大分・別府障害年金社労士のブログ

大分・別府障害年金社労士のブログ

大分県別府市在住の社労士の伊﨑和夫です。社労士のなかでも障害年金をはじめとして年金の分野を得意としております。
これからも年金情報をお届けしたいと思っています。

「大陸移動」「プレート説」は誤り?

 

大陸移動説は現代の天動説

「プレートテクトニクス理論」が提唱される前、1912年に「大陸移動説」という学説が登場しました。気象学者のアルフレート・ヴェーゲナーが、現在の大陸は超大陸から分裂して移動しつつあるという説を発表しました。

約3億年前には「パンゲア」といわれる超大陸が存在し、2億年前くらいから分裂・漂流することで、現在の大陸が形成されたという仮説です。

年代順に磁極の位置を追跡したところ、現在の位置からずれていくことが分かった。しかも、ヨーロッパ大陸上にある岩石から追跡する軌跡と、アメリカ大陸の上にある岩石から追跡した軌跡が一致しないことが判明。アメリカから見た磁極とヨーロッパから見た磁極が違うということは、磁極が二つ存在するということになってしまいます。そこで考えついたのが、両大陸を移動させることです。アメリカ大陸とヨーロッパ大陸とを30度ほど回転させてやると、大西洋が閉じて両大陸がくっついて、二本のラインは一致します。このことが大陸は移動したという証拠のように考えられたわけです。

分裂した大陸のうち、インド亜大陸をのせたプレートは、1億3500万年(ジュラ紀)ほど前に独立し、北へ向かってゆっくりと移動をはじめた。そして、数千キロにもおよぶ大移動ののち、4000万年前ころにユーラシア大陸に衝突した。ユーラシア大陸の地殻を押し縮めると同時に、インド亜大陸の地殻はその下へもぐりこんでいった。この結果、ユーラシア大陸は押し上げられ、「世界の屋根」ヒマラヤとなった。インド亜大陸の地殻のもぐりこみは、さらにチベット高地の厚い地殻をつくり、遠く天山山脈にまで影響をおよぼしたとされている。

 現在の陸地の形だけを見て、パズルのように組み合うかどうかで、大陸移勧説を説明しようとしていますが、「海」の要素を考えていないという問題があります。古代において陸地だった場所が現在の海になったり、海だった場所が陸地になったりしています。

パンゲアが分裂した証拠という話になっていますが、他の全ての大陸が一つになっていたという証拠はありません。

グランドキャニオンの地層を見ても、2.5~5.5億年前のアメリカは海の底にあったことが明らかです。「陸と海とは交互に沈降と隆起を繰り返している」というのが真相であって、パンゲアという大陸が移動して現在の姿になった などと言うのは ナンセンス な話です。

 

大陸の移動は激変的に起きる

 

大陸が分裂したときの状況が、幸福の科学大川隆法総裁の書籍「太陽の法]には次のように記されています。

「ガーナ文明は、超能力を中心とした文明でしたが、やがて大陸が二つに引き裂かれるという前代未聞の事件により、崩壊してしまいます。
 それは、約七十三万五千年前の、秋のある夕暮れでした。大地からゴーッというすさまじい地鳴りがしたと思うと、ガーナ文明の中心都市のひとつであるエカーナという大都市の中心に、南北に亀裂が入り、みるみるうちに、大地に断層ができてきました。最初の断層は、南北百キロぐらいでしたが、やがて、海水が断層に入り込みはじめ、大陸が分裂する徴候を示してきたのです。第二段目の変化は、それから三日目に起こりました。マグニチュード10ぐらいの、強烈な直下型地震です。約三十万人のエカーナの住民は、この日、死にたえました。
 その後、南北の断層は約数千キロにおよび、やがて、ガーナ大陸は、二つの大陸へとゆっくりと分裂してゆきました。それから何万年もかかって、現在の地形、つまり、アフリカ大陸と南アメリカ大陸とにわかれたのです。」

 

アフリカ大陸と南米大陸の間にある縞模様は、南部では7千万年まで認められますが、それより北では一単位(100万年)も観測されない。これは、両大陸が分裂し、移動し始めたのが、100万年も経っていない新しい出来事であることを意味します。また、プレートと称するものが、一つの剛体となって移動するのでもないことが明らかです。両大陸がくっついていたことは確かでしょう。

 

 

「プレートテクトニクス理論」は誤り

 「プレート論」について、定説では、プレートには長い年月の間に歪が蓄積され、弓が矢を放つようにその歪が解放されて地震が発生する、という解説がなされます。

 「プレートテクトニクス」とは、海嶺で形成されたプレートと呼ばれるものが、海底で冷えて 海溝で沈み込む という一連の運動による地球の仕組みです。

日本でいうと、日本海溝のところから、冷たくて重い「太平洋プレート」が、東北地方が乗っている「陸のプレート」の下に向かって年間8~9㎝の速度で沈み込んでいます。この2つのプレートの境界での相対運動、すなわち、「プレート間のすべり」が何の障害もなく進行すれば地震とはなりません。しかし、プレート境界面で摩擦力が働き、そのため太平洋プレートはスムーズに沈み込めず、その上の陸のプレートと「固着した」状態となっています。太平洋プレートは沈み込みを阻止され、応力が蓄積されます。そして、強度の限界に達すると、固着していた境界面に沿って急激に「すべり」が発生し、蓄積していた応力を一気に解放します。これが「プレート境界地震」です。太平洋下で活発に発生する地震の殆どは このタイプの地震とされているわけです。

 

 地震の発生メカニズムは、地球の表面が10数枚の固いプレートに分かれていて、その相対運動によりプレート内に弾性エネルギーが蓄積され、それが急激に開放されることにより引起されるとするプレートテクトニクス理論により説明されています。

プレート論では、海洋性のプレートは玄武岩や橄欖岩などの重い岩石で構成されているが、一方の大陸性のプレートは花崗岩、片麻岩(シアル質)などの軽い岩石で構成されていて、重い海洋性のプレートが軽い大陸性プレートの下に潜り込んでいることになっています。海洋性プレートは海嶺で誕生し、海溝部で大陸プレート下に消えていくので、最高年齢の岩盤でも2億年であり、それ以上高齢の古期岩石は存在しない事になっています。
 しかし、大西洋にもインド洋にも、また太平洋にも花崗岩が存在し、2億年を超える長寿岩盤が存在します。

 

プレートが潜り込むのではない。池に張った厚い氷が潜り込みなど起さないのと同じで、固い地殻が固い地殻の中に潜るというのは誤りです。

 

 

マントルは粘性と弾性を併せ持った粘弾性体

マグマは岩石物質(ケイ酸塩)の高温溶融体である。つまり、高温でドロドロの状態にある。噴火によってマグマが地表に出たものが 溶岩 である。

地球物理学では、マントルが「地震波の縦波・横波の両方を伝搬させる」ことを重視して、「マントルは弾性体で固体」と強調しています。

地震のような衝撃的な外力には、ある範囲で弾性体のように挙動しますが、長期的に作用する外力には粘性体として挙動します。

粘弾性体は爆発的な短周期波に対して弾性体と同じく伝播可能であるから、マントルが固体である必然性はないと考えます。深発地震の波形を見ると、マントルは熔融していることが分かる。走時曲線は短周期波に関してのみ成立し、主要な地震波は固体の地殻内部を通過している。

定説で、マントルが固体であると考えられているのは、S波(せん断波)がマントルを通過しているからとされている。固体論が導入された経緯は、地震波の伝播問題を計算によって処理しようとした最初の研究者(グーテンベルグとジェフリース)が、そう仮定しないと計算が出来ないから、計算の便宜上、前提として地球内部(2900kmまで)を固体であると仮定したからです。

 計算上の仮定を定説で「固体」としてしまうとは信じ難いことです。

地球誕生の歴史から考えても、マグマオーシャン状態の地球が、冷却され表面に薄皮のような地殻ができ、さらに海洋が誕生して人類が生息できるようになったのは明らかです。

薄皮の地殻の下は依然としてマグマオーシャンであり、熔融しているはずで、地殻の下部周辺からプレート同士の摩擦熱によって熔融し、上昇したものがマグマである
 冷却の進行と共に地殻は厚さを増しているのでしょうが、その下部には溶融したマグマオーシャンが広がっている。

地球は地殻という岩石におおわれており、その地殻の下にはマントルというカンラン石を主体とする岩石がある。地球の半径は6,370kmであるが、地殻の厚さは海洋地域では20km前後に過ぎない。

初期の地球はマグマオーシャンであり、いたるところで解離ガスが爆発(地震の発生)し、水蒸気に満ち溢れ、上空には厚い雲が漂っていました。温度が下がって最初に起きるのは薄皮の形成です。それは地殻の形成であり、大陸の誕生です。その当時の大気はマグマから放出される熱い水蒸気で満ちており、何も見えない蒸し風呂のような暗闇の世界だったでしょう。さらに冷却が進行すると、土砂降りのような雨が降り、漸く海が形成されたに違いありません。

熔融マントルそのものの中に、酸素と水素が結合状態と解離状態の両方の形式で大量に含まれているはずで、水の供給源はマントルです。海はその後にできたものです。水の供給源は海ではなく、元々熔融マントルの中に存在しているのです。

地球表面の大地は、激しく隆起と沈降を繰り返しています。その原動力は マグマの熱と水が織り成す 化学爆発 という歴史なのです。

マントル物質は熱エネルギーだけではなく、大変なエネルギーを解離水の形で貯蔵している。マグマはマントル物質と同じである。地球内部を血液のように対流してきたマグマは、火山の下まで上昇してきて、噴火という形で内部の解離水を爆発させているのです。

マントルは液体で、しかも、サラサラ状態の超臨界マグマであると思います。

モホ面の下のマントルはあるところまでは固体の橄欖岩であり、地殻の第二層を構成しているわけです。

 

 

地下での爆発で地震が起こる

 地震発生の ほんとうの原因は、地下内部のマグマから放出される熱によって、水が酸素と水素に分離すること、そして、マグマ内部に存在する水素と酸素が爆発して水に戻るためです。

 

地下深くにマグマ溜りがあります。その地下内部の水は、温度と圧力によって固体にも液体にも気体にもなる物質ですが、熱水状態を過ぎると超臨界状態となります。それを超えると酸素と水素に熱解離し始めます。この限界の層(解離層)は、温度と圧力の変化に応じて、地下内部で上下する。熱水⇒超臨界水となった後は、温度と圧力に応じて酸素と水素に解離する度合い、すなわち解離度が増加していきます。

解離層が急激な上がり方をすると、マグマ溜りの内部では、マグマの高熱で解離した水素ガスと酸素ガスの混合気体(爆鳴気とも呼ばれている)が蓄積されて、圧力が増大します。地殻の一部に疲労破壊が生じ、クラックが発生します。岩盤は破壊されて容器が破壊したボイラーのように解離反応が進みます。この解離反応は熱を奪う反応ですので、マグマ溜りの周辺温度はこの時には局部的に低下していきます。すぐに爆発が起こるわけではないが、マグマ溜りの圧力は増大する。

解離が終了すると、今度は周囲からの熱が移動してきますので、周辺温度は元の温度に戻っていきます。そして、爆鳴気の爆発条件に達した時、着火となり、平衡破綻型と呼ばれる爆発が起きます。これが地震の第一段階です。

 

  2HO + 熱 ⇒ 2H + O   熱解離反応(吸熱反応)

 

爆発後は、混合気体が超臨界状態の結合水に戻りますので、圧力が降下して、マグマ溜りは崩壊します。引き起こされた減圧のために、マグマは上昇します。これが地震の第二段階です。

 

    2H + O ⇒ 2HO + 熱   爆鳴気爆発(発熱反応)

 

この二つのプロセスが短時間に起きていることが地震の真相であるとしています。

 

地震の発生が満潮、干潮から少しずれるのは、解離反応で下がった周辺のマグマの温度が解離ガスの着火温度に回復するまでに時間を要するからだと思います。

 

現在、地球が宇宙からの電磁波(フォトン・ベルト)を強く受けているために、地球内部の溶融マグマが加熱され、解離ガス(水素と酸素)が発生しやすくなっている。フォトン・ベルトの中は、電子レンジと同じ原理で、地球上の液体は内部のマントルも含めて温度が上昇する。温度が上昇すれば、マントル内部の「水の熱解離の度合」が変化し、地震の多発に繋がります。到る所で地震と火山の噴火が起きていることがこれを証明しています。

 

 

押し引き現象

 地震時には、最初の動き(初動)が震源から離れる方向に動く「押し」と呼ばれる領域と、震源に向かうように動く「引き」と呼ばれる領域がほぼ同時に起こっていることが知られています。「押し引き分布」と言われている初動の分布のことです。

押し領域は、水が酸素と水素に解離してできる混合ガスの高圧力のため、周囲の岩盤にひび割れを発生させ、ボイラーが爆発するときのような平衡破綻型爆発(地震の第一段階)を起こすために生じます。

この爆発で圧力が低下すること、かつ、温度移動によって、解離ガスの爆発条件が満たされて爆鳴気爆発(地震の第二段階)を起こすために、引き領域が生じます。爆鳴気は元の水に戻ってしまうため結合して収縮を引き起こします。

水素と酸素が引き起こす爆鳴気爆発というのはダイナマイトの爆発のようなものではない。体積が収縮する爆縮現象を伴うものです。

現実には、複数の地震が短期間に連鎖的に発生する連鎖震源になっていると考えられます。

 

 第一段階における爆発の方向は、マグマ溜まりに接続する火道の向きによって決まります。

押し引き分布が円または楕円になるのが直下型の地震です。押し円錐の軸が垂直に近ければ、振動被害の激しい地震となります。直下型というのは、爆発の向きが上下方向に向いている地震のことです。震源の直上の地表では隆起現象が見られます。

 

 マグマ溜まりに接続する火道の向きが水平に近ければ水平爆発となります。

震源が深く、押し円錐の軸が水平方向に近ければ、震源の直下でも直下型地震ではないため、

振動被害は大きくありませんが、引き領域になり、震源に向かうように地盤の沈降が起きます。この爆縮は気体の体積が収縮することによります。地下のマグマ溜りが、水平で、かつ、巨大な大きさに成長していると、そこで起こる地震第一段階の爆鳴気爆発はマグマを左右方向に押し広げます。続いて起こる地震第二段階の結合収縮反応では、空になったマグマ溜りは潰されてしまいます。震源の上部にある引き領域は海底に沈降してしまうのです。「押し引き分布」は双曲線型となり、断層は正断層が出現します。このタイプの地震が大規模、かつ連続的に起これば、大陸規模での沈没現象もあり得るわけです。

水平で震源が浅い場合は、水平のずれ現象となります。

 

 

 東日本大震災は直下型に近いものでした。震源での爆発は上向きでして、押し領域で大きな津波が起きました。震央を離れた沿岸一帯は引き領域になったため、震源に向かうように地盤の沈降が起きました。震源での爆発によって発生する押し領域は、押し円錐の軸が傾斜しているので海底に出現する押し領域は楕円状になります。楕円状の外部は全て引き領域になりますから、津波の被害を受けた東北の沿岸地方は引き領域となり、震源に向かって移動します。したがって、東に向かって移動し、沈降現象を伴ったと思われます。

 震源に近い宮城県東部の牡鹿半島では、陸地が東側に水平に5.2メートル動く地殻変動があり、沈降も1.1メートルありました。

太平洋プレートが沈み込む境界でひずみがたまり、耐えられなくなった陸のプレートが跳ね上がって起きた。地震後、ひずみが解消された陸のプレートは伸ばされたような形で東に動く。

また、プレート境界で地殻が上昇するため、内陸側は逆に沈降する。この沈降によって津波の浸水域が拡大した。
 スマトラ沖地震のように、複数の地震が短期間に連鎖的に発生する連鎖震源になっていると考えられますので、津波を発生させた海底地盤の隆起は、沿岸に沿った方向に延びていることが推定されます。この海底地盤の隆起が津波の第一波が「押し波」となり、巨大津波を発生させた原因です。

津波被害を受けた東北地方の沿岸は、いずれも地盤の沈降が起きて、海水が引かない状況が起きています。

幸福の科学の霊査によると、ノストラダムスが、1998年に太平洋岸の一部の沈没を予言しておりました。時期は遅れ、規模は小さいが、今回の事を言っておられたのではないかと思います。

 

1596年に(別府湾で)起きた地震では、瓜生島・久光島が海底に沈没しました。

高知湾では、黒田郡と呼ばれた広大な土地が白鳳年間(673~697)に沈没しています。

これらでは、爆発の方向が水平であったために、鉛直方向が引き領域に入って海没したと考えられます。

 

爆発の方向が斜めになっていると、地表での震動被害はそれほど大きくなりませんが、隆起する部分と沈降する部分が現れます。スマトラ沖地震などの場合では、隆起と沈降の両者が現れました。スマトラ沖地震では、津波を発生させた海底地盤の隆起は沿岸に沿った方向に延びた。この海底地盤の隆起が津波の第一波が「押し波」となり、巨大津波を発生させました。爆発は震源付近のマグマ溜りの形状によって左右されるのですが、傾斜が急であるので、押し領域は片方にしか現れません。震源における大爆発(爆縮)によって、インド側に押し領域が発生し、海底地盤を隆起させたと考えられます。一方、タイ側には引き領域が発生し、海底地盤を沈降させたものと考えられます。

 

 

地震に伴う前兆

 地震に前兆が出現するのは、解離度が進行して、マグマ溜まり内部の圧力が上昇することに原因があります。

大地震の前には、解離したガスの高圧力が液体マグマを排除しますので、気体としての解離ガスプラズマがマグマの通路を高速で移動し、地球全体が発する磁場のなかで、MHD(電磁流体力学)発電を起こしている。これが、大地震の前に地電流が流れる理由ではないのかと考えられます。

この熱解離が起きるときには、分子状態と原子状態の水素や酸素が生成される。これは一種のプラズマ状態であり、超臨界状態での解離水は原子状のため、自由電子が放出される。この自由電子の流れから地電流が発生し、局所的な地球磁場の変化も起きてくる。自由電子が地表にまで上昇すれば、空中の電子数も増加し、電離層の異変にも繋がる。

すなわち、解離層が急激な上がり方をすると、マグマ溜りの内部に解離水(爆鳴気)が蓄積され、圧力が増大する。これが岩盤にマイクロクラックを発生させ、地震の前兆現象を起こすわけです。

潮汐による水圧変化、大気の圧力変化などの圧力変化が、地下深部での解離度を左右します。

地震時には、燃焼とは関係のない発光現象(オーロラのような青い炎)現象がありますが、これはプラズマ発光であると考えるのが自然だと思います。解離ガスは分子状態ではなく原子状態のプラズマですから、自由電子が放出されて、怪光の原因となるような発光現象を伴っていると考えられます。熱解離反応が起こっている段階では圧力増加してきます。すると、地殻を圧迫して、マイクロクラックが発生したり、蒸し暑い蒸気を地表に押し出したりします。そのときに地電流が発生したり、各種の宏観現象を生じたりします。

地電流の周囲には局所的な磁界が生まれるために、コンパスの異常が観察されるわけです。

熱解離反応によって震源付近の圧力が増大する。熱水(蒸気)が上昇する。地震時には水素爆発の特徴である轟音が鳴り響く。地震前の赤い雲は夕焼けと同じ原理で説明できる。

大きな地震の前に夕焼けになることがありますが、夕焼けになったから地震が発生するわけではありません。月が大きく見えるのと同じ理由で、大地震の前には地中から湿った暖かい空気が噴出し、地表面に漂います。水蒸気が多い空気の層を通ってくると、光成分のうち波長の短いものは散乱して進入できなくなり、波長の長い赤い光線だけが人間の目に届くのです。よって夕焼けになるのです

解離するときに電磁波が発生する可能性があると思います。また、膨張ガス圧の作用により、高熱の地下水や蒸気が噴出するために、蒸し暑くなったり、水蒸気の作用で夕焼け現象が激しくなったりします。地表に蒸し暑い空気の層が漂えば、二層構成の空気層が屈折を起こし、水蒸気の粒子が短波長の光を散乱させるために、低空を赤く見せたりします。そうした前兆現象は、爆発規模が大きく、かつ浅い場所での地震ほど顕著に現れる。

大地震の前に月や星が大きく見えるというのは、「熱水・蒸気」の上昇によって地表近辺と上層で二層構造になるからであり、屈折理論で現象を説明できる。けっして錯視によるものではない。月面上で「地球の出、地球の入り」を観測すると、「日の出、日の入り」のような大きさの変化が起きない。月面には二層構造の空気層がないからです。

 

 

余震

余震といわれるのは、震源付近にあるマグマ溜り内部で、酸素と水素の解離ガスが結合と解離を繰り返すことによる現象です。

巨大な爆発が起きると、解離と結合が頻繁に起きて、科学的なバランスを失う。余震が継続するのは、水の解離する度合いが、熱と圧力の関係によって変化するために、解離層が安定するまで爆鳴気爆発の科学反応が繰り返されるためです。

 

2HO + 熱 ⇔ 2H + O

 

解離水がその場の解離能力内に納まって安定し、解離ガスが発生しなくなるまで余震が続きます。

通常、余震は最初よりも小さくなっていきますが、解離ガスが大量に貯蔵されれば、余震のほうが大きな地震になることもあり得ます。

 

 

浅発地震と深発地震

 震源の深さが60㎞より浅いものを「浅発地震」、60㎞~300㎞のものを「やや深発地震」、300㎞より深いものを「深発地震」とよんで区別されています。

浅いところの地震は、地殻第一層と地殻第二層の地殻内部に発達しているマグマ溜り、あるいはマグマの流路内で起こる爆発爆縮だと思われます。

深発地震といわれる地震は、地殻第二層よりも下の溶融マントル内部で発生している爆発爆縮であると考えられます。

 マグマ内地震は、600~700㎞という深い場所でも起きている。深さで区分するよりも、個体である地殻内部で起きる「地殻内部の地震」とマントル内部で起きる「マントル内部の地震」と分けたほうが、物理的な意味が明瞭になります。

 

海洋部の地殻は薄く大陸部の地殻は厚い。海洋底の地殻が薄いのは、海水という保温膜があるからですし、大陸の地殻が厚いのは空冷式冷却効果が激しいからです。

日本海溝沿いの地域は、地殻が薄いために硬い橄欖岩が地表に接近している。

海溝型といわれる海域部での浅い地震は、大量の水を供給されるために、地球内部にある無限とも言える熱エネルギーとからんで巨大地震を引き起こすのです。

クラカトア島の大爆発では、島の下部に出来たと推定される空隙に大量の海水が落下して、高熱のマグマに接したために爆発が起きたと考えられます。島の下部に空隙が発生し、減圧したために解離ガスが発生しやすい条件が出来たわけです。

海溝とは海底にある深い溝のこと。水深が6,000m以上のものを呼びます。

海溝部では結合水がすべて解離水になるまで地震が続きます。したがって、700kmというような深部まで地震が起こります。

海嶺とは海底にみられる山脈のこと。マグマが出てくる火山のような場所になっています。

海溝や海嶺部分では、マントルの移動が上下方向であるため、移動に伴って圧力と温度が大きく変化することで解離ガスを蓄積しやすいのです。

解離水の含有量が解離能力を超えるような地点まで上昇すると、結合反応、すなわち地震が起こるようになります。これは、海嶺下部でマントル中の解離水が結合水に転換し、新たに水が誕生することを意味し、この水がブラックスモークを湧出させています。海嶺部では鉱物を溶かし込んだ真っ黒の高熱水が海底から噴出しています。噴出水は地震によって出来る結合水です。溶け込んだ鉱物が析出すると、煙突状のチムニーと呼ばれる形状を作ります。

海溝付近で起きる巨大地震は、海底下の地殻内部で起きる亀裂の発生を主因とする圧力低下が原因の解離現象です。

海溝付近では陸側のプレートは厚く、海側は薄いので、この部分では潮汐力の繰り返し作用によって生じる疲労破壊が起こりやすい場所になります。

潮汐力は地殻の上にある海水だけに作用するのではなく、地殻内部の熔融マントルにも作用します。しかし、熔融マントルが海水のように移動しないのは、卵の殻のように薄い地殻ですが、しっかりと踏ん張っているから、動かないわけです。このことは地殻には一日二回の繰り返し荷重が潮汐力によって作動していることを意味します。地殻はプレート論で解釈されるようなものではなく、しっかりとマントルを包んでいること、卵の殻のようなもので、潜り込んだり移動などするようなものではないことが理解できる。

今回の巨大地震も、この日本海溝付近に出来る疲労破壊を原因とするクラックが海溝に沿って発生したことが考えられます。それによって、短時間で数度の爆発を起こしたことが新聞報道に表されているような、破壊領域が数百キロにも及んだという現象の直接の原因ではないかと推定されます。

スマトラ沖地震でも巨大津波が発生しましたが、スンダ海溝に沿って、発生した地殻の疲労破壊クラックが圧力減少を引き起こし、震源が連鎖状に並んで連続的地震が起きたものと考えられます。

これが海溝型といわれる地震が巨大になる本当の原因です。

 

深発地震は、地上近辺で起こる地震にくらべると、水がすでに内部に存在する地震、つまり内部供給型地震であることや、高圧下であるために、地上近辺の外部供給型地震よりも規模が小さくなります。

地球深部(700kmより深い場所)において、マントル物質には結合水が存在せず、100%解離水(酸素と水素の混合ガス)として存在することを示唆しています。HOの形では存在しない。解離度が100%になったところが地震発生が無くなる領域です。

水は地球深部のマントル内では100%解離水という状態で存在している。

マントル物質は、熱エネルギーだけではなく、大変なエネルギーを解離水の形で貯蔵している。

深発地震は熔融マントルの内部で解離ガスが爆発する化学的爆発(爆縮)現象です。

深発地震面はプレートが潜り込むために出来るのではない。深発地震は熔融し、対流しているマントル内部で解離水が爆発を起こしていることが原因です。深発地震は、地殻の下のマントル内で起こる解離爆発です。深発地震はマントルが潜り込む海溝部に特有の現象です。

爆発によって発生する衝撃的地震波は直ぐ上にある橄欖岩の高速伝播媒体を通って伝播しますが、二層構造の地殻の第二層、橄欖岩層は、北海道、東北、関東地方の太平洋側で地表に接近している。海洋部の地殻は薄く、大陸部の地殻は厚いのですが、この地域、すなわち日本海溝沿いの地域は地殻が薄いために、硬い橄欖岩が地表に接近していて、地震に関して非常に感度の良い地域なのです。感度が良いということは、短周期成分を含んだシャープな震動を感じるということです。

 

爆発によって発生する衝撃的地震波は、直ぐ上にある橄欖岩の高速伝播媒体を通って伝播しますが、二層構造の地殻の第二層、橄欖岩層は、北海道、東北、関東地方の太平洋側で地表に接近しているのです。

 

地殻の下にあるのは全てマグマ(熔融マントル)であり、火山の火道を通って上昇します。地殻は熔融マントルの上に浮かんでいるように見えるので、「地殻平衡論」が成立するのかと錯覚しますが、基本的には地殻はシェル構造(卵の殻のような球面状の固形板)であって、静水力学(アルキメデスの原理)的な浮かぶという現象ではありません。

 

地球深部(700kmまで)の液体マントル内で発生するいわゆる深発地震では、常に関東方面に異常震域という現象が現れます。震源上部(震央)では無感なのに、関東方面でだけ有感地震となったり、地震波の到達時間が関東では計算時間よりも早く到達するという現象です。

この現象は、液体マントル上部にあるカンラン岩で構成される緻密で硬い岩盤層(地殻の本体部分:地球を卵に見立てた場合卵の殻に当たる部分)が地表に近く位置するからです。大陸側の地殻よりも、海側の地殻のほうが薄いということに原因があります。

 

 異常震域とは、震源地よりも震源地を遠く離れた場所で震度が大きくなるという現象です。深い地震では この現象がみられます。震源地では無感なのに、遠い場所で有感になるのです。

異常震域は、有感の深発地震には例外なく現われる。浅い地震でもある程度現われることがある。異常震域となるのは、北海道,東北,関東地方の太平洋側である。
 

 深い地震とは地殻の下、マントル内で解離爆発が起こり、その地震波が橄欖岩で出来た高速伝播媒体(地殻の低層に当たる部分)の内部を伝播していく地震です。一方浅い地震は花崗岩や玄武岩という低速伝播媒体(地殻の高層に当たる部分)の中を伝播していく地震です。深い地震のほうが早く伝わるのです。異常震域という問題も同じように合理的な解釈が可能です

深発地震の異常震域は地殻の構造に秘密がある。ウラジオストック付近で生じた地震では、金沢や、新潟で大きな震度でもよさそうですが、そこでは無感になっています。それよりも関東、太平洋側で大きな震度になっています。北海道の深発地震と浅発地震でも、本州南方沖の地震でも、太平洋側がいずれも有感になっています。これは、第二層(橄欖岩の硬い岩盤)を通って震動が伝播されること、したがって第二層が地表面近くにある関東地方が揺れを感じ易くなっていることを示しているのです。

 

海底や内陸部の地殻の下を対流する液体マグマは、圧力と温度の変化が乏しく、解離度が一定している為に解離ガスの蓄積が起こらない。

 

地球深部からマントルを伝播してくる地震波は、地殻底部の緻密なカンラン岩まで達すると、さらにその中を伝わり遠方まで達しますが、垂直方向には玄武岩や花崗岩があるために細かな震動が吸収され無感地震になることが多い。

 

マグマ溜りが存在しない深発地震や小規模の地震というのは、第一段階が ゆっくりとした反応で、爆発は起こらず、第二段階の爆鳴気爆縮のみという地震ではないかと考えられます。

 

 

地震多発地帯

環太平洋で地震が多いのは、地殻の下を流れる熔融マントルが活発に動いていて、そこからたくさんのマグマの管路が毛細血管のように地殻内部に進入しているからと思われます。解離ガスの発生する機会が多くなっていると考えます。

中央海嶺の下では、マントルが上昇していて、解離度の変動が激しく地震が多発します。また、日本海溝・マリアナ海溝・トンガ海溝・チリ海溝などの海域では、マントル対流が地球内部に下降していますので、解離度が変動し、地震が多発します。

 

緯度が40度付近で大地震が起こるが、地球という球体が潮汐の原因である起潮力を受けて、疲労破壊する可能性が高いのではないかと思われます。

海溝付近では陸側のプレートは厚く、海側は薄いので、この部分では潮汐力の繰り返し作用によって生じる疲労破壊が起こりやすい場所になります。

 

地震の少ない地帯とは、マグマの流れも少なく、境界から反射する地震波も強くなります。地震空白域とは元々地震は少ない地帯のことであると解釈しております。

海洋によって その周縁部の状況が極端に違っています。同じ海洋に面しているニューヨークなどで地震があまり起こらないのは、マグマの流れる管路が地殻内に少ないから、解離ガスの発生する機会が少ないのであろうと考えられます。プレート論の立場からは説明が困難なようです。

 

 

火山の爆発

地殻の深部で起きる爆発が地震であり、浅部で起きる爆発が火山なのです。

火山の場合には、水蒸気爆発という水蒸気が液相(超臨海)から気相に変化する爆発が起きるので、複雑な現象となりますが、基本的には地震現象と同じ解離ガス(酸素と水素の混合ガス)の爆発現象です。

 フンボルトは、中南米の火山活動を現地で観察し、貫入現象が深部で起こるのが地震、浅部で起こるのが火山活動であると見抜き、両者には密接な関係があると考えていました。

火山の爆発というのは、第一段階だけで終了し、爆縮反応が起きない場合の自然現象であると解釈されます。

水蒸気爆発とは、地下水とは関係なくマグマ自体に含まれる解離水(酸素と水素の混合ガス)が小爆発(火山性地震のこと)によって、結合水(いわゆるH2Oのこと)に変化し、臨界状態にあるH2Oが何十倍にも爆発的に気化する気化爆発のことを意味しています。

大量の水蒸気が発生して圧力が急激に高まることで起きる。火口付近の岩石が砕け、マグマ片を含まない噴石や火山灰として周囲に飛散する。水蒸気爆発と地下水は関係ありません。

火山性地震が急増していたということは、地下水など関係なしに、結合水がマグマ内部、またはマグマ溜りのような空間に急激に蓄積されることを認識しなければいけません。それが山体が膨張させることもありますし、事象が終了すれば、減圧効果で池のような形状の陥没地形を形成することもあります。

マグマ水蒸気爆発は、マグマ内部の解離ガスが水素爆発を起こして、水蒸気とマグマ片を一緒に噴出することによる爆発的噴火です。

 マグマが高い場所まで上昇していれば、熔融岩石であるマグマ自体が解離ガスと一体になって噴出しますから、流体の密度が高くなり、地表を這うような火砕流となります。

 御嶽山の噴火では、3km程度の火砕流で終わったようですが、マグマの上昇が高くなかったので、爆発に含まれる熔融岩石と解離ガスが少なかった。

雲仙普賢岳では、かなりの体積のマグマ物質が噴出して、巨大な火砕流となり、人命も失われ、周囲を焼き尽くしました。収束したときには水蒸気が立ち込めていたことを見れば、火砕流の中身が解離ガスであったことが理解できます。雲仙普賢岳の火砕流について、山腹を駆け下り始める時は明らかに岩屑雪崩(粉体流)の様相ですが、下流では泥流の様相を示していたと思います。流れの後半で泥流になるというのは、解離ガスが地上で化学反応を終えて水蒸気になったから、それで泥流という液体の流れに変化したのではないのでしょうか。それならば、前半は気体の流れ、後半は液体の流れという不思議な現象が合理的に解釈できる。

大洋の海底にある海嶺(または海膨)付近では、地球内部からマグマの上昇に伴う熱水噴出、熱水鉱床、チムニーの形成などの現象が存在します。そこで起っていることは、解離水の爆発による結合水の形成という現象です。

海嶺部では、マントル物質は上昇に伴って小さな地震を起こして結合水を生成していきます。地殻の表面部分では全て結合水となり、解離水(地震の原因となる水素と酸素の混合ガス)は存在しなくなります。これと同じようなことが、火山の火道内部では起きていると推定できます。
 マグマは、火道を上昇するにつれて爆発(火山性地震)を起こし、解離ガスが結合水へと変換されていきます。これが火道内部の空間(火口下のマグマ溜り空間など)に蓄積されると、火山では水蒸気の噴気が見られるようになります。空間に結合水が、もちろん、超臨界状態で蓄積されると、山体の膨張も見られるでしょう。最後は、気化爆発を起こして本格的な火山活動が開始となります。マグマの上昇が高い場合には、火砕流の発生(マグマ水蒸気爆発)、マグマの噴出という災害を伴う危険な火山活動になります。

 マグマがもっと高くまで上昇している火山では、マグマ内部の解離ガス爆発で、マグマ自体が熔融状態のまま噴出してきます。ハワイのキラウエア火山などに見られる現象です。

 マントルを構成するマグマの中には、解離状態(酸素と水素に分かれている)と結合状態(水蒸気となって存在)の二つの形式で、水はもともと大量に含まれています。ハワイで見られるような地上の熔岩は、すでにガスが空中に抜けている状態で、爆発には関係しません。

 爆発するのは、結合状態の水が液相から気相へ急激に変化する場合(水蒸気爆発)と、解離状態のガス(解離ガス)が爆鳴気爆発を起こす場合(地震と同じ現象)との二つのケースがあります。後者の場合には、熔岩を伴って爆発しますので、水蒸気と噴出物とが混ざって黒色の煙を吹き上げます。また、火砕流となって流下する場合もあります。マグマが火道の中で下がっている場合には、水蒸気爆発しか起りませんから、煙は白い色になるわけです。

 

海底火山の活発化は、海流の変化を意味し、エルニーニョ現象やラニーニャ現象を引き起こして、気象災害を多発させます。

 

 

イルカや鯨が打ち上げられる原因
近年、各地でイルカや鯨、深海魚などが打ち上げられる報道があります。近年、地震や火山

爆発が多発していますが、海底においても、火山活動、地震による噴出現象が起きている。原因は、地下から、解離ガス、再結合した高温度の水蒸気、メタン層などにある可燃ガスなどが噴出し、発火させることで火傷を負ったのではないかと考えます。

 

 

 ただ、熱解離が起こるのは水だけではない。

 高濃度ガスの正体は、生物起源のガスではなくて、以下のような炭酸カルシウムの熱解離現象だと考えます。

 

CaCO3 + 熱 ⇔ CaO + CO

 

 炭酸カルシウムは、水よりも早く(低温度で)解離し、その解離現象で炭酸ガスが発生する。

 石灰石で出来た大地では、地下水に含まれる炭酸カルシウムから、熱解離で二酸化炭素が発生します。

 カルスト台地の地下で起こる炭酸カルシウムの熱解離は大災害を引き起こす。

 

 

火災旋風

水素ガスは可燃性であること、結合した水も過熱蒸気(沸点を超える)であるために、地震時には大火災が発生する原因になる。大地震における火災は、二次災害ではなく地震に付随する特有の現象です。

大地震の時の火災は家庭の火の消し忘れから発生するのではない。太古の時代から大地震には火災が付き物のように報告されている。可燃ガスを含む高熱のガスが正体であること、震源付近から地震の傷跡である断層を通り抜けて地表に噴出することが原因であろうと思います。

巨大な地震が起きたときに発生する火災の原因は、地震の直接の原因となる解離ガスを含む高熱のガスが噴出することが「火種」になっているとしています。関東大震災やサンフランシスコ大地震が、火災によって大きな被害を被った理由であると思われます。
 火種が全く存在しないはずの砂漠地帯でも、断層(地震の傷跡)付近の枯れ草が燃えることがあります。

気仙沼の大火災も、直接の原因となる「火種」は震源付近から噴出してくる高熱ガスによって乾燥すること、そして、その高熱ガスが漂流物を発火させた可能性は捨てきれないと思います。

直下型地震では、断層から高熱ガス(水蒸気、酸素ガス、水素ガス、時には炭酸ガスなど)が噴出するので、火災が発生します。

 

 

地震と断層

 地下の超臨界水が解離すると、圧力が増大して、岩盤に応力が発生します。その時(破壊前の現象ですが)岩盤に細かなマイクロクラックが発生し、地電流が流れます。この状態を超えると、岩盤は破壊されて、容器が破壊したボイラーのように、一気に解離反応が進みます。この爆発的解離反応が地震の第一段階です。水素と酸素に分解した混合ガスの結合反応が起こって、水素の燃焼爆発という地震の第二段階が起こります。この時には、ガスの体積が減少することによって減圧が起こります。

上向きに形成される「押し円錐」内の「押し領域」と、それ以外の周囲にできる「引き領域」の境界にできる亀裂が「断層」というものです。

大きな震動によって地盤の耐久力がなくなり、鉛直方向と平面方向の二重に渡って自由端になったことによります。地球内部方向への鉛直と平面的な広がりの両方向に自由端になってしまった地盤の傷痕が断層なのです。

近くに活断層が走っているという情報を聞いて、脅えている住民も多いようですが、断層付近で建物被害が大きくなるかどうかは、断層という傷痕が再び地表面上で自由端になるかどうかで決まります。傷痕が癒えてしっかり固着していれば、傷口が開いて自由端になることはないですから、傷痕の上に家を建てたからといって、それだけで危険度が高いということはありえません。

 

断層は地震の傷跡

 

断層が動いて地震が起こるのではありません。断層は、マグマの爆発的な貫入現象を伴う水素ガスの爆発現象によって生じる傷痕です。断層は大きな地震の結果として現れるのです。小さな規模の地震(爆発)で発生することはありません。

断層が地震の後に発生したと言う報告があります。地震後にズルズルとすべるように段差が出来たということです。地震が起きる前の調査では断層が見つからなかったのに、地震後に発見されたというニュースになって報道されますが、元々存在しなかったから「発見」出来なかったに過ぎません。

 

爆発によって円錐状の押し領域が形成され、それ以外は引き領域になる。押し円錐と地表面が交差するところに、さまざまな形式の断層が出現します。

押し引きの境界には、大地震になるほど はっきりとした断層が出現します。

押し円錐の軸が垂直に近ければ、直下型地震といわれる振動被害の激しい地震となります。逆断層が発生します。

押し円錐の軸が水平に近ければ水平爆発となります。ここでは正断層が発生します。

押し円錐の軸が水平で震源が浅い場合には、断層は「水平ズレ断層」となります。

 

断層付近で建物被害が大きくなるかどうかは、断層という傷痕が再び地表面上で自由端になるかどうかで決まります。傷痕が癒えて、しっかり固着していれば、傷口が開いて自由端になることはない。

 

幸福の科学大川隆法総裁は、『「日本の誇りを取り戻す」 国師・大川隆法 街頭演説集 2012』で以下のように説かれました。

「さらに、付け加えますけれども、今、地層学者や地震学者みたいな者が、あちこちの原発の下に潜り込んで、「ここは活断層が四十万年前に動いた」とか、「二十万年前に動いた」とか、「五万年前に動いた」とか言って、「即時停止すべきだ」などと言っておるけれども、バカです!
 みなさん、「昔、断層ができた」ということは、「これから動く」ということではないのです。
 断層というものは、どこにでもできるんですよ!
 ここにだって、できるんですよ!
 どこにでも新しい所に断層はできるんですよ。
 大地が引っ張られたら、そこに断層はできるのです。いくらでも新しい断層ができるのです。こんなものを四十万年前まで調べたって、人一人救えませんよ!
 バカなことをするんじゃない。
 なぜ分からない。」
(30~31ページ)

 

 

地震と津波

津波は、地震爆発の結果であって、地滑りが原因ではありません。

 陸上でも海底でも、大爆発によって「地滑り・崩落」は発生しますが、「地滑り・崩落」および「津波」は加速度4000ガルを超えるような大爆発によって生じるものです。

爆発の結果として斜面では地滑りが起きます。1972年の雲仙岳噴火、眉山の山体崩落による津波、リツヤ湾で起きた崩落による津波などは地上部分での崩落です。空中から落下すれば津波が起きますが、水面下の地滑りや、落下現像では津波にはならないと推定されます。

「正断層型」というのは、爆発が水平に近いもので、海底地盤が沈下することによって津波が発生するのです。したがって、津波の第一波は潮位が下がる「引き波」として押し寄せます。

「逆断層型」と言うのは、爆発が鉛直に近いもので、海底地盤が隆起して津波が起きます。第一波は、潮位が上がる「押し波」として襲来します。

スマトラ沖地震のように複数の地震が短期間に連鎖的に発生する連鎖震源になっていると考えられますので、津波を発生させた海底地盤の隆起は沿岸に沿った方向に延びていることが推定されます。この海底地盤の隆起が津波の第一波が「押し波」となり、巨大津波を発生させた原因です。

 

直下型というのは、爆発の向きが上下方向に向いている地震のことです。震源の直上の地表では隆起現象が見られます。地震が海底で起きれば、地盤を持ち上げて大きな津波を発生させることになります。津波の第一波は遡上する押し波となります。

 

近地津波、つまり、震源地が近くの場合には、同じ規模の地震なら、爆発が鉛直方向である地震のほうが地盤の変化する量(隆起)が大きく、津波の規模も大きくなります。

遠地津波の場合には、他の要素、つまり大陸棚などの形状による様々な干渉効果があって、第一波が小さな引き波であっても、第二波、第三波と後続する津波のほうが大きくなる場合もあります。

押し円錐の軸が水平方向に近ければ、震源に向かうように地盤の沈降が起きます。津波の第一波は引き波となります。

 

 震源での爆発によって発生する押し領域は、押し円錐の軸が傾斜しているので海底に出現する押し領域は楕円状になります。楕円状の外部は全て引き領域になりますから、津波の被害を受けた東北の沿岸地方は引き領域となり、震源に向かって移動します。したがって、東に向かって移動し、沈降現象を伴うことが理解できます。

津波被害を受けた東北地方の沿岸は、いずれも地盤の沈降が起きて、海水が引かない状況が起きています。

 

 

地震の前から潮が引く現象

地震が海域で発生すると、地盤が沈下した領域からは津波の第一波として、引き波が発生し、沿岸部には退潮現象が現れます。一般的には、地震の発生前に現れる海水位の低下を干退現象と呼んでいます。


水位が下がる原因にはいくつかの理由が考えられます。

 

1 海底から海水が地球内部に落下する

引き波に見える現象は、退潮現象、つまり大量の海水が地殻内部に発生した空隙に向かって落下したものと考えられます。

八戸から相馬までの記録は、最初の変動が水位が減少する引き波のようにも見えます。

それ以外の場所では全て最初の変動が水位が上がる押し波となっています。八戸から相馬までの一見して引き波に見える現象は、退潮現象つまり、大量の海水が地殻内部に発生した空隙に向かって落下したものと推定されます。これが大爆発を生んだ原因であると思われます。

八戸から相馬までは、本震(M9.0)の震源に近い場所であり、海水落下の影響を敏感に受けますが、それ以外の場所では、影響が少なくなっているようです。

押し円錐の軸が東南東から西北西に向かって海底地盤を押し上げるように爆発していますから、津波としては第一波は押し波になる。したがって、八戸~相馬間に見られる水位低下現象は津波とは別のメカニズムで発生しているはずです。その原因は海水が地殻内部の空隙に吸い込まれて落下したことによる退潮現象です。

 

2 海底地盤の下で強力な電磁場が発生し、弱磁性体の海水を引き付けて海面の局部的な低下を引き起こす(モーゼ効果)

 高空の電離層では電磁気的イオン化現象(プラズマ)が起きているのですが、地下深部の解離層では熱解離による解離水のイオン化現象が起きているわけですから、プラズマの発光現象が起きるのは当然です。また、局所的に熱解離によって地電流が発生し、強力な電磁場が形成されれば、モーゼ効果によって「皿のように凹む」という現象も起きるはずです。  

「解離層の不安定化で発生した強い電磁場が弱磁性体の海水を引き寄せた」ということでしょう。解離水が爆発現象を起こせば地震になりますが、うまく沈静化してしまえば地震にならない場合もあるのです。

 

宮古、釜石、大船渡などでの「引き波現象」は「モーゼ効果」または、海水の地殻内部への「吸い込まれ現象」によるものであり、津波の第一波として「引き波」が来襲したというのではないと考えられます。地震発生後30分程後に「押波」として襲来しているのが津波としての第一波であると考えられます。したがって、波源域はもっと沖合にあるはずです。

 この地域で発生した退潮現象は巨大地震に特有の現象として見られる地殻内部への水の吸い込み(落下)現象だと思われます。地震が発生する数十分前から、海水の地殻内部への落下が開始しており、その影響が水位変化に現れたのが、地震発生直後であったと推定されます。

地殻内部に水が吸い込まれる現象について、中国の四川大地震では溜池の水が空になってしまったとか、ニオス湖地震では湖水の水位が2メートルも下がったという報告があります。浜田地震、イズミット地震などでも、水位低下現象が報告されていますし、クラカトア地震では島に向かって海水の流れが発生したことが観測されています。大量の水が地球深部のマグマに向かって吸い込まれ、落下して、巨大な爆発現象を起こしたと考えています。

 

震源付近での解離ガスの圧力増加で地盤が隆起して、水位低下のように見える可能性も考えられなくはありません。しかし、爆発力以外のガス圧によって、地殻が隆起することは考え難いと思います。それよりも、地殻が潮汐力という毎日の繰り返し力を受けることによって疲労破壊し、その空隙に溜池の水や海水が吸い込まれることによって、水位が低下するという可能性のほうが高いと考えています。