姉からのLINEに対して、私は少し曖昧な返事をした。
「そうだったんだね。お父さんは、言葉も身体も不自由だし、大変だよね。」
その後、姉からの返事はなかった。
明日、本当に来るのかどうか分からない。
そこで2時間後、私はこんな内容のメッセージを送った。
「お父さん、来年は帰ってこられるか分からないし、うちも受験を控えていて、秋に会えるかどうか分からないので、明日は気をつけて来てね」
するとすぐ返事がきた。
「帰らない方がいいかと迷ったが、気をつけて帰ります。」
私はもう、戦う気も話し合う気も全くない。
旦那と三女、二女家族が来てくれるので、和やかに過ごしたいと思っている。
それに、遺言書の内容は、爺さんの記憶が何度リセットされても爺さん本人は納得できるものだが、姉夫婦にとっては、本人でなければわからない。
そして次の日。孫の顔を見て、重苦しい気持ちはどこかへ吹き飛んでいった。
子供を産み、育てるのはとても大変だったが、甲斐があったと心から思う。
集合した時、姉旦那はブチ切れたような表情、姉は不安そうな様子だった。
しかし、私が「急に人数が増えてしまってごめんね」と詫び、いつも通りに接すると、姉夫婦も気持ちを切り替えられたようで、普通に過ごせた。
姉が爺さんに、昨夕のやり取りについて話をした。
そこで私は一応、「こういうことがあると姉と私の仲が拗れるから、やめてほしい」と伝えた。
今の爺さんは「以前からの爺さん」「分からない爺さん」、その二つが半分ずつ存在しているような状態だ。
だから、分からない爺さんがやったことなのだろう。
爺さんは、自分の立場が悪くなると話し合いさえ拒否する。
「言った」「言わない」と揉めるのが嫌なので、私は大体Apple Watchのボイスメモで記録を残している。
解散の30分くらい前、爺さんが「内容を確認したいから遺言書を持ってこい。」と言い出した。
爺さんの部屋にも置いてあるはずだが忘れてしまったのだろう。
姉が「開封できないよ。」と言い、事なきを得た。
本当は開封大丈夫だったと思います。
封してなかった気がする![]()
私は本当は怒りたかった。
コイツのせいで私の人生は、、、
なのにこれからも嫌な思いをしなくてはいけないのか。
姉夫婦に言った。
「お父さんは無職で20年生きているんだよ。
遺言書からも2年経っているし、思っているよりもだいぶ少ないと思うよ。」
その言葉に、姉夫婦は妙に納得した様子だった。
その後解散。
旦那と私で爺さんを買い物に連れて行き、施設へ送って行った。
何を言っても無駄だし、何か言っても可哀想と思ってしまう。
誰も呆けたくて呆けるのではない。
自分に一番困っているのは爺さん本人なのだ。
おわり
姉とのやり取りのきっかけとなったPCの不調。
今回は一言も出ていなかったプリンターだった。
爺さんは、もう何度も何度も不調にしているし、大して使わないから、もういいんじゃない?って言ったら、あれば使う‼️ときかないので、先日1時間格闘し、原因分からず、また再訪しなくてはならない。
今は自分と闘っている。
相手をブッ転がしてしまいたい私と
嫌なことなど忘れて幸せになりたい私。





