はいたい!

ラッキーなあなたへ ハイビスカス

 

あの日に行けるとしたら

幼い母ちゃんを抱きしめたい。

 

沖縄が戦争に巻き込まれて

地上戦になったとき

 

生まれたばかりの妹をおんぶして

沖縄の南部から、はだしで北部にむかって

歩いて逃げた母ちゃんを抱きしめたい。

 

私の命がここにあるのは

つながれた命があるのも

 

100歳で亡くなった 私のおばあ

若かりしキヨおばあが、

幼い子どもたちを連れ

 

避難した沖縄の玉泉洞から追い出されて

 

「赤ちゃんは捨てなさい!」

 

と周りに言われても

 

『生きても死んでも、親と子は共である』

 

という信念のもと

子どもたちを守り、逃げぬいた。

産後間もない体で。

 

長女だった小学校低学年の母ちゃんは

妹、弟の世話をしながら一緒に逃げたんだ。

 

今、戦争の話をする母ちゃんは

時折 笑顔で、笑いながら・・・

 

その笑顔の裏で、耐え難い経験をしたんだよね。

見てはいけないものも見たんだよね。

 

『もう、戦争はいやだ。』

 

そう つぶやく。

 

せっかくの大切な たった1度の人生なのに

母ちゃんたちは

やりたかったこともできなかったよね。

 

 

たくさんの人が亡くなった。

 

明るく楽園のような扱いがなされる

沖縄だけど

 

戦後の爪痕はいろんなところで 

今でも残っている。

 

生活すると感じるんだ。

じわりじわりと浸透している

たくさんの違和感に。

 

幼い時から受けてきた教育に、格差に。

戦後こんなに 時はたっているのに。

 

何とかしたいと思っている。

私に何ができるかわからないけど

このままじゃいけないことだけは

わかっている。

 

 

今日も笑顔で生きよう!

自分が輝く太陽になろう!!

 

あなたにも幸あれ

ありがとう (にふぇでーびる) ハイビスカス