鏡を磨いて磨く -2ページ目

鏡を磨いて磨く

本当のことを書く
真実だけが光
これが魂を動かすもの

真実は闇の世界の中にこそある
仲間に闇の中の真実こそ伝えたい

 子宮頸がんの異形成と診断された方へ、この病気の経験者であり治癒体験をもつ30代女性により、具体的な治し方とどれくらいで治すことができたかを助言します。

 

 軽度・中等度・高度の3段階の間は動くものです。切除手術は高度異形成のレベルに差し掛かった患者さんの選択肢となっています(2023年12月時点)。私がご紹介する治療法とは、異形成すべての段階の患者さんにお勧めできるものです。切除手術を避けられる可能性を信じ、投稿します。

 

 子宮頸がんの異形成とは、免疫力の低下によりHPVウイルス(ヒトパピローマウイルス)を体外に排出することができず、持続的に感染することにより発症します。

 

 私は、この世で唯一無二の理解者であった人の救急搬送と意識不明によるICU入院、また、強制隔離による生活へ変更を余儀なくされたこと、重ねて父親の身にステージⅣのがんが認められたことにより、精神的に衝撃を受け、ストレスが重なり免疫力ががくっと低下し、発症に至りました。発症時のレベルは軽度異形成です。

 

 いま経過を振り返れば、こうした出来事から3か月以内に受けた市の健康診断にて軽度異形成の陽性反応を知らされたのです。それまでの性行為については、特定のパートナーしかおらず、お互いに数年間に渡り他にパートナーを持ったことはありませんでした。この人との交際期間においても、定期的に検査は受けており、一度も反応が出たことはありませんでした。また、パートナーによると、私より以前に長く性行為をもった女性からも、健康診断でこの病気の陽性反応が出たという言葉を聞いたことはなかったとのことでした。

 

 通常ですと、性的パートナーとの間で感染したことがまず想定されるものです。しかしながら、私にはもう一つ思い当たる疑わしき感染経路があります。この病気における有識者の意見については様々でしょうが、注意することに越したことはありませんよね。ですので、お読みくださる皆様への注意喚起のためにあえて記したいと思います。

 

 私は当時、精神的に重い衝撃的な体験が重なり、深く刺されたようなストレスを負わなければなりませんでした。また、当時の私は「この世にただ一人取り残される」という想像の中で強い緊張に晒されていました。私は、両親を端緒として複数名のグループ犯より長期に及び犯罪被害を被って生きてきた当事者でして、そのことも含め、自分の命が負った闇の全てを陰部まで理解している人は、当時、地上の人間の世界においてこの奪われた人ただ一人でした。また、当時の生活圏は、小さな居室からドアを開けて一歩外界に出でれば、犯罪が飛び交うように跋扈する地域でしたので、突如親密な理解者をはぎ取られ、一人この居室に取り残されたことについても、今思い返せば、強い緊張を感じていたのだと思います。私は幼い頃から、強い緊張に晒されると、性逃避してしまう習慣がありました。幼い頃には虐待被害下の家庭に軸を下ろした生活の牢の中で、ホト(陰部)を触って一時の安らぎを得、緊張を和らげたことを思い出すことができます。中学生以降には性逃避をすることで緊張から逃避し、また、緊張が強く眠れない時には手段として性逃避をすることでその反動を使ってうまく睡眠に落ちられるようにしていたこともあります。

 

 私が発病当時、生活を営んでいた新興住宅街の陰に、ひっそりと存在する下町風の古い公衆浴場がありました。季節は9月でしたが、私が暮らしていた小さな集合住宅の一室は寒く、これは命に光を入れ続けてくれてきた人が突如去ったことによって身体からも心からも命の火が消え、わが身を石のように感じていたことと関係があるとも思います。こうした中、小さな南西を向く闇の下りた部屋でこの人を待ち続ける生活を沈黙して続けていました。この期間に冷えを辛く感じ、近くのこの浴場へ頻繁に通っていたのです。浴場に行けば地域の常連客の生活の営みが感じられ、奇妙なことに、人の存在ひとつひとつに明かりを感じました。しかし、その姿から、どのような人生を歩んできたのかを想像することもできないような、つまり自分とは人生体験における共通性を感じられない、もちろん心にも共通性を感じることができない、遠い見知らぬ街の他人たちでした。こうした人たちが何人か洗身するシャワーの音やドライヤーの音などの生活音を聞きながら、昭和風の銭湯のあつ湯に蛍光灯の下、夜に浸かると、少しだけ緊張が和らぐのでした。その湯舟の一つにジェットバスがありました。私は今当時のことを思い返すと、なぜそうしていたのかはっきり記憶を辿ることができないのですが、緊張を和らげるためにそうしていたのだと思います。浴槽の中で噴射する水流を陰部に当てて性逃避したことを思い出します。湯舟の温度は高いので、こうして過ごしているとしばらくして、頭が止まるものでした。私はこの時に、膣の中子宮の入口つまり患部のあったところまで、浴槽に溜まっていた湯を送り込んでしまっていたのです。この浴場には水商売風の女性たちが見られることがあり、2度以上スリにも遭遇した治安の悪い土地柄でした。浴場横の古いコインランドリーは喫煙窟と化すこともあり、常に換気されていても染みついたタバコの臭いは消えませんでした。すなわち悪人の縄張りだったのです。でも当時の私はこの場に通うことになぜか抵抗を感じていませんでした。感染症への注意についても全く意識を掠めませんでした。私は、そのように、鍵をかけてしっかりと私財を守るように生き、耐震工事のなされた堅固安定的な住宅を建てるがごとく人生を歩むなど、とうの昔に打ち崩され喪失していました。そのような精神状態でした。だから感染症への注意も向かずその環境に寄りついてしまったのだと自覚しています。性逃避またこれを生業とした不特定多数との性行為を常とする闇の世界の住人たちが自宅の風呂場としていたか、と、いま見つめています。いずれにせよ、ウイルスはどこから来たのかということについて、真相は闇です。

 

◎神奈川県川崎市に所在する公衆浴場「松葉浴場」が、HPVウイルス感染経路として考えられる一つの場所となっている

 

 私が暮らしていた小さな集合住宅の一室は冬場は寒く、また、命に光を入れ続けてくれてきた人が突如去ったことによって身体からも心からも命の火が消え、わが身を石のように感じたものです。こうした中、小さな南西を向く闇の下りた部屋でこの人を待ち続ける生活を沈黙して続けていました。この期間に冷えを辛く感じ、近くのこの浴場へ頻繁に通っていたのです。昭和風の銭湯のあつ湯に蛍光灯の下、夜に浸かると、少しだけ緊張が和らぐのでした。

 

 心のアンカーを下ろしていたその人が病院搬送されたと知ったその夜、胸から上を除く身体全体にぶわっとアトピー性皮膚炎とも蕁麻疹ともつかない混ざりもののような皮膚炎が噴出しました。また、それからの時間は、これまでになく様々なウイルスに感染しやすくなり、声を発する力も出ず声が小さくなったと他人から度々指摘されました。お読みいただければ人生の上に訪れた波によって、ストレスを回避することができず、内府に病魔に食い込まれることを許したということがお分かりいただけるかと思います。病気とは一種の被災であると皆様も改めて心を静めてください。

 

 

 それでは子宮頸がんの軽度異形成を「自分で治す」方法をお教えします。軽度異形成は、「がんの食事療法」を主軸とした3食の食事と、国立がん研究センターの公式ホームページに掲載されているがん予防ガイドラインを実践することで、順調に治癒させることができます。

 

 私の取り組みによっては3か月程度で治癒しました

 

 軽度レベルにおいて、「済陽式がんの食事療法」を予防の範疇として推奨される限定的な量に留め、取り組み始めて3か月程度で治癒したということは、治療中の方に推奨される量を摂取したならば、中等度・高度異形成レベルにおいても、治癒へと向かわせることができるのではないかと確信しています

 

 

 異形成を治すために私が活用した食事療法とは「済陽式がんの食事療法」で、無農薬人参と無農薬レモンを要とした無農薬野菜・果物のジュースを中心として、野菜の大量摂取を行う療法であるところが第一の特徴です。済陽高穂(わたようたかほ)医師がドイツの「ゲルソン療法」と日本の「甲田療法」、2つの食事療法に学ばれ独自に組み立てられたものです。

 

 発症当時の私を導いた栄養学専門家の井上八重子先生は、乳がん・子宮がんの不安のある人には人参の薬効を生かした食事療法をと勧めました。人参は野菜だと思っている人が現代人の大半であると思いますが、人参とは本来薬草です。肌や粘膜、目の角膜、胃腸や肺、気管などの各種臓器の上皮細胞(じょうひさいぼう)を健やかに保ち、免疫力を高める薬効があります。また、抗酸化力も高く、老化防止や抗がん作用もあります。薬効の確かな無農薬人参を柱にして異形成患部の粘膜の修復を図ると共に、ウイルスを体外へ排出できるように、食事療法とがん予防ガイドラインに従った生活習慣に集中し、免疫力の立て直しを図りました

 

医学的に推奨される「低速ジューサー」を使用して確かな薬効の働く無農薬人参ジュースを作る筆者

 

参考:Panasonic製 低速ジューサー MJ-L400

 

ジューサーを間違えてはいけない

 がん治療には1日1.5ℓ~2ℓを、子宮頸がんの前がん病変のうち「軽度異形成」レベルにおいては1日400ml~600mlを飲用することが適当(私の実体験)

 

 医者ができることとは「経過観察」と、経過により悪化した先には「手術」をすることです。ですからあなたが通いやすい近所の婦人科病院との関係の生かし方については、ここで定期的に「経過観察」をしてもらい、異形成の陽性反応が陰性に変わり、予後も良好であることを監視し続けること、このために病院を頼ることです。治療は自然治癒力を高め、無農薬人参を要としたジュースを中心とするがんの食事療法で治していく。これがあなたの歩むべき確かな道のりで、私が自信をもってご紹介できるものです。

 

 私の場合、発症時に勉強した上実践に生かした本は、次の本です。最初の2冊は「済陽式がんの食事療法」の本です。食事療法の要など、内容の重複がみられる部分もありますが、その本にしか記載されていない細やかなアドバイスもあり、どちらも携帯して学びとする意味があります。必携本です。

 

1,今あるガンが消えていく食事 (ビタミン文庫)

 

2,ガンが消えていく最強のレシピ (成功率60%超の食事療法の極意)

 

 それから、「済陽式がんの食事療法」の本に加えて、食材そのものの知識を詰め込んだ事典も持つと良いです。

 

3,毎日使える薬膳&漢方の食材事典(阪口珠未)

 

 済陽先生は男性ゆえか、女性の身体の精密機械のような「冷え」への敏感性に今一つうとく、先生の本だけに意識を向けてメニューを作り続けていると、常時身体が冷えます。また、そもそも食事療法上推奨される野菜すなわち薬として薬効を取り入れようとする野菜と果物は、身体を冷やす作用をもつものが多いのです。かといって身体を温める効果を期待し、ニンニクや生姜を適量以上食べれば、胃炎を起こしてしまいます。

 

 このため、1つ1つの食材が身体に作用する働き、特に「温める」働きと「冷やす」働きを知って、ケース・バイ・ケースに食材を使い分け、「冷え」を緩和または相殺する必要があります

 

 

 私も常備し続け、ご推奨できるものが、この「薬膳&漢方の食材事典」です。著者は北京中医薬大学で学ばれた薬膳料理家の阪口珠未(さかぐちすみ)さんです。私の場合「合わせ技」として活用させていただきました。また、完治後も日常的にこの「合わせ技」を崩していません。

 

 さらに、発症当時の私はこの本を知りませんでしたが、完治後も食事療法を続ける中で、必携となったのが次の本です。内科医の伴侶に勧められ購入しました。

 

4,最新版 今あるがんを消す味噌汁 (英和ムック)

 

 例えばかぼちゃなどは一定量を超えて食べてしまうと胃もたれを起こします。このように、食する量には適量というものがあります。この本には、療法上勧められる適量というものが簡潔明解に書かれており、この本に集中してメニューを作ると身体が変わり、医者の針で物事を動かす細密さに驚かされます。

 

 

 また、この本の良いところは、「治療中」と、未来の完治後の「予防」と、2段階に分けてどのように食事療法と付き合えば病を退けていけるかということが分かりやすくアドバイスされているところです。

 

 

 Amazonで調べてみると、中古本を購入して生かせれば一度に複数購入してもお財布に優しい額に収まりますので、全て揃えて、この機に長い年月の健康食ベースを整えてみてはいかがでしょうか。

 

 さて、この先にあなたにご助言しますことは、食事療法において食材を扱う上での最新の注意点です(2023年12月現在)。それは、「毒」を見極めて、「毒」から身を守ることです。また、「薬」は扱い方次第で「毒」にもなります。これから具体的にどういうことなのか記していきます。

 

 例えば、ココアは「抗がん効果の食べ物」として済陽先生の本に「摂ると良い(GOOD)」と紹介されている食品のうちの1つです。また、美味しそうな「チョコレート」と対になって掲載されています。

 

 

 同じページには「無塩ナッツ」「プルーン」「黒砂糖」「きび砂糖」も掲載されており、ナッツ類やドライフルーツをおやつやおつまみにする習慣のある人や、甘いものが好きな人は目を輝かせてしまうことでしょう。

 

 

 コーヒーが好きな人が次のページを見たら、やはり心躍らせてしまうでしょう。

 

 

 

 ここであなたは、「カビ毒」について知る必要があります。これらすべての食品から、これまでに「アフラトキシン」という強い発がん性をもつ「カビ毒」が検出されています。

 

 国際的なリスク評価機関であるFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、「アフラトキシン」類は人の肝臓に発がん性があるとし、「アフラトキシン」類の中でも「アフラトキシンB1」を最も強い発がん性を有する物質としました。これは「天然毒中最強の発がん性物質」と呼ばれています。

 

 「アフラトキシンB1」を原因とする人に対する急性中毒の例としては、1974年にインドで肝炎のために106名という多くの人が死亡した事件やケニアでの急性中毒事件などがあります。慢性中毒については、タイ、フィリピン、南アフリカ、ケニアなどで、肝がん発症率とアフラトキシン摂取量との間に関連性があるとの疫学調査の結果が報告されています。

 

 JECFAでは「アフラトキシン」類による健康リスクを低減するため、 摂取量を可能な限り低減すべきとし、特に、B型肝炎表面抗原陽性者では、陰性者に比べて肝がん発症率が高いため、「アフラトキシン」類の摂取量を減らすことが肝がんリスク低減に有効であると勧告しました。

 

 汚染が確認されている主な農産物や食品は、ナッツ類、穀類、乾燥果実、牛乳です。特に輸入ナッツ類は際立って検出率が高いもので注意が必要です。ナッツ類というとアーモンドやピスタチオナッツが思い浮かぶものですが、他にも、ナッツを原料とした加工品、例えばピーナッツバターや香辛料、さらに豆類全般にも注意が必要です。実際に検出が確認されています。基準値を超えて検出されることもしばしばあります。

 

汚染が確認されたことのある食品の例

ピスタチオナッツ/アーモンド/ピーナッツ/ブラジルナッツ/ヘーゼルナッツ/カカオ豆(チョコレート等)/コーヒー豆/クルミ/ナツメグなど香辛料/落花生/ヒマワリ種子/コショウ/花椒/製あん原料雑豆/ひよこ豆/赤トウガラシ(チリペッパー等)/チアシード

 

サトウキビ(黒糖等)/トウモロコシ/ハト麦/そば粉/きび(雑穀)/トウジンビエ(トウモロコシに似た雑穀)

 

乾燥イチジク/乾燥パイナップル/乾燥リンゴ/乾燥ナツメヤシ

 

ナチュラルチーズ

など

 

 輸入物が多くを占めますが、国産の食品からも検出例があり注意が必要です。例えば、九州以南において広く栽培されているサトウキビ由来のアフラトキシンが有名です。そして国産のサトウキビ加⼯品の中では、⾼い頻度で⿊糖に含まれることが判明しています。

 

◎合わせて読みたい「さとうきび加⼯品のアフラトキシン類の含有実態調査(農林⽔産省 消費・安全局)」

 

 また、「アフラトキシン」以外にも、自然界には毒性のある様々な「カビ毒」があります。筆頭として皆様に注意を呼び掛けたいのは、腎臓に発がん性をもつ「オクラトキシン」であり、次いで脳・肺浮腫、消化管の充血、出血、潰瘍を引き起こす「リンゴ」の「パツリン」嘔吐・下痢などの消化器症状や免疫抑制を引き起こす「デオキシニバレノール及びニバレノール」です。さらに他にも細かく気を付けていきますとたくさんあります。皆様も調べてみてください。

 

◎農林水産省提供「いろいろなカビ毒」を読む

 

 カビは、野菜や果物の傷に生えやすい特徴があるほか、それ自体が傷んでくることで生えやすくなることがあります。また、使用された肥料にも生えることがあります。

 

 ざっと過去に検出された「カビ毒」品目を見ていきますと、原産地にて管理中に湿気に晒されカビ汚染されてしまうことがまず報告されており、貯蔵中に管理の手落ちがあり食品に湿がもたらされカビをはびこらせてしまうなど、生産者また取り扱い業者の衛生管理におけるずさんさにあると分かります。また、やはり輸送中に海を渡ってくる過程があると、綿密な密閉などによって丁寧に対策を講じていないと、食品が湿に晒されたちどころにカビの餌食となるものです。ですから食品については、やはり、日本国産の、信頼できる生産者から購入することが一番かと思います。免疫力が低下している病気治療中の人間であれば尚更です。輸入品は日本において検疫にかけられますが、すべての検体を調べられるわけではないですので、どうしても検疫を通り抜けてしまうリスクとは必然的に生じるものです。皆様も情報を持ち、自分の身体また家族の身体を守りましょう。カビ自体は加熱により死滅しますが、カビが産出したカビ毒は熱に強く、食品が汚染されてしまうと、通常の加工・調理では完全に除くことができないものもあります

 

 また、「カビ毒」と並んで「神経毒」も注意したい項目です。それは「アクリルアミド」です。じゃがいものデンプンを筆頭に、炭水化物を120度以上の高温で加熱すると生じる物質です。2007年にHogervorstらが報告したオランダの疫学調査結果では、「アクリルアミド」の摂取量が多いと発がんリスクが増加することが初めて示されました。この疫学調査では、55~69歳の女性62,000人以上の中から無作為に抽出した約2,500人の女性を、約11年間追跡調査したところ、子宮内膜がんが327症例、卵巣がんが300症例、乳がんが1,835症例観察されました。

 

 また、「アクリルアミド」とその代謝物(呼吸など人体における生命活動の過程で生成される物質のこと)のグリシドアミドは、染色体異常、遺伝子突然変異試験、DNA損傷試験などラット、マウスを用いた多くの遺伝毒性を調べる試験で陽性の結果を示しており、「アクリルアミド」及びその代謝物であるグリシドアミドには遺伝毒性があるとされています。

 

 がんの食事療法に取り組みますと、長期間に渡り毎日多くの食品を食べることになります。特に、四足歩行動物の肉食を制限する代わりに、体力をつけビタミンも摂るためにイモ類を積極的に食べるよう指導されるものですので、調理に気を付ける必要があります。済陽先生は患者が少しでも明るい気持ちをもって療法を続けられるようにと計らい、レシピの模範例として炒め物やオーブン料理もご提案くださっていますが、できるならば火加減に気を付けた加水調理と生野菜サラダなどの生食(ゲルソン療法において生食は大切な要素です)を基本とし、どうしても食欲が湧かない日に少し緩めるというスタンスをお勧めします。加熱は「煮る・茹でる・蒸す」水の沸点は100度ですが、鍋の底は120度まで上がることがありますので注意が必要です。

 

△じゃがいも入りの無農薬野菜スープを常に見張りながら弱火で調理している筆者

 

 炭水化物とは実はたくさんの食品に含まれています。「アクリルアミド」とはどのような食品に含まれているのか確認しておきましょう。

 

◎農林水産省提供「食品に含まれているアクリルアミド」

 

 そして食事についてのご助言の最後に、がんの食事療法に取り組む以前の基本として、市の健康診断を受診するたび目にする「食事バランスガイド」を頭に置いておきます。

 

△健康で豊かな食生活の実現を目的に策定された「食生活指針」(平成12年3月)を具体的に行動に結びつけるものとして、平成17年6月に厚生労働省と農林水産省が決定したイラストツール

 

 このシンプルなイラストは実によくできています。そして、「食事バランスガイド」を土台に「済陽式がんの食事療法」へと発展させ、まずは子宮頸がんの軽度異形成の治癒まで、食事と生活習慣とにまじめに向き合い、治していきます。

 

 また、医療をはじめ研究とは日々新たに更新され、数年前には明らかにされていなかったことが明らかになるなど、日進月歩を遂げています。皆様も、病気に罹患したことを機会とし、信頼できる情報を参照することが大切です。

 

◎農林水産省HP>消費・安全>「食品安全」等 

◎厚生労働省HP>健康・医療>「食品」

◎国立がん研究センターHP>がん情報サービス

◎世界保健機関(WHO)HP>日本語で読めるWHO報告書

 

 そして、重ねての注意点として、前述した食材による「冷え」に注意するよう呼びかけます。「済陽式がんの食事療法」においては、大量の無農薬の野菜また果物のフレッシュジュースの飲用を要とします。これは私の失敗経験となりますが、私は毎日ジュースを手作りすることが生活上難しく、市販のオーガニック野菜ジュースを使用せざるを得ない日が度々ありました。これには、トマトやキャベツ、ホウレンソウといった、身体を冷やす効果のある野菜が多分に含まれています。これを温暖な地域であるからと安穏として、飲用し続けてしまった結果、持病である子宮筋腫の肥大化のスピードが速まりました。この因果関係については、その期間において労働環境の変化による大きなストレスもありましたため、これだと断定はできないのですが、女性は「冷え」を避けろというのは、昔から変わらない誰もが知る医の知識です。「冷え」は万病をもたらし、特に婦人病に病んだ身体にはのしかかります。ですから、阪口珠未氏の食材事典を手元に置き、食材が身体にもたらす「温」と「冷」の作用を、1つ1つ丁寧に確かめて使用しましょう

 

 実践編となりますが、人参・レモン・リンゴの3種は身体を冷やさない食材であり、「済陽式がんの食事療法」のみならず、がんの食事療法において推奨される代表的な「薬品」です。詳しく知るには本を実際に読んでくださいね。これをジュースにする分には大量に飲用しても身体を冷やすことはありません。ただし、婦人科においては「体温よりも低いものは胃に通すな」と申します。胃のすぐ下には子宮があるからです。冷蔵庫から取り出したばかりの食材をジューサーにかけ、ジュース化して、冷えたそれをそのままお腹には通さないように注意しましょう。45~50度位のお湯を鍋に沸かし、これにできたてのジュースを入れたコップを浸けてしばらく置くようにしますと、ジュースはぬるめの温度に温まり、身体に安らかに飲用しやすくなります。

 

△調理しながらサイドでジュースを温めている筆者

 ジュースはストロー(プラスチックではなく、FSC認証マーク付きの紙ストローを使用)で飲むことで歯に人参の色素が沈着することを減じられる

 

△豆乳も身体を冷やしやすい食品だが、実際の生活において、乳がんリスクと向き合う女性には生活必需品となるだろうもの

 一気に大量に使用せず、身体に優しく感じる量を身体に訊いて覚えると良い

 

 ここで、あなたは乳がんの発症また抑制に関する知識についても、確認しておくと良いです。

 

 国立がん研究センターでは、大豆の主要成分である「イソフラボン」をあまり食べない人に比べ、たくさん食べる人のほうが乳がんになりにくいことを報じています。さらに、センターのアンケート調査によれば、アンケート回答時に閉経していたか否かで分けてイソフラボンとの関連を調べたところ、閉経後の人達に限ると、イソフラボンをたくさん食べれば食べるほど、乳がんなりにくい傾向がより顕著に見られたとの知らせです。

 

 一方で、厚生労働省と協働関係にある国の食品安全委員会によりますと、日本において、これまでに大豆食品を多食することによる健康被害を指標とした検証はされていませんが、現在までの知見においては、日本人の日常生活において一般の大豆食品から摂取している程度の量の大豆イソフラボンによる明らかな健康被害は報告されていないとのことです。そこで当委員会においては、64~76 ㎎/日(閉経前女性:64 ㎎/日、閉経後女性:74 ㎎/日、男性:76 ㎎/日)を食経験に基づく現時点におけるヒトの安全な大豆イソフラボンの一日上限摂取目安量とすると発表しました。

 

原典

◎国立がん研究センター提供「大豆・イソフラボン摂取と乳がん発生率との関係について」

◎食品安全委員会(2003年に設立された科学者から成る国の内閣府の委員会)提供「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」

 

△豆乳120ml+水120mlをベースとして、「済陽式がんの食事療法」に沿い、無農薬野菜と鳥の胸肉のスープを作っている筆者

 食品は温めたからといって、その作用が消えるわけではない

 じわじわと身体が冷え始める

 豆乳スープには、生姜またはニンニクを必ず混ぜて、「冷」の作用を相殺する

 

 また、実際に「済陽式がんの食事療法」に取り組んでみますと、日常生活における疲れなどから、自分で野菜と果物を切ってジューサーにかけ、手作りのフレッシュジュースを作って飲むことができない日ができるでしょう。この時、誰の手も借りられなければ、代替品として、スーパー等で販売されているペットボトル入りの野菜や果物ジュースを選ぼうとつい脱落してしまうものです。私は病気をひとまず治癒させるまでの3か月の間に、こうした日が度々ありました。それでも代替品として役立ち、病は治りました。しかし、できれば使用せず、もちろんのことながら長期に及ぶ飲用は避けてください。理由は以下に書きます。

 

 市販品の野菜また果物ジュースには、「カビ毒」と「農薬の残留」が懸念されます

 

 前者の「カビ毒」について、一般的にジュースに加工するために使用される野菜や果物は、落下によるへこみや虫食いによる傷など、傷がついて市販品として出荷できないものが使用されます。傷にはカビが生えやすいため、市販品のジュースはカビ毒を含んでいる可能性が往々にしてあります特に気をつけたいのはリンゴのパツリンです。パツリンを含むリンゴジュースは、国内外を問わず頻繁に見つけられています。

 

 自分の目で見てカビがあるものは弾き、ジュース化またはスープ化(食事療法にはスープもあります)するのが一番です。

 

 ちなみに、カビにも悪さをしないカビというものがあります。それは、たまに無農薬人参やレモンに生える「蜘蛛の巣カビ」です。白く蜘蛛の巣にそっくりな姿をしているので、すぐに分かります。写真を参照して様々なカビを覚え、こうした人相の良いカビを見分けられるようになると良いです。下記のサイトより実際の写真を見ると良いでしょう。

 

◎東京都保健医療局提供「食品衛生の窓」より「カビとカビ毒」

アフラトキシンについて、古い情報が書かれているため注意が必要です。「アフラトキシンが検出されたものはすべて輸入食品であり、国産品からは検出されていません。」との表記が見られます。しかしながら、国内でも様々な検出例があり、例を挙げますと、次の通りです。

 

◆1 2011年宮崎大学農学部が生産した食用米からアフラトキシンが検出される

◆2 九州・沖縄地方にて生産されるサトウキビから作られた黒糖より、アフラトキシンは高頻度で検出され続けている

◆3 北海道において生産される牛乳やチーズ等の乳製品からも、少量のアフラトキシンが検出されている

 

 ◆3につきましては、カビ毒に汚染された農産物や食品を食べることで直接摂取する場合のほか、カビ毒に汚染された飼料を食べた家畜を経由して摂取する場合もあるという教訓を与えてくれる情報です。

 

 後者の「農薬の残留」について、一女性として最も避けるべきと考えるものは、「ノニルフェノール」という化学物質です。「ノニルフェノール」は農薬の展着剤として使用されるものです。農薬が作物にしっかりと付着し続けるように保つ作用があるのです。これは、少量でも体内に取り入れると乳がん細胞の異常増殖を引き起こすと研究によって明らかにされた化学物質です。

 

 「ノニルフェノール」は、「環境ホルモン」と俗称される「内分泌かく乱物質」の内の一つです。例えば、魚の性別を狂わせて雌雄両性個体を作り出してしまう作用を持ちます。

 

 平成3年、米国ボストンのタフツ大学医学部のアナ・ソトー博士らが乳がん細胞を用いた実験中に、乳がん細胞が異常増殖を引き起こしました。その原因を追求した結果、実験に用いていた試験管から、この「ノニルフェノール」という合成化学物質の一種が溶出していることが判りました。 

 

 あなたは「エストロゲン」という女性ホルモンを知っていますよね。低温期、高温期、と波打ち続ける生理のリズムを見つめる女性たちは、女性ホルモンには「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2つがあり、どちらも卵巣から分泌されるものであると、みな知っているはずです。

 

 「ノニルフェノール」という化学物質には、エストロゲン様作用という働きがあり、人間の身体はこれをエストロゲンと勘違いしてしまうのです。生体内における高濃度のエストロゲン環境の継続は、乳腺細胞の増殖を促進することにより、乳がんの発生に密接に関与すると考えられます

 

原典

◎環境省提供「内分泌かく乱作用とは」

◎環境省提供「ノニルフェノールが魚類に与える内分泌攪乱作用の試験結果に関する報告(案)」

◎山形大学医学部提供「環境ホルモンのヒトへの影響」

 

 ですから、いっそう、農薬を避けた食生活を営みたいものです。

 

 また、農薬の使用基準とは国によってまちまちです。例えば市販のオーガニック野菜ジュースの原材料表示を参照しますと、人参やレモンをアメリカやニュージーランドから輸入して作られているものがよく見られます。ですので、市販品のジュースを飲用してしまうと、どれだけの薬物を身体に取り入れているかが見えないのです。

 

 発症当時の私は、イオンリテール株式会社のとある店舗で働いていました。仕事の疲れから手作りジュースを作れない日には、食料品売り場でよく「トップバリュ グリーンアイ オーガニック 野菜ジュース 食塩不使用 900g」を購入して凌いでいたのを思い出します。これは、アメリカ産の有機トマトと、有機にんじん、有機レモン果汁がブレンドされたものです。また、時々慣行栽培のリンゴ(青森県産が中心だったと思います)や美味しそうに売られていたいよかんをこれに混ぜたりして、ジュース化して飲用していました。当時の私の小さな給料では、食事療法に用いる野菜と果物のすべてを無農薬栽培品に揃えることができず、また、当時の私は「ノニルフェノール」についての知識がなく、この化学物質に現実的な恐怖を感じていなかったのです。そのため、今考えますと随分中途半端な飲み方をしていました。乳がんリスクと共に30代後半を迎えた今、当時は年齢が今よりも若かったので良かったけれど、今飲んでいたら・・・と思うとぞっとしてしまいます。ジュースを飲み続けるとは、とにかく大量の野菜と果物を身体に取り入れることになるからです。また、トマトの身体を冷やす作用が強く、当初はジュースを温めて飲むこともしていなかったので、子宮を直に冷やしていました。こうしてジュースを飲み続けて半年後の検査にて、子宮筋腫の肥大化のスピードが上がったことが分かり、ここで自分の身体に注意喚起され、ジュースの原材料の選び方と飲み方とを変えました。

 

 これより現在まで、私は滅多に人参とレモンとリンゴ以外の食材をジュースには使わなくなりました。この頃は私の住む地域の主要スーパーにも、当時と比べて、オーガニック栽培の農作物の種類が増えてきました。そのため、気温の高い日には少し身体を冷やす作用をもつ小松菜や大根を混ぜたこともあります。詳しくは済陽先生の本に委ねますが、無農薬の野菜と果物については、あなたが暮らしの中で入手しやすい経路をいくつか見つけ、箱買い品の定期配送の傍らで、常に新鮮なもの、カビのないものを購入できると良いと思います。

 

 それでも、実際に継続6年、1年365日こんこんと生活と療法とを続けていると(予防の域として、済陽先生が推奨しているレベルにて行っています)、もう精神力でも体力的にもまったく作ることができないという疲労に襲われる日が時々あり、頼れる身体をもって協力してくれる人がいない境遇ですので、「北海道まるごとにんじん 900ml」や、「カゴメ 高β-カロテン にんじんジュース 720ml」に倒れ掛かってしまうことがあります。飲用感として、農薬特有のピリピリした味をまったく感じないので、便利さからつい寄りかかるように頼ってしまうジュースとなっています。共に香料が使用されていないために選択している、次善の策ならぬ次次善の策です。やはりジュースの薬効と安心性は国産無農薬品の搾り立てにつきます

 

 また、有機許容農薬というものもありますので、頭に留めておきましょう。無農薬の作物には、「自然農法」または「自然栽培」と通称される、「完全無農薬・無肥料栽培」によって、具体的には土に作物以外はクローバーしか植えないといったような作り方がなされる最も薬効の高いもの。次いで、無農薬・無化学肥料栽培」すなわち、化学肥料は用いずに、有機肥料といって、牛糞堆肥や米ぬか等を土にすき込んで作物の収量を上げる作り方なのですが、このように育てられるもの。化学農薬は回避できる。しかし、薬効においては「完全無農薬・無肥料栽培」には届かない。それでも十分な薬効がありますので心配なさらないでください。こうした2種類があります。後者にはよくJASマークが付けられていて、「有機許容農薬」という農薬が用いられることがあります。ですから、できれば前者の「完全無農薬・無肥料栽培」で作られた野菜また果物を用いてジュースを作ると良いでしょう。これが最も薬効の高いジュースを作る作り方です。しかし、現代日本においては数少ない農家によって汗をもって血を費やされて作られているものです。私も一年を通して、様々な農家さんを頼り、ジュースを継続して飲用させていただいてまいりました。「自然農法」「自然栽培」「完全無農薬・無肥料栽培」「無農薬・無化学肥料栽培」どちらの農家さんにもよく通じています。一年を通して飲用させていただけること、これはとても大切なことです。ですから、どちらの農法を選択されている農家さんも大切な、日本の宝です。
 

 また、「カビ毒」「農薬」に加えて注意したいものが、「防かび剤(防ばい剤)」です。これは輸入品の果物等に広く使用されており、療法において使用することは避けたいものです。例えば、オーガニックの輸入バナナも販売されていますが、無農薬栽培ではあっても、防かび剤は使用されています。こうでもしないと輸入果物はたちどころに搬送時においてカビを生じさせてしまうものです。ですから、国内の無農薬野菜そして無農薬果物にできる限り頼ること。これを基軸に置いてください。

 

△「済陽式がんの食事療法」関係書籍でも、バナナは推薦されている食材

 輸入品における「防ばい剤」は目に見えない

 また、「防ばい剤」不使用であるならば、カビの発生が懸念される

 私は国産品以外は避けている

 

 尚、「済陽式がんの食事療法」では、無農薬の食材を前提としています。ですが、無農薬の野菜を使うことができずに、私も、慣行栽培というのですが、農薬を使用して作られた野菜また果物を長い年月使用していた部分もありました。購入していたものはすべて国産品ですが、それでも手作りジュースだけは人参10kg等を2週間おきに段ボール買いさせていただき、できるだけ無農薬を守って作り続けようと努めました。

 

 日本は農薬大国とならざるを得ない道を辿ってきてしまったのです。しかし、いま順次オーガニックビレッジ政策の流れに乗って、無農薬農家さんは増えていますので、あなたがこの食事療法に取り組もうとする時には、地元のスーパーや自然食品店、インターネット経由で定期配送をしてくださる農家さんは、増えていることでしょう。

 

 尚、参考情報までに一筆申し上げます。農薬について、厚生労働省の調べによりますと、令和4年度調査における規格違反として、国別延べ件数では、中国 53 件(37.6%)、ベトナム 22 件(15.6%)、タイ11 件(7.8%)と続いており、違反内容は、中国では、そばのハロキシホップ、ベトナムではバナナのジノテフラン及びルフェヌロン、ライムの葉のプロピコナゾール並びにレイシ(ライチ)のトリシクラゾール、タイではシャロット(アカワケギ)のハロキシホップが最も多かったとのことです。また、品目別では、そばが 18 件(12.8%)、バナナ及びブロッコリーがそれぞれ 10 件(7.1%)、たまねぎ及びカカオ豆がそれぞれ9件(6.4%)と続いているとの報告がありました。皆様国産を頼りましょう鮮度が命となる食事療法ともなります

 

 外国産の食品に「カビ毒」「農薬の使用基準が分からない(日本とは異なる)」との問題があることは前述しました。済陽先生も、「今あるがんを消す味噌汁」の中で、「減塩味噌」を推奨するために、日本人誰もが気軽に入手できるという観点から、「丸の内タニタ食堂の減塩みそ」を勧めておられますが、私はこれを1度だけ使い、それ以上は国産品に切り替えました。「丸の内タニタ食堂の減塩みそ」の原材料表示を確認しますと、「米(日本又はタイ又はその他)、大豆、食塩」と表記されており、米はタイ産のものを含んでいることが分かります

 

 

 厚生労働省からの情報によりますと、令和4年度調査における腐敗、変敗(異臭やカビの発生等)に係る違反状況として、国別延べ件数では、タイ 19 件(39.6%)、米国 17 件(35.4%)、カナダ6件(12.5%)と続いており、違反内容は、タイでは全て米であり、米国では小麦及び米が多く、カナダでは小麦が多かったとあります。

 

 気候変動による高温多湿は令和5年の日本をも猛襲しました。私は非常なアトピー性皮膚炎を噴いたほどです。カビは高温多湿を好み増殖しやすいものです(冷凍庫でも活動できるカビもあります)。ですので、私は味噌の原材料をも含め、米についても国内産を推奨したいと思います。

 

△私の選択例:国産原材料使用の有機白みそ(オーサワジャパン)

有機大豆と有機米を使用して作られた西京系白味噌は、そもそもの塩分濃度が低く、減塩味噌よりもその濃度が低い

 

 また、「済陽式がんの食事療法」に沿って食事を摂ろうとしますと、海産物リストの中よりエビをしばしば購入することになりました。エビについて、日本のスーパーを実際に見てみますと、インドネシアやインド、中国からの輸入品が(地域性もあるのでしょうが)ほぼすべてでしょう。厚生労働省による「輸入食品監視業務」令和4年度においては、インド産のエビから「フラゾリドン」という抗菌剤が検出されたことが明らかにされました。これは一例です。

 

 原典を実際に閲覧してみましょう。

 

◎厚生労働省提供「令和4年度輸入食品監視指導計画に基づく監視指導結果 中間報告」

 

 インド産のエビから「フラゾリドン」が出ているという項目を見つけられたでしょうか?その他にも、様々な項目が一覧できる表になっていたと思います。これが私達人間へ届く「毒」の実態です。

 

 さて、「フラゾリドン」とは何か?あなたには少し専門性の高い情報となりますが、仮に検索エンジンに入力したとして、やはり「厚生労働省」による信頼できる出典を頼りに一読してみましょう。

 

◎厚生労働省提供 資料「ニトロフラン類 (ニトロフラゾン、ニトロフラントイン、フラゾリドン及びフラルタドン) (案)」

 

 この抗菌薬について、食用動物への使用は国内及び諸外国において多くで禁止されていること。背景事情には、FAO/WHO合同添加物専門家会議(JECFA)において、ニトロフラゾン及びフラゾリドンについては発がん性又は遺伝毒性を有することから「NO ADI」と評価されたということ。遺伝毒性が認められること。これらが読み取れれば、あなたは誰が自分に毒を持ってこようとしているのか、知ることができたのです。

 

 食は医です。命の糧をどこから求めるのか?自ずと答えは明らかです

 

 また、先程ざっと目を通した資料の中には、フランス産ナチュラルチーズのリステリア・モノサイトゲネス汚染の項目も見受けられましたね。チーズは国産品を推奨します。チーズは「済陽式がんの食事療法」において、よく食されるものとなります。国産のチーズから検出されるアフラトキシンの量はとても少なく(令和5年時点)、これは、牛の飼料に含まれる穀物に由来するとされています。輸入チーズにおけるアフラトキシン汚染は気になるところです。

 

△私の選択例:明治十勝カマンベールチーズは、市販の国産ナチュラルチーズの中では、最も塩分量が低く身体に優しく感じる

 「済陽式がんの食事療法」の本を読めば知れるが、チーズの選択については「ナチュラルチーズ」が推奨されている

 

 信頼できる確かな情報を得て、生きる道筋を立てることは、情報操作によるサイバー攻撃がはびこる世界中のネットワークにおいて必要な手段です。下記に示すものは、あなたが健康と医に用いる情報源として、必携です。

 

◎厚生労働省公式HP>輸入食品監視業務>監視指導・統計情報

 

 

 さて、ここでページを切り替え、次の記事には、私が実際の人生の境遇において、これまでにご紹介した方法を用いて、どのように「子宮頸がんの軽度異形成を自分で治す」ことに取り組むことができたか、皆様にその詳細をご紹介したいと思います。

 

 理想と現実とは異なるものです。でも、病気を治すことはでき、再発させないままに今日令和5年12月を迎えることはできています。皆様の参考になれば幸いです。

 

 それでは、「子宮頸がん異形成の治し方|確かな私の体験談(2)|済陽式がんの食事療法と共に光のもとを歩む」へ続きますので、お時間のある際にお読みください。

 

子宮頸がん異形成の治し方|確かな私の体験談(2)|済陽式がんの食事療法と共に光のもとを歩む | 鏡を磨いて磨く (ameblo.jp)