鏡を磨いて磨く

鏡を磨いて磨く

本当のことを書く
真実だけが光
これが魂を動かすもの

真実は闇の世界の中にこそある
仲間に闇の中の真実こそ伝えたい

 この記事は子宮頸がん異形成の治し方|確かな私の体験談(1)|済陽式がんの食事療法と共に光のもとを歩むの続編として作成したものです。順番にお読みいただくことで内容の全体像がつかめます。

 

 

 さて、ここからは、私が実際の人生の境遇において、これまでにご紹介した方法を用いて、実際にどのように「子宮頸がんの軽度異形成を自分で治す」ことに取り組めたか、皆様にその詳細をご紹介したいと思います。

 

 私は決して、お医者さまがたが指導する模範的な取り組みを、そのまま実践できたのではありません経済的な問題もありました。また、病気にかかるとはそもそも、弱っているからこそかかるのです。病気を治すとは力を要することです。病気にかかったような心身衰弱した人間が、身体をもった家族の支えなしに、独力で模範的な療法に取り組むことなどできるはずがありませんよね。

 

 9割の人が自己免疫力によって排出できるHPVウイルスを排出できず体内に病魔の蝕みを許してしまった私です。私は当時心身ともに弱っていました。私を虐待して育てた母とこれを認知せずネグレクト同然に育てた父が暮らす実家に体調不良からやむを得ず帰り、一人図書館へ行って「済陽式がんの食事療法」を勉強し、ノートに書き取るところから、私の治療生活はスタートしました。1人でこんこんと取り組むのは大変なことでした。先生も、がんの食事療法とはアグレッシブな療法なので、家族の助けが必要ですと著書に書いておられます。私は身体をもっての助けを得られる人が誰もいませんでした。自分の身体ひとつで病気を治していく道のりは病気にかかった身にやっとでした。

 

 あなたと関係の深い精霊である「守護霊」の助けを支えに取り組むことをお勧めするとともに、この記事を読んでいるであろう、罹患者の方の守護霊の方にも、彼女を精神的に支え、療法が順調に行えるよう身体的にも支えるよう呼び掛けたいと思います。また、済陽先生ご自身も食事療法を長年継続してこられたとのことで、奥様の支えによるご継続とのことです。あなたの命を自分の命と同じものと心から感じていらっしゃるような、伴侶またご親友や恋人の協力を得られる状況でしたら、心を開いて相談し、協力を求めてくださいね。

 

 1人でがんの食事療法を継続することは困難な道のりです。

 

△自分自身が着実に治癒に向けて必要なことに取り組んでいこうと、書き込むことに決めて始めた、発症当時の「私の養生ノート」

 

 皆様も、もしできたら本当に簡単なメモでも、備忘録を付けると良いです。自分で一日の終わりに「これ食べた、これ飲んだ、これ買った・・・」と確認することができます。

 

△最初に精密検査をしていただいた、地元の産婦人科医院の先生が印をつけてくださった書面

 

 子宮頸がんの検査では、通常まず子宮頸部の細胞診を行います。これが、一般に市など地域の健康診断において、バスの中で受診できるものです。その結果によっては、個別に依頼した先の産婦人科医の先生によって、子宮頸がんの発生する危険性が高い種類のヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papillomavirus)の感染を検査するハイリスクHPV検査を行うこともあります。CIN(子宮頸部上皮内腫瘍)やAIS(上皮内腺がん)という、がんになる前の状態や、がんなどの疑いがある場合には、コルポスコープ(腟拡大鏡)下の組織診を行います。子宮頸がんと診断された場合には、内診・直腸診、超音波(エコー)検査、CT検査、MRI検査、PET検査を行って、子宮の周りや体全体にがんが広がっていないか確認します。また膀胱や直腸を内視鏡で観察し、浸潤の有無を確認することもあります。

 

 私の場合には、市の健康診断を受診したのが平成29年10月31日でしたので、健診結果を手にしたのが11月下旬。この時に「軽度異形成」の文字と「要精密検査」の文字を初めて見ました。急ぎ地元の産婦人科医院に予約を打診し、翌月12月5日に予約が取れました。

 

 12月5日、コルポスコピー(コルポスコープ診、腟拡大鏡診)という検査をしていただきました。コルポスコピーでは、コルポスコープと呼ばれる拡大鏡を使って子宮頸部を拡大して観察し、正常、異常、浸潤がん、評価不能などに分類します。そして、病変が疑われる部分の組織を採取し、組織診を行います

 

 また、内視鏡下生検法による検査をしていただきました。そして、顕微鏡による病理診断をしていただいたものと思われます(明細書に病理診断T-M 1臓器とあり)。

 

 私個人的には、すでに市の健診結果により病変の存在は確実だなと思っていましたので、この12月5日を待たずして、病気の全体像を知ろうとインターネットで基本的な情報を入手していました。それは、この病気の末路までです。子宮頸がんの異形成については、病気が進行すると、ⅠB期やⅡ期では手術や放射線治療と、放射線治療と薬物療法を同時に行う同時化学放射線療法、Ⅲ期やⅣA期では同時化学放射線療法、ⅣB期では薬物療法がそれぞれ治療の中心となるとのことでした(2023年12月時点確認済み)。つまり、医者としては軽度の内は経過観察。そして悪化したら切除手術というのが、当時主流のスタンスだったのです。

 

 子宮頸がんの前段階である「前がん病変」には、軽度・中度・高度、3段階の異形成があります。そして、高度になりますと、病変を完全に取り切る治療として、子宮頸部の一部を円錐状に切除する手術が行われるのが一般的であると知りました。

 

△国立がん研究センター がん情報サービス 「円錐切除術の範囲」図を引用させていただいたもの

 

 この手術によっては、子宮の多くの部分を残すことができますが、その後の妊娠や出産に影響が出る場合もあるとのことでした。私は実際にこの図を見て、自分の身体に想像の中でこれを疑似体験し一定の深い衝撃を感じました

 

 私は壮絶な犯罪被害体験を有する女性です。この体験と共に、30年以上の歳月に及ぶ長旅を歩んできました。この内、10代からの20年以上に渡り、性暴力被害を受け続けた経緯もあります。私がその実相を明かしたとしても、にわかに、こうした体験をもたない人間にはそれが真実であるとは信じられないようなそれは犯罪被害体験です。

 

 その歳月の中では、非常な苦痛と共にひたすら性的に生きようと精神力を振り絞ってきた年月もあり、皆様には想像もつかない状況であると思うのですが、私にとってはこうした長い性暴力被害の道のりの先に、子宮頸がんの軽度異形成と、子宮腺筋症とも内膜症とも、後に子宮筋腫とも診断された病変が芋づる式に見つかったのでした。これが私の心の体験です。

 

 すでに性に食い込む暴力の闇というものを長い年月受け続けてきましたので、やっとのことで乗り越えてきた喪失だらけの道の上に病魔の闇が差した時、私はただ「HPVウイルスに感染し、軽度の病変が見つかった」という事実のみを心に受け取ったのではなかったのです。

 

 人を頼れない境遇に置かれることは、幼い頃からの私の常でした。こうした時に、一人で活路を見出す術を闇の中に探しに行くことは、私の常だったのです。しかし、この時には、30年の人生を歩む中で自身にこの世に降りるその時からついてくれてきた守護霊との信頼関係が深まっていました。私は守護霊の精霊に頼り相談をして、自分でこの病気を治す道を探すことに協力を求めました。そして、近所の図書館へ足を運んで、「子宮頸がん」「子宮がん」にまつわる医者が著した書籍を何冊か開き、治し方の道を探ろうとしました。そして、前述した、特にホルモン系のがんに高い抑制力また治癒力として働く「済陽式がんの食事療法」(済陽高穂 著)と、女子栄養大学出版部により出版された「女性のがん食事対策―乳がん・子宮がんの不安のある人に」(井上八重子 著)2冊の本と出会いました。

 

 この本に則り早くも12月6日から食事改善を始め、生活習慣の見直しと改善も始めました。

 

△当時、地元産婦人科医院の先生に聞きたいことを事前にメモしていたものとその回答

 

 皆様にご助言として、日本は島国であり、過去数万年間、外国から様々な人間が渡り来て帰化してきた過程があるということを、改めてご認識ください。私達の隣人とは、同じ祖国の根を共有する、命と心とが、手の五本の指がみな繋がっているように、他者を自分と同じ質の命と心であると感じる存在であるとは限らないのです。共に生きる仲間たちを、自分と繋がった命と心であると感じるというこうした感情は、長い年月、それこそ、万単位の年月に渡って、互いに輪廻転生を限りなく繰り返していきながら、共に苦難を乗り越え、生き通してくる中で、魂に揺るぎない自然として刻印されて根差した不変の愛と絆であり、こうした感情があるからこそ、人と人とは手を取り合うことができるのです。

 

 昨今は、医者が悪事を働き犯罪として立件されたニュースの数々を耳にします。私にも体験がありますが、金を取るだけの、つまり、その時に診療にて提供された知識であれば私もすでに持っていたし、薬を買うことならば、自分に合った薬を自分の身体に尋ねてもっと良い薬を地元のドラックストアで買えた、というケースが、実存します。

 

 私が最初にかかった地元の産婦人科医院の先生は、私の診断を間違った可能性があります。このことはこのブログを読み進めていただければお分かりいただけます。

 

 また、最初に書いてしまいますが、私に、子宮頸がんの軽度異形成とは、または異形成全体が含まれると思うのですが、「自分で治すことはできない」と通告したのがこの最初のかかりつけ医でしたこのことが虚実無根すなわち事実ではないということが、他の医師による書籍の中で明らかになりました

 

 12月12日に検査結果を受け取りに、地元産婦人科医院へ来院しました。そして、メモにある通り、「異形細胞を正常に戻すために、どんなことを自発的には取り組めばよいのか?」ということを、先生に質問しました。

 

 先生の回答は冷徹なものでした。「自分でできることは、特にない。だから、がんの人はこまめに検診をする。いつも通りの生活をするように」と仰られたのです。私は、それではただ病気の悪化を待つしかないのかと愕然としました。「いつも通りの生活」の延長線上で病気になったのです。どうしていつも通りの生活を続けることができますか?先生の冷ややかな眼差しを見定め、心の中で改めて静かに「やはり自分で道を見つけるしかないんだ。自分で道を見つける。」という決意が生まれました。

 

 先生はこの日、腫瘍マーカーCA125による検査をしてくださいました。腫瘍マーカー検査とは、主に血液や尿などの体液の成分を測定することによって行う検査です。専用の分析装置を使って、血液や尿に含まれる腫瘍マーカーの値を測定します。私の場合には静脈からの血液採取となりました。腫瘍マーカーは、がん細胞の数や、がん細胞が作る物質の量が多くなると、値が高くなります。しかし、肝障害、腎障害、飲酒や喫煙などの生活習慣、いつも飲んでいる薬、がん以外にかかっている病気などの影響により、がんの有無とは無関係に高い値になることもあります。反対に、がんがあっても値が高くならないこともあります。このように、腫瘍マーカーだけでがんの診断は確定できないため、多くの腫瘍マーカーは、参考になる検査の1つとして、診察や画像検査の結果などと合わせて使われます。また、全てのがんで特定の腫瘍マーカーが見つかっているわけではありません。

 

 また、生化学的検査という項目も明細書に記されていました。

 

△先生からの言葉をメモしたもの

 

 こうして私は、一人「済陽式がんの食事療法」と、栄養学の専門家である井上八重子氏が仰っていた「子宮がんには人参による薬効」という光を頼りに、食事療法と生活改善に取り組み始めたのでした。

 

△毎日、疲労の中なんとかつけていた、経過観察用の走り書き

 

 私は当時、週に5日ほど、朝9時から夕方の4時までは某イオン店舗にて勤務し、夕方5時から9時の間には1日1~2時間ほど、自営業の仕事を自宅にてしていました。また、月に何度か、土日を中心として、出張による委託の仕事を受けていました。自分の夢を実らせるために、当時の境遇の中で選択せざるを得なかった、ダブルワーク時にトリプルワークという働き方でした。病気は待ってはくれませんので、私はこうした生活の中で、すぐに「済陽式がんの食事療法」と国立がん研究センターによる「がんの予防ガイドライン」に従った適度な運動等の取り組みを始めたのでした。

 

 私は30代を過ぎたころから、顔の周辺また首にかけても、ブツブツ(発疹)が広がってしまいました。慢性的にこれが出ており、食生活は何も変化していなかったことから、食事が原因であるとも突き止めることができず、ホルモンバランスが変わったことが原因だろうか?また、長く重い犯罪被害体験の荷を負って、片方の足に錠をかけられた状態で、一歩一歩と生きてきましたので、自分ではどうすることもできないストレスの蓄積が、身体に現れるようになったのだろうか?と推量していました。心に闇が降り、この身体と共に、闇と共に、生きてきました。

 

 ところが、12月12日頃、食事療法を始めてほんの数日で、この根の生えたような不動の発疹が、減り始めたのです。顔を洗った時に気付いたのでした。

 

 12月14日夜、髪を乾かしていたら、触り心地が違うのです。つるつる、すべすべになっていて、まるで4歳の時空に突如いま帰ったようでした。子どもの頃に楽しく触っていた長い髪の感触をわが手に感じたのです。犯罪被害の長旅とその先に訪れた病と、心に降りた闇の中、突然命と心に差した明るい光が私を驚かせました

 

 忘れもしません。私が当時食べたメニューのことを。幾重の疲れによりメモに書き残す力も残っていなかったので、これはありませんが、私は、無農薬人参と無農薬レモンとを混ぜて作ったジュースに加えて、働いていたイオンでハチミツと、12月になって入荷するようになった海藻のめかぶ(すなわち旬です)、そしてヨーグルトを購入して食べたのです。あなたも「済陽式がんの食事療法」の柱となる項目のリストを後に見てくださいね。これらの品目がリストに含まれているのです。

 

 私は本に学んだ通り、実直に素直に食事療法を実践していきました。そのレベルは、ジュースにおいては「予防」の範疇に相当する摂取量です(本をご参照のこと)。これだけでつぶさに身体が変わったこと、メモには想定外の明るく純粋な光が訪れたことへの驚きを書き留めてあり、皆様に実際の療法に取り組む私の臨場感そして生の声が伝わればと掲載しました。

 

 私が最初に出会ったのは、「無農薬・無肥料栽培」による「自然栽培」、すなわち、クローバーしか土には持ち込まないという純正たる「自然栽培」を何十年という長い年月に渡ってひたすらに続けてこられた人参農家さんでした。通勤電車の中で、スマートフォンごしに、抗がん食事療法の要である無農薬の人参を急ぎ探す私の目に、光の矢が魂に降りたかの如く、その農家さんの販売ページがストレートに飛び込んできたのです。私はスマホの画面に収まる程度の短い販売文を読み、何の淀みと不信感も感じなかったために、即座にその場で購入を決めました。良くも悪くも様々な無農薬の農作物が販売されていることを知ったのは、これよりずっと後のことです。

 

 皆様、野菜とは本来薬草です。日本人は古来、野菜を薬草として食べてきたからこそ、民間に様々な教えが残っているのです。野菜あらため薬草の薬効とは、肥料の投与により「ぼける」、また収量を重んじるための慣行栽培(化学農薬使用による栽培法のことです)によっては、ほぼ完全に消失されるものです。私はこのことを最初に出会った農家さんによって教えていただきました。純正なる「完全無農薬・無肥料栽培」にて作られた野菜また果物をジュースにして飲むようになり、身体で本当のことを知ったのです。これは後でお話を伺ったのですが、純真なるものを食べることで、土に様々なものが持ち込まれることによって育ったものとはいかなるものであるのかということが分かるのであると。その農家さんはこれを正しい食育であると仰っていましたが、これは押し付けではなく、この通りの体験に学び衝撃を受けました。

 

 私を食育してくださったのは、こちらの農家さんです。

 

 秋場農園(北海道北見市東相内町) 故秋場和弥さん

 

 私は和弥さんの最後の命の光をいただいて、命も魂も蘇生した人間の一人です。その人参の深く蘇生させる安らかで大きな薬効は、今も私の命と魂に鮮やかに記憶されて忘れられません。和弥さんは天職を奉じられ病人を蘇生させてこられた方です。

 

 今は、息子さんの秋場知徳さんが、ご先祖代々のお役目をお優しいお人柄にて引き継がれました。感謝の心深まるばかりです。

 

 秋場農園 自販サイト

 

 また、レモン農家さんにつきましては、三尾農園さんのレモンをいただくことのできる1年における限られたシーズンは、私にとって本来の薬草レモンを命の中で感じることができる、最も幸せで最も淀みない、まさに真実の「真」の果実をいただくことのできる貴重な日々となっています。「完全無農薬・無肥料栽培」という言葉にて、私達病と向き合う人々に目印を立ててくださっています。もちろん真実です。

 

 三尾農園(和歌山県日高郡みなべ町東岩代) 自販サイト

 

 お二方に、本来の人参とは、本来のレモンとはどのような野菜または果物であるのかという基準を教えていただくことをお勧めします。もちろん、購入をもって、そしてジュース化して一定期間に渡り飲用させていただくことを経てです。

 

 

 一方で、12月20日には、地元の産婦人科医院を再度訪れました。断層撮影法による超音波検査を受け(胸腹部)、病変が見つかりました。左側のメモ用紙は、先生直筆のものです。先生はこれを「子宮内膜症系 腺筋症」と診断しました。聞きなれない病名で、自宅に帰ってからこの病気の末路に至るまでの全体像を知ろうと、一人蛍光灯の光が包む自室で、パソコンを凝視しました。難しい病だということ、特に妊娠において難しい病であるということが、専門科をもった病院のホームページに記されており、私の心にさらなる衝撃が下りました。

 

 後のこととなりますが、この病変の正体を知ろうと、私は、3か所の病院をはしごしました。別の地域の産婦人科医院においては「子宮筋腫」と診断されました。そして、インターネットで専門性の高さと症例の数とを見定めて最後に訪ねた、順天堂大学医学部附属順天堂医院においては「子宮筋腫」後屈型であると診断され、これまで以上に明瞭な写真を確かに見せていただきました。自分の目で見ても、それは「腺筋症」ではなく「筋腫」として見えました。確かに丸い腫物ができていたからです。

 

 あなたにも、診断には精度の高い機械を用いた検査と撮影をしてくれる大病院での診断を、例え、選定医療費がかかってしまったとしても、正確に確かめるために選択することをお勧めしたく思います。

 

 相手が子宮筋腫であるならば、子宮筋腫をどう治すかという方法を見定めて学べばよいですね。病気の実態を明らかに知ることは、病気を克服することにおいて重要な要素です。

 

 

 私のメモです。異形成とは、膣の奥、子宮口のところにできるので、指を入れれば自分で触ることができます。私は治療期間中、毎日のように触ってどのように変化しているかを確かめていました。気付かずに異様なものができていたものでした。患部はざらついているのです。膣の中の質感は食事療法数日後にして早くも変化したことが感じられたので、明るい驚きと共にメモを取りました。

 

 

 「済陽式がんの食事療法」では、「限りなく減塩」を目指します。私は当時、塩分を1日に3gも摂っていなかったと思います。別の機会のことですが、同じような食生活を続けていて、とある大学病院で腎臓の検査をしていただいた時のこと、先生から、(検査の結果)塩分が3gしか出ませんでした。これは、意識して心がけているという以上の結果だと言われたのを覚えていますので、確かな数字です。先生には珍しく感じられた様子でした。

 

 塩分は腎臓にも影響を及ぼし、これを病ませるものです。ピロリ菌と胃がんとの関係を知っている人間は多いものの、このことを知る人は少ないのではないでしょうか。腎臓の病は心疾患リスクを大きく引き上げます。

 

 

 「済陽式がんの食事療法」を始めたばかりの頃の、いわばよちよち歩きのメモ書きですが、病が病でしたので、本に書いてある通りにとかなり繊細に食材は選んでいました。例えば、済陽先生の本の中に患者さんの体験談が複数取り上げられているのですが、その中に、「1日10種類の野菜と果物を食べ、毎日1回はキノコ類、根コンブなどの海藻、納豆、ハチミツをとる」という文章があります。私は実直面にこのまま、実践し続けて今日に至ります。疲労によって押し倒されて買いそびれたり、料理ができなかったり、または旅行による外出でやむなく食べられない場合を除いてです。私は台所で毎日10種類の野菜と果物を使ったかをカウントして確認します。また、別の例を挙げますと、先生は魚食について、「タイ、カレイ、ヒラメ、タラといった白身の魚、アジ、イワシ、サバ、サンマといった青魚、アサリ、シジミ、カキ、ホタテといった貝類、エビやカニといった甲殻類、イカ、タコなどをとりましょう」と具体的に指定しています。治療中は、これに実直面に従って魚介類を選択していました。

 

 皆様に先生の本と合わせて注意を促したいこととしては、タコなどの魚介類には、亜硫酸塩などの食品添加物が使われている場合があるので、魚介類を購入する時には、パックをひっくり返して必ずラベルを確認しましょう。結果として私はタコを食べられなくなりました。

 

 また、秋場さんの人参を途中で切らしてしまい、次の便を待っている間に、地元のスーパーで千葉県産の有機人参を購入し、代替品としたことが記録の通りありました。様々な農家さんの手により作られた人参を食事療法用にいただいてきた私ですが、JASマークが付いていて、これほどに死んだ人参とはこれだけでした。この、同じ人参とは思えない、まったく別の野菜だと感じた2つの人参についても、全国に伝える必要があると思います。

 

 尚、千葉県の土の上で良心的なお心にて「無農薬・無化学肥料栽培」の人参をお作りくださっている力強い男手による農家さんもあり、心から感謝しながら今日までいただいています。決して土のせいではない。このことも分かったのです。

 

 しかしながら、千葉県は非常にゴルフ場の多い地域性です。ゴルフ場にはノニルフェノールを含む薬品が除草剤として使用されることが分かっており、注意が必要です。農家の圃場への農薬ドリフトもあり、実際に、私も千葉県の人参農家さんにお世話になるシーズンが一定期間生じるのですが、どの農家さんの人参も、他県産とは明らかに異なるピリピリとした味覚を覚えます。農薬はピリピリとして感じられる化学物質です。済陽先生の指導により、一晩水に浸けて農薬を浮かび上がらせ、流水でよく洗ってから、ジュース化するように心がけています。こうしますと農薬特有の角のある味覚はまろやかに変わりますので、表面に付着したものはほとんど洗い流せたものと思っています。実際に薬効については、真面目にお作り下さる生産者さんのものですと、ある程度感じられますので、ありがたくいただいていますが、こうした農家さんと地域の大半を化学物質にて汚染している他の住民また事業者たちとは異質な生き方を選んでいる者同士であると認識しています。皆様も一度、千葉県のゴルフ場の実態をご覧になられてみてください。

 

◎google mapにより千葉県を航空写真版にてご覧ください

 

 無農薬人参を育ててくださっている日本の農家さんは、ご夫婦で営んでおられる場合もありますが、その要となる人物は全て男です。とても真似のできない力技で、病人に2週間に一度10kgの人参をどかどかと送り出す凄腕です。

 

 また、当時の私は、あなたに勧めた最後の本を手にしていませんでした。まだ出版されていなかったと思います。ヨーグルトは、祖父が前立腺がんを患ったことのある私には避けるべきものだったのですが、知らずに、療法の項目に従い毎日おいしく食べていました。あなたは気を付けてください。いずれにせよ、詳しくはご紹介した済陽先生の著書の中にすべて書かれています。

 

 また、この段階ではまだ手探りの状態で、料理の仕方が悪いものもいくつかあります。試している段階と思って見てくださいね。例えば、私はニンニクとニラの掛け合わせでは身体が熱にやられすぎて、また、胃に刺激が強すぎて、食べることに適さないと試して分かりました。ニンニクや生姜は、食すと1日6gという少量でも胃炎を起こしやすい食品です。

 

 

 一日一日と、少しずつ食品とその薬効について学習している筆者の様子です。

 

 

 1月9日のメモの中に、「頸部のざらざらも質感が変わった」とあります。

 

 次いでノート右側の下部に、人参の違いについての実感を記してあります。このことについて説明します。

 

 一言で「有機栽培」といえども、生み出される作物には、生産者によって天と地の差が生じるものです。その差は薬効において歴然とした差異として感じられるもので、両者は全く別の作物ではないかと感じられるレベルです。

 

 私は今日2023年12月7日時点で食事療法に取り組み6年が巡りました。この歳月の間に、日本の多くの無農薬農家さんに支えられる一方で、作物の中に毒が投じられている(農業者は、個性のつもりでまたは農家によっては調味料のつもりで、得意に肥料をブレンドしている場合がある。こうして土に投じられた肥料が、身体に発疹をもたらしたりと、毒として働いた)、または、作物そのものが本来もつはずの薬効が完全に死んでいる(治癒力を感じない・これまで順調に治癒が進んでいたものが、停滞する)と感じる有機野菜また果物とも自分の身をもって出会ってきました。

 

 私はこの農家さんのことをもこのブログにて公表したいと考えます。

 

 長野県佐久市また南佐久郡は、有機栽培が盛んな地域ですが、独特の地域性で、有機肥料を調味料のようにブレンドしてみたりと、個性を主張しようとする農家が複数集まっている地域なのです。それは彼らの自販サイトを閲覧すれば分かります。その農作物を病の治癒のために食べたいと命の次元で求めている需要者の現実と、かけ離れた供給者の意識の実態があることを、この場にて告発してしまいたいと思います。佐久は水が清浄であるので野菜に含まれる自然界の恵みは貴いものです。太陽の恵みもまた偉大です。農業者には純正なる「自然農法」また「自然栽培」を学んでほしいと望むものです。

 

 「佐久ゆうきの会」は、各地のイオンへの販路ももつ収量を上げられる会となっており、現実として広く病と向き合う人々の命の支えとなっている会です。こうした会もあることから、ぜひ改善についてご検討願いたいものです。

 

 例 さかまき農園(長野県南佐久郡小海町)

 飲用すると必ず現れる発疹に苦しめられました。様々な人参を飲用させて頂いていますが、初めての体験でした。佐久は「自然栽培」において異質な場所であるという真実を垣間見た体験でした。

 

 例 「ひでさんの癒しの人参」こと伊藤秀幸農園(北海道常呂郡訓子府町)

 「癒しは卑しい」という言葉を真に感じた農家でした。「無農薬・無肥料栽培」という言葉にその薬効を信頼して購入しましたが、病の期間中、こちらの人参をいつもと同じ要領にて飲用していたところ、これまで順調に粘膜・皮膚の治癒の進行を実感していたところが、停滞したのです。作物の売り出し方も卑しく日本人の心には感じられ、私は二度とお世話になりません。

 

 こうした体験を経て、私が分かるようになったこととは、その生産者がどのような動機と目的によって作物を作ったのかが全てであるということです。自分を、家族を、仲間を、人を生かそうとして作ったのか。あるいはそうではないのか。(つまり自分がその金で食えればそれでいいのか。)この一言です。作物とは生産者の生き方と心とを反映します。

 

 病識を持ち、人参とは病人にとっての薬草であるということを心得、延命を図り生きようと努めるがん罹患者や、喫煙被害により生じやすいことが知られる子宮内膜症罹患者、眼病罹患者またその予備軍、様々な皮膚病にひっそりと苦しめられ続ける皮膚病罹患者など、来る日も来る日も巡る陽光のもとで、ひっそりと病の闇と対峙し続ける人々を確かに見つめ、その病気を治そうとの意思と動機に発し、これを薬草農家のお役目であると自覚している方々が、その手に生み出した薬草すなわち、無農薬人参であったり、無農薬りんごや無農薬レモンであったり、無農薬キャベツであるわけです。

 

 先程にも申し上げましたが、自分の身体でその農作物の正体を判別できるようになるためには、農薬、化学肥料はもとより有機肥料についても、その一切を土に持ち込まずに、自然の摂理に少しの人間の知恵だけを加えて作られた薬草を身体で覚えることです

 

 長年に及ぶ犯罪被害と、その茨の道の先にさらなる闇の鉄槌となって下りた、子宮頸がん前がん病変と子宮内膜症の疑い。来る日も来る日も何事もなかったように巡り来る突き放す陽のもと、ひっそりとした闇の中で自らの境遇をひたすら受け入れて歩む私の命と魂に、純正なる「完全無農薬・無肥料栽培」によって真摯に作られた人参やレモンは、深い大きな光を満たし、自然界の豊かな土台に生かされるという深い安心と安息を与えてくれました

 

 大自然の中、清浄な風を身体いっぱいに吸って知ることで、都市の汚れを明らかに知ることができるものです。水のふるさと、水源の森にて、生まれたばかりの天然水を飲み、これを身体に浴びて純真な水を知ることで、暮らしの地を流れる河川の汚れや、海の汚れを知ることができるものです。不純物とは、純真なるものを身体で知ることで、初めて自覚できるようになるものなのです。現代人にはこうした体験が悉(ことごと)く欠けています

 

 これから、先に歩んだ私のアドバイスに沿って、「済陽式がんの食事療法」を学び、病気の治癒に向け歩んでいこうとするあなたは、最初に、純然たる「完全無農薬・無肥料栽培」により育てられた農作物をストレートに選んで、これをジュースまたは調理に使うことで、野菜また果物の本来の姿、すなわち薬草本来の姿を身体をもって学びましょう。この先の農作物選びは、これを基準として身体に尋ねながら行っていけばよいのです。

 

 重ねて、ご病気の方が最初に選ぶものとしては、第一に、無農薬を大前提とし、化学・有機一切の肥料が無投入の無肥料自然栽培であること。中には、シンプルな植物性の有機肥料等を唯一用いることで収量を増やす工夫をする経営法にて、「無農薬・無化学肥料栽培」を行っておられる農家さんも存在します。こうした農家さんがご生産くださる農作物の中にも、次いで、力強い薬効を持つものがあります。しかし、薬草の純真なる姿を身体で知る目的にて、まずは私がお勧めした農作物を選んでみてください。病勢をなるべく速く削ぎ、患部を速やかに治癒させる目的も果たしたいものです。

 

 こうした野菜や果物を探していく上で注意したいこととして、「自然栽培」という名は幅をもって使われており、多くの農家では有機許容農薬または有機肥料を使用した作物をこの言葉のもとに販売しています。よく調べてみましょう。

 

 健全な薬効を十分に宿した薬草を育てる「自然農法」また「自然栽培」の根本とは、土そのものを生かすことです。土を生かすということは、土壌に人為肥料のごとき不純物を用いず、どこまでも清浄を保つことです。そうすれば土壌には邪魔物がないため、本来の性能を充分に発揮しうるのです。その地域における太陽の光と固有の雨と大地の水そして土、こうしたその土地固有の自然環境に根差すものから、人間である農業者の精神性が不思議と形に現れる野菜また果物が育つことから、自然農法従事者またこれをよく知る者の間では、この農法を「芸術農法」とも呼称しているんですよ。アートとは形なき心や魂の世界を音楽などの作品に現すものです。

 

 未来の子どもたちに、安心安全で美味しいものを提供したいという思いから、作物に悪い影響を与えず、自然と向き合いながら、愛情を込めて大事に育てていく方法を模索してこられた農家さんに、薬草として野菜また果物を買わせていただくのです。

 

 

 これは、昭和30年代生まれの母が私を育てている時に手にしていた「四群点数法」という栄養学の本を開いて、食事の見直しに役立てた時の学習記録です。

 

◎女子栄養大学提供「四群点数法のすすめ」を読む

 

 右ページにはクルミとアーモンドの文字がありますが、記事(1)にて前述したアフラトキシンの問題を知ってからは、全く食べなくなりました。輸入物しか手に届く場所で販売されていないからです。2023年11月までに、国産のクルミからアフラトキシンが基準値を超えて検出されたという報告は厚生労働省また農林水産省において出されていません。国産となると長野県産が検索エンジン上にすぐ出てくるものですが、2023年時点においては未だ広く農薬散布が行われる地域であり、特にリンゴ栽培を筆頭に農薬を最も多用する果樹園が多い地域性ということもあり、私は未だ購入したことがありません。例えクルミ農園自体は無農薬地帯であっても、農薬にはドリフト(漂流)の問題があるからです。また、この地域で販売されるクルミは少量の封に高値が付けられており、販売者の金儲け本位の感性を強く感じます。販売サイトから感じ受けるに、同じ民族性の者が作ったサイトではないと察します。帰化人をも含め中国人が多く住む長野県です。山の傍の地域にお住まいの方は、農薬散布の有無を確認した上で、地元の山林で採れるクルミをお買い求めになられると良いでしょう。

 

 

 私は、「済陽式がんの食事療法」の本を参照して自分なりに献立を作りながら、実際に食べてみて、身体に感じたところを書き留めるようにして、学習を重ねていました。

 

 あさりやホタテは、この頃、地域のスーパーの売り場から国産品が消えてしまい、代わりに中国産が大量に並んでいるさまを見かけるようになりました。皆様この国の海洋汚染には注意したいものです。国際ルールに定められた規制を破っての薬物使用などの問題が連なる国です。汚染物はすべて海洋へと流れ着くものです。

 

◎google mapで中国の河川や海の色と質を目視で確かめることができます

 

 阪口珠未の薬膳キッチンを学びながらのメモが取られています。

 

 この記事の執筆につきましてはここまでとします。一日も早く公開し、必要な方々の手に届けたいからです。続編につきましては、皆様に手渡すべき要点をまとめましてでき次第発信します。