現在新人さん4人の研修を同時に進めています。
老若男女、経験者に未経験者、とっても様々な面々です。
対するこちらは私も含めトレーナー陣です。
この研修スケジュールを作るのがなかなか難しいです。
全員で一緒にやる研修があったり、もう来月にデビュー予定の人はデビュー日を仕上がりの予測をつけて決めてしまい、シフトを作らなければならない。
私達は一人の新人さんを一人のトレーナーが教えるのではなく、複数のトレーナーで見て行きます。
そのほうがムラがなくなると考えているからです。
誰かひとりのトレーナーが勘違いしている部分も複数人で対応していればそれに気づくことができます。
相手をする身体も複数になり多様な身体を触る訓練にもなります。
スプレッドシートで情報を共有しつつ寄ってたかって教えています。
研修を受ける人もいろんな教えられ方を体験するでしょうが、トレーナーも一気に多くの人に教えることができてスキルも上がると考えています。
「教える」ということが自分のスキルを上げることに繋がるのは恐らく間違いなく、沢山の人を教えることもとても意義があると思います。
私ももう20年教えていますが、今も新しい教え方を見つけ続けています。
技術を教える場合、細かな枝葉の部分はあまり重要ではありません。まあ枝葉なんだしそりゃそうですよね。
でも教わる人は細かなところに注意がいきがちです。
本来は基本の部分が100倍大切なので、そこがずれていたらしつこく、くどく直していくことが大事だなと思っています。
ちなみに私は空手をやっています。最近は「棒」という武器の型を見直しています。
棒の型もいくつもあり、お恥ずかしながらごちゃごちゃになってしまいます。
しかし師範は「いいんですよ。伊澤さん、ひとつひとつの突きなり振りなりの技がちゃんとできているから。」と言ってもらえます。
つまり基本ができているから枝葉の部分はそんなに重要ではないよ。と言っているのだろうなと理解しています。
いや、わかってますよ。そこも覚えないといけないのは。はい。