前回は「ブランドゼロ」について書きましたので
今回は「ブランドの定義」について考えてみたいと思います。
私の所属しているブランドマネージャー認定協会では
「消費者が、特定の商品やサービスを識別できているとき、
その商品やサービスを『ブランド』と呼ぶ。」
と、ブランドの定義を定めています。
ブランディングをするということは、
「消費者目線で物事を考える」
ということでもあります。
とても大切な事です。
いくら企業(サロン)が自社の商品やサービスに想いがあっても
お客様に伝わらなければ意味がありません。
企業(サロン)の商品やサービスに対する
「こう思われたいな」
「こうなんだけれどな」
という想いをブランドアイデンティティ(BI)と呼びます。
お店の商品やサービスに対するブランドアイデンティティが
お客様に伝わっているかどうかということが大切です。
また、気を付けなければならないのは
ブランドには「マイナス」のブランドもあります。
先日受講生にマイナスイメージのブランドを聞いてみたところ
船場吉兆
北朝鮮
中国産
東電
雪印
民主党
などなどの意見がありました。
皆さんはこの名を聞いてどう感じましたか?
お店に国産と中国産の食品があったら
どちらを買いますか?
受講生本人にとってはマイナスのイメージでも
他の方から見たらマイナスのイメージではないものもありました。
あくまでブランドとはお客様の主観の問題です。
なかには中国産は安いから良い!!という人もいるでしょう。
今回お伝えしたかったのは、
ブランドにはマイナスとプラスがある。
人によってブランドに対する印象は違う。
一度マイナスのイメージが付くと
プラスに持っていくのは大変。
ということです。
今回挙げたマイナスイメージ企業はあくまで例です。
人によっては不愉快な思いをした方もいるかと思います。
ご了承ください。