おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。
先日、TVで未来の素材「セルロースナノファイバー」の紹介番組を観ました。
これを見て、凄い事が起きそうだと感じました。
このセルロースナノファイバー
は、木から抽出されている「セルロース」という成分から作られています。
この素材は、京都大学の生存圏研究所
の矢野浩之氏が、台風の時にあれだけの風力にも耐えられる木の強さから、この素材の発想に結びついたそうです。
それまでも、矢野氏は木の研究
特に、木製のバイオリンの音を良くする木の使い方等をしていましたが
木が持っているそのものの良さを最も活かすことは出来ないかと長年研究されました。
そして、その木の構造体の中でも「セルロース」がその強度に大きく関わっている事を発見されました。
そのセルロースを分離抽出し、更にナノレベルまで精製し、その濃度を高めることで、鉄の５倍もの強度を持った新素材を発明されたんです。
もしかしたら、神様は既に人類が未来永劫行きていく上で必要なものは、既に創造されているのではないかと思ってしまいます。
現在、鋼材は鉄や石油から作られていますが、資源枯渇の問題がありますので
新しい、資源は地球上の課題です。
そんな資源を再生可能な木から抽出できるのは未来にとって非常に明るい話ですね。
このセルロースナノファイバーはその後の研究で乳白色から、透明にな状態や、数ミリの薄さまで加工出来るようになり鉄やガラスの変わりになるのではと考えられています。
鋼鉄よりも硬いガラスですので、様々な用途で応用出来そうですよね。
だから、通常は早く室内に入りたい、雨に濡れたく無いと思う台風の時に、木を見てアイディアが浮かぶんですよね。
こう言った、世間に新しい風を送るのも、たった１人の人間の思いから始まっているところが身近にも感じます。
また、やりたい事に一歩踏み出せたら、さらにそれを高めていく終わり無き探究心と努力。
実は、この新素材を透明にするにはどうしたらいいのか最初は糸口が見えなかったそうです。
木を漂白もしたそうですが、全く透明にはなりませんでした。
ある時、水を入れたビーカーと、油を入れたビーカーにガラス棒を入れてみたそうです。
すると、水を入れたビーカーの中にはハッキリとガラス棒が見えたそうですが、油を入れたビーカーのガラス棒は見えなかった。
つまり、油のビーカーはガラス棒が無い時と、ある時も透明に見えたそうです。
そこから、光の屈折によって透明になっている事がわかり、様々な樹脂との相性を繰り返す事で透明にする樹脂を見つけたそうです。
こういう研究も、自己成長も全く同じかな～ってボクはTVを観て思っていました。
誰にでも、世の中のために自分を活かす場所や形はあると思います。
特に、自分がやってみたい事がある人は、とことんそれを追求してもいいんじゃないかな～って。
それを一言で言うと「創意工夫」とでも言うのでしょうか？
同じ事を何の考え無しに繰り返すのではなく、常に進化を考える。
そんな、思考を常にもち続けていたいものですね。
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