建國を指揮したのは實在の人。
そしてその指揮下で建國に從亊したのも實在の人。
建國の大亊業を達成するには指揮してた人と其の指揮下にあった人とは強い絆に結ばれていなければならない。
この絆が血だというのである。
そして指揮をとる者には指揮を執るだけの理由がなければならない。
其れは血の大宗家だからと云うのである。
この大宗家が血のルーツだと云うのである。
これは、明治憲灋典を基底から考える場合の私の立場である。
その意味では明治憲灋典に於ける天皇を神權天皇と呼ぶことも天皇を現人神と呼ぶことも否定する。
明治憲灋典は我々の御先祖様が作った血の論理を基底に置く優れた憲灋典なのである。
續く。