【さだまさし研究】精霊流し | おいしいお店・良いお店・美味しいもの!(By izakayaman)時々さださまし研究

おいしいお店・良いお店・美味しいもの!(By izakayaman)時々さださまし研究

https://tabelog.com/rvwr/006254523/

全国津々浦々(一部海外)、低価格・高価格、ジャンルを問わず載せてまいります。
アカウントをまとめて、さだまさし研究も載せ始めました。

 さだまさしさんの曲が、生活の一部になっているファンの一人です。そんな私が、いままでさださんの歌を聞いて思っていたことを、私同様のディープなファンの方と共有するとともに、さださんを良く知らない世代や方々にも紹介したく、書き続けて行くことにしました。


 初回は、やはり「精霊流し」でしょう。(やはりっていても、わからない読者もいるかもしれませんが・・・・。)

 さださんがデビューした時に組んでいたフォークデュオ「グレープ」のヒット曲です。ファンの中でもこれがデビュー曲だと思っている方もいらっしゃると思いますが、これは2枚目のシングルです。デビュー曲は「雪の朝」という曲です。

 さださんのいとこの「精霊流し」の時の光景を、亡くなったいとこ(男性)の恋人の目線で歌った曲です。発表された当時、私は小学校1年生だったのですが、この曲がすごく好きでした。今、思うとこの曲を気に入る小学校1年生ってどんなの?って思いますが(笑)、当時、歌謡曲はあまり聞かなかった私にものすごいインパクトを与えたのがこの曲です。

 短調で始まるAメロ、そして転調して長調になるサビそして自然な感じで短調へ、そしてまた短調のAメロからラストへ。長崎の一大イベントであり、にぎやかな「精霊流し」というお祭りは、実は亡くなった方を偲ぶ儀式であります。精霊船を海に放つとき、亡くなった方への想いも昇華させる。そんなお祭りの中、恋人の死を悲しむ気持ちと、でも、恋人の思い出を胸に前を向いて行かなきゃという気持ちの揺れ動きが、この転調の中に込められ、詩にはその場面の色彩・音・風の香りまでが込められ、「精霊流し」の光景が目に浮かびます。(実際にその場で見たことはないんですけどね・・・)

 サビの、恋人が亡き彼との約束を語るシーンは、小学生の私を泣かせました。いまでも、心が震えます。

 

 

 

 

 

 


 さださんにあこがれ、ギターを始めた私は、のちにこの曲のコード進行を見てさださんの凄さを思い知り、さらにファンになっていったのでした。

 このいとこのお母さんの物語も、さださんは歌にしています。そこにも、この精霊流しのカップルが少し出てきます。それは、またいつか、ご紹介します。