自信が有る。
それは既に国内の探検で実証済み。
3年前のオマーン遠征で、地球儀レベルから洞窟を見つけれる事が分かった。
 
そーして目的地を定め、もっと深く調べ込んでいくうちに、グーグルアースと同様なBingMapsという物を見つけ、「洞窟だろう」から「洞窟だ」に確証を持てる程、鮮明な画像を確認することができた。
 
それがコレ
(計画書から転載)
 
中でも凄いのがコレ ③の竪穴
直径200mの大洞口!
これが未だに探検されていないのがにわかに信じがたい。
そもそもこの島の探検の歴史は古く、1986y~1990yにフランス隊がこの島を訪れ、8km近い洞窟を探検している。っが、そこから20数年、昨年からインドネシアのチームが北の方をやり始めたぐらいで空白の期間が続いていた。
なぜ放置されていたかは解らないけど、この幸運に感謝したい。
 
4ヵ月前から今回の遠征計画に取り掛かり、90%以上の確率でそこに洞窟が有る事も解った。そして色んな所へ問い合わせ、それが未探検だと言う事も突き止めた。
 
私が探検において重要視するのは、洞窟の大小ではなくそこへ到達するまでの「過程」。この部分が探検の7割近くを占めると思っている。
内、場所を決め、ルートを考え、全体を計画するのが半分。
なので、出発前に1/3は終了している。
 
もしかしたら、ジャングルに太刀打ちできずたどり着けないかもしれない。。。
毒ヘビにやられて野垂れ死のかもしれない。。。
衛星画像でみただけで、そこへ行く事が困難で有ろうことは想像ができる。島の人間もそこへは行けないと言っている。
 
だからこそ行く!

きっとそこには、まだ見ぬ何かが待っているはずだから。
 
※帰着後の報告をお楽しみに。
 
 
・遠征時の必需品装備紹介
【ファイントラック フラッドラッシュスキンメッシュソックス】
 
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長期活動、熱帯のジャングル、洞窟。この三拍子が揃うだけで、早々にして靴が濡れる事が想像でき、そんな靴を数日履き続けると、足がふやけ行動に支障をきたすようになる。石灰岩エリアを流れる弱アルカリ性の水なら尚のことだ。そんな足の濡れを外へと出してくれるのがこのスキンメッシュソックス。流石に靴の外までは水気は出ていかないので靴下をマメに絞らないといけないけど、この一枚が有るか無いかで快適指数は雲泥の差。
おろそかになりがちな足元の濡れ対策。この快適さを知ったらやめられませんよ~♪
 
ついでに、まだ骨折中です。
っと言うよりも、出発までに治りませんでした。。。
なので、夏の熊本遠征と同様にザックの改良をしました。
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今回持って行くのはオルトリーブのエレベーション。
本来はスキーで探検に行くように用意したザックだけど、思いのほか使い勝手がいいのでコレで行く事にした。
 
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折れて盛り上がった部分に負荷が掛らない様、サポーターとベルトを巻いて鎖骨の上に橋を架ける。
 
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鎖骨の前後が押さえられるのでやっぱり痛いけど、無いよりは全然マシ。熊本の時の、ショルダー片側とウエストだけでは、どーしても荷物が振られてしまって動きにくかったので、今回は逃げの対策を捨て、耐える事を選んだ。
果たして吉と出るか凶と出るか、正味7日、持ちこたえてくれるのを願うばかり。