鏡を磨いて磨く -3ページ目

鏡を磨いて磨く

本当のことを書く
真実だけが光
これが魂を動かすもの

真実は闇の世界の中にこそある
仲間に闇の中の真実こそ伝えたい

 

 

 私は非喫煙者です。これまでの喫煙歴もありません。喫煙をしなかった理由をこれから述べたいと思います。それは、私は、喫煙による逃避行動をとらなかったからです。私はタバコではなく別のものに依存することで、心の闇を麻痺させることをしていました。20代までのことです。その後は依存そのものを手放すために、心の闇の浄化につとめ、年月をかけて、依存対象のほとんど9割以上を手放せるようになりました。依存・逃避する必要がなくなったからです。

 人が喫煙する場合、麻薬作用があることがまず一つありますね。そして、殺害欲求を充足させることができる、これもまた一つあります。それは、自分を殺めるという夢に浸り、この世から自滅することの復讐心を充足させることができる。また、他人を巻き添えにすることもまた復讐を達成することを感じられ快感となります。喫煙をする人間はこのような動機によって喫煙をしています。

 日本の法制度は、これまで、多くの悪人を許容してきました。法の大本には、人道と正義、これが通貫するべきです。また、近年はSDGsを国際的な取り組みとして一丸となって行っている渦中にあります。この中に、健康と福祉をすべての人にという項目があります。これまで日本では、健康を害するものを広く民間の至る場所で放置してきました。例えば、排気ガスです。排気ガスにより、いまや、国際的に死亡率の高い病気として肺がんが第一位となりました。しかし、日本でも規制はされなかったのです。排気ガスを吸わないために、私は、常に、医療水準のマスクを着けて自転車に乗って買い物に出かける毎日を送っています。そうでなければ息をすることが苦しくなってしまったからと、長い時間をかけて肺を患うことを回避するためです。また、同じようにしている人を街中では見かけます。皆、CO2削減や健康を心がけ、移動に際しては、自動車ではなく、なるべく自転車や徒歩をと選択している人間です。

 私の住んでいる家は、喫煙者に取り囲まれ始めました。それは、まず、一人の喫煙者が仲間を集め、集団で喫煙をすることで、ハイツ一棟をタバコで潰しました。もはや、喫煙者でなければ住むことができないほどの汚れをハイツに染み込ませ、近隣の健康に心がけて一生懸命に生きようとする人間たちに毒を吐きつけかけること数か月、一団となって犯行に及んだ末に、次の場所へと移っていきました。これを機に、そのハイツには、喫煙者が集まり始めました。非喫煙者は住めないハイツになってしまったからです。

 私は、常に喫煙者複数名の日常生活を把握し、その全ての人間がいつタバコを吸うかを臭いによって記録し、風向きを常にチェックしなければ、換気や洗濯をすること、また、換気扇を回して炊事をすることができなくなりました。囲まれているために、日常生活はとても難しいものとなりました。理由は生理的不快感ゆえではありません。受動喫煙により、まぎれもなく肺また血管が徐々に毒されていくからです。

 多くの人が、大事なことを見誤っています。喫煙者とは道楽で喫煙をしているのではありません。殺害欲求によって喫煙をしています。わが人生への復讐心無くして自分を短命に至らしめる喫煙を行うはずがありません。自滅欲求と、周囲の人間の命を巻き添えた復讐欲求とが背景にあるのです。このことが核心たる喫煙者の姿です。

 犯罪者の姿とは、一見、犯罪者に見えない場合があります。それが、あまりにありふれていたがゆえに、犯罪と誰もが認識しなくなっている社会においてです。また、犯罪者自身もそれを犯罪であると自覚していない場合もあります。喫煙はその一つであると考えます。

 人の命を害す悪を犯罪と呼びます。喫煙は犯罪であると私は考えます。その喫煙とは個人の命にのみ影響を与えるものではないからです。煙であるかぎり、他者を巻き添え、地球を汚染するものです。