雨の庭を見ていたら、ヒヨドリの番が来た。
ヒヨドリはいつも番でやってくる。
雨の日って鳥はどう考えてるんだろうって思った。
羽が濡れるのが嫌だから外出は控えようなんて思ったりするのだろうか。
ヒヨドリの番は、別段気にすることもなくいつも通りに見える。
気にならないのかな。
そういえばカイツブリみたいに、空から海中に突っ込んで魚を採ったりする種類もいるので、水中と空中はあまり分けて考えていないのかも知れない。
鳥にとっては、水中は水が多い空中なのかも知れない。
雨が降っている空中は水が薄い水中なのかも。
水が薄い水中の庭は元気そうに見える。
人は雨だと停滞を思い浮かべるが、草木は成長の季節来たりと生き生きとしている。
人が快晴と雨に感じる思いと、植物が感じる思いは逆なのかも知れない。
酸素を吸って二酸化炭素を吐き出す人と二酸化炭素を吸って酸素を吐き出す植物なのだからありえることだ。
なんか物事ってバランスの上に成り立ってるんだなって漠として思う。
もしかしたら山の高さで海中の深さを埋めたら綺麗に地球の陸地は海面100m下に没することになる、なんてことにはならないだろうか。
誰もそんなこと言っていないようだから、そんなバランスはないんだろうな。
ところで居酒屋って何のバランスを取っているのだろうか。
人は居酒屋を道具として心のバランスを取っているのかな。
それなら時代背景に習った心のバランスの取り方の変化によって人が集まる居酒屋は変遷してきたわけだ。
そういや、ナンパの時代には今のチェーン居酒屋なんてのが全盛だった。
今はどうだろう。
ちょっと荒んだニュース、弱者を貶めるニュース、金に纏わるニュースが多い今の時代背景に習うと、清く正しい市井の居酒屋が魅力的に思えてくる。
以前、北千住にある居酒屋の名店「おおはし」に行った記事を書いたが、後日ご一緒いただいた下町在住のご婦人が、あの辺の人は普通の居酒屋なのになんで行列が出来るのって言ってるよって教えてくれた。
んー、普通の崩壊か、とも思った。
今日考えてみたらこれはちょっと怖いことだなって感じた。
社会の矛盾をいち早く残酷な形で反映させる子供達の世界が一番心配だ。
鳥や草木や梅雨の風情は変わってないのに、人の心だけが迷い道に入り込むのが不思議に思える。


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