厚生年金の支給開始年齢を68歳へ引き上げる案
は見送りになりましたが何かと不安の多い年金財源
。私達が実際に年金を受給する年齢になった時には
どうなっているのかとても不安です。
その為にも、老後の資金の準備は
早くから心掛けておきたいものですよね。
「そこまで長生きしないから大丈夫よー」
なんて考える方もいらっしゃるかもしれませんが
日本人の平均寿命が男性79.64歳、女性86.39歳で
あることを考えると、そんなのん気なことも言ってられません。
最低でも平均寿命まで生きる為の資金は
準備しておきたいもの。
総務省統計局「家計簿から見たファミリーライフ」によると
世帯主が60歳以上の２人以上無職世帯（高齢無職世帯）の
1世帯あたりの平均収入が21.8万円、支出が27.7万円
差額の毎月の不足額は約5.9万円。
この差額を65歳から80歳までとして単純計算してみても
5.9万円×12ヶ月×15年＝1,062万円
これは生活費だけなのでそれ以外の医療や交際費と
いった臨時出費、それにこれからの年金制度のこと
などを考えると３，０００万円ほどの資金は準備して
おいたほうがよさそうです。
他にも、老後に旅行やレジャーといった趣味を
楽しみたいというのならもっとたくさんの資金を準備しておく
必要がありますよね。
その為にも、老後にどれくらいの年金を受け取れそうなのかを
知っておくことは大切です。
誕生月に送られてくる『ねんきん定期便』は
過去の年金加入期間や年金見込み額などとても参考になるので
是非チェックしてみて下さいね。
社会保険庁のサイトで年金額の簡単な試算もできますよ。
http://www4.sia.go.jp/cgi/simulate/top.pl