IMMポジション変化(円) | izamai-gr Fxとほにゃららブログ

izamai-gr Fxとほにゃららブログ

Fxとその他関係のない話題を書き綴りたい

テーマ:

今日は、去年の日銀介入後からのIMM円ポジション変化とUSDJPYの関係を見やすくして説明します。

[2024/07~現在、USDJPY日足]

 

図の説明、上段は日足、下段はIMMポジション変化。IMMポジション変化を日足に合わせただけのインジケータです。インジ

の数値はネットポジションベースの比率。

 

■ 時系列

 期間Aー日銀介入に合わせたNY大口の円買い
 期間BーNY大口の円売り
 期間CーNY大口の円買い
 期間DーNY大口の円売り
 期間Eートランプ就任に合わせたNY大口の円買い

              (下段右上の赤丸は騙し)
 期間FーNY大口の僅かな円売り


■ 詳細
 
 1,まず、明確にはっきりわかる重要なことは、介入後の
   USDJPYの価格変動は、NY勢のファンドがほぼ完全に
   支配
してしまっています。彼らが円を買えば素直に下

   がるし円を売れば素直に上がる。

   初めてみた人が驚くほど見事に支配していますね。
   これはファンドにとって良くない事です

         (去年はここまであからさまではなかった)

 

  2,全期間通して、隣り合う期間同士のポジション変動
   と価格変動を比較すると見事に買い(円売り)優位です。
   実需が流れており、下がりにくく上がりやすい状態

   明確にデータに現れています。

         例えば期間C(NY円買い)が始まっても価格は円売りが

   しばらく収まりきらない。期間C, DでNYポジション

   量を比較するとD(NY円売り)の方が4割ほど少ないが

   価格変化はCよりDの方が大きい。直近の期間F(NY円

         売り)に至っては目視では確認できないほどの円売り

   にも関わらず3.8円ほど上昇してしまっています。

    
    3,  積み上げた円買いポジション量は2024年後半(日銀
   介入前)の円売りポジション量に匹敵する。
   おそらく、彼らの許容ポジション量の限度に近い。
   時間が経過するにつれてUSDJPYは上がりやすくなって
   おり、期間Fのような状態が内在するのであれば
   早めに動かないと逃げられない
 

  4,  期間E(NY大口円買い)はピッタリとトランプが大統領

   に就任した時期と一致します。 円買いポジションを

   増やして増やして一杯一杯まで増やしたところで、

   とてもいいタイミングで関税の詳細が発表となり、

   とても過激な数字でリスクオフ。

   色々憶測したくなるような流れですが、、

   既存で漠然と流れていた情報を何かを切っ掛けに一気

   にクローズアップさせリスクオフに追いやる。

   こういう事が偶にありますね。(噂で仕掛けて事実で

   手仕舞うの逆。噂があまり反映されていない時に起きる)

   とにかく、今は[1から3のファンド不利な状況] vs [

   ネタによるリスクオフ]となっています。

   個人的には、介入以降相場変動を支配してきたのは

   NY勢でありロンドンは日計りに徹しているし、NY勢

   が動く方向に動くんじゃないのか? 

         他勢力が売ればNY勢の利食いに使われる。 

         (金曜の値動きを見るとすでに利食いに使われている)

         金利もあるし長く円買いポジションを持ちたくない

   (一昨年、去年は逆のポジションだから待てた)はずで、

   ここから更に円買いを増やすなんてできないのでは?

   と考えています。

   NY勢が勝つには、彼らの手仕舞いを上回るくらい

   ニュースで人々を騙して脅して売らせることです。

   (アメリカはもうおしまいだ。ドルはおしまいだ。

   そんな印象を持たせる報道です。)

   トランプの政策影響が今後どうなるかは先の事として

   直近はニュースコントロールしかないでしょう。

 

    5,  来週公表分は期間F以降のUSDJPY下落により円買い増
   が予想されますが、リスクオフの煽りにどのくらい使用
   したのか、煽った後の手仕舞いはどのくらいできたのか
         来週のデータ発表も興味を唆ります。